What we do
スターバックスコーヒー渋谷パルコ店壁画。お客様がいらっしゃる横でライブペイント。しかも3年間で4回、描き変えるというか上から絵を重ねていく提案。ただ壁画を制作するだけでなく「どこで」「いつ」「どのように」制作すると一番盛り上がるのか、お客様にとって意味のある壁画になるかを考えることが大切です。出来上がるものは壁画アートというシンプルなものですが、シンプルなものだからこそ、やり方を工夫して感動を大きくすることが可能です。
歯の詰め物セメントを作る株式会社GCの工場に巨大壁画。創業者がセメント瓶を双眼鏡にして未来を見通す姿を描いた。完成記念の写真はみんなで商品の瓶を持って撮影。この笑顔が一番の僕たちの作品かもしれません。大規模な壁画プロジェクトが年々増えています。プロジェクトの始まりから長いものですと1年かけて完成させるイメージのものも。さらに大規模な案件で今いただいているオファーも3年後に制作というプロジェクトもいくつかあります。
一言で言うとミューラル(壁画)アートを日本中、世界中に制作している会社です。
8年間で250作品以上の壁画を制作してきました。
主な作品
【スタジアム系】
・エスコンフィールドHOKKAIDOのダルビッシュ有&大谷翔平選手の壁画
・カシマサッカースタジアムのジーコ氏壁画
【飲食店系】
・スターバックス コーヒー シモキタエキウエ店、渋谷パルコ店の壁画
【企業オフィス系】
・みずほ銀行(みずほグループ)の大手町タワー壁画
・トヨタコネクティッド東京、名古屋、山形、沖縄、南アフリカ、各拠点の壁画、アート作品
【自主作品】
・原発事故で人口がゼロになった福島県双葉町の壁画群
・外苑前交差点ど真ん中の自社ビル壁面に毎月描くTOKYO MURAL SQUARE
画家・副社長の山本勇気を中心としたアーティストチームと、代表の赤澤を中心としたディレクターチームが一体となって壁画プロジェクトを仕掛けていくクリエイティブカンパニーです。
ミューラル制作も事業としては3つに分けるとわかりやすいです。
1)ミューラル(店舗・公共空間)制作事業
2)オフィスアート制作事業
3)ライブペイントや公開制作の企画・運営
順を追ってご説明いたします。
1)ミューラル(店舗・公共空間)制作事業
弊社の基本であり根幹でもあるメイン事業です。
至ってシンプル。飲食店やホテル、美容室といった商業施設、公共空間などにミューラル(壁画)を制作します。
大きなものでは50メートルや100メートルクラスのものを制作します。
クライアントと打ち合わせながらどんな絵にするかのラフスケッチを作り提案。
決定案を壁画にするために制作ヘルプメンバーを含むスケジュールを設定して、高所作業車を手配して、屋外なら条例などに適合するように調整します。
いざ制作がスタートすると現場で進捗管理やトラブルなどの対応。
みんなが協力をしてようやく壁画が完成します。
完成したら終わりではなく、プロジェクトによっては完成記念式典があったり、ムービー制作の依頼があったりもします。
そして最後はプレスリリースやSNS掲載などの広報を行なって完了。
日本各地で壁画を描いています。数えてみたら25都道府県で作品を制作していました。
あと22都道府県、行ってみたいですね。
コロナ前は海外案件もあり台湾、マレーシア、ラスベガスでも制作しました。
アメリカ進出を今、目論んでいます。
2)オフィスアート制作事業
オフィスにミューラル(壁画)アートを制作します。
上記のミューラル制作と何が違うのかと言いますと、ラフスケッチ提案までの打ち合わせの過程が違います。
クライアント企業の社員さん向けに研修やコンサルティングの要素も入っているところが大きく異なります。
打ち合わせ回数も必然的に多くなりますし、絵作りというよりは人材育成や組織変革の要素を組み込んだプロジェクト設計が必要になります。
描くテーマはミッションビジョン、パーパス、会社の歴史など。
オフィス移転や改装のタイミング、周年のタイミングなどでのご依頼が多いです。
パーパスや企業理念、ミッションビジョン、会社の歴史といったテーマをクライアントと一緒になり掘り下げていき「一番大切なWOW」を見つけ出し、それを壁画に掲げていく過程に重きが置かれます。
3)ライブペイントや公開制作の企画・運営
商業施設のイベント会場や駅、お店、時にはオフィスでもライブペイントや公開制作を企画して運営します。こちらは壁に描くこともあればキャンバスに描くこともあります。
ステージ上で30分間で音楽などをガンガン流して仕上げるタイプもあれば、公開制作といって数時間以上をかけて絵を制作していくタイプも。
外苑前交差点のど真ん中にある自社ビルの壁をTOKYO MURAL SQUAREと名付けて毎月描き換えを公開制作方式で行なっています。
以上の3つの事業の柱があるのですがいずれも重なり合う領域がございます。
Why we do
デロイトトーマツコンサルティング様との協業発表のために弊社スタジオにて撮影。スーツとオーバーオールのギャップをお届けすべく、みんなでワイワイ言いながら撮影しました。今の日本の会社に必要なのはアート、そう言い続けてきた弊社が本当に世界有数のコンサルティングファームと提携したことで具体的かつダイナミックな動きが取れるようになりました。
新しいパンフレット作りの際に今までに手がけてきた壁画プロジェクトの写真を並べてみました。これでもほんの一部。8年間で250作品。25都道府県に描いてきました。これからも壁画アートで日本中、いや世界中に「WOW」を広げていきます。
OVER ALLsの企業理念は「楽しんだって、いい」です。
「楽しもう!」でもなく「楽しめ!」でもなくちょっと控えめに「楽しんだって、いい」です。
高度経済成長。
「好き嫌いを言うんじゃありません」
「仕事に個人的感情を持ち込むな」
そんな言葉を大切にして日本は「楽しむことを後回し」にして進んできた。
実際に豊かにもなったし、国民はそれを実感できた。
経済・技術発展と縦への成長があった。
ところがバブル崩壊、リーマンショックを経て縦への成長は止まった。
今、日本を覆う閉塞感の正体はここにある。
例えば、テレビ。
白黒テレビが登場した。みんなが夢中になった。
カラーテレビが登場。三種の神器と呼ばれてみんな飛びついた。
動く映像が見れる、カラーで見れる、といったスペック(HOW)が人の心をワクワクさせていた。
その後、薄型テレビが登場し、地デジだから仕方なく買い換えた。
フルハイビジョンが登場し、4K、さらには8Kテレビの登場。
だんだんとスペック(HOW)へのワクワクは小さくなった。
スペック(HOW)でワクワクできないなら次は何か。
僕はそのキーワードが「楽しむこと(WOW)」にあると考えています。
経済・技術発展、左脳的、スペックといったHOWの成長から、
楽しさ・オシャレさ・面白さなどの右脳的、フィーリングといったWOWの成長の時代へ。
実はアートはWOWの象徴。
壁に絵を描いて何かのスペック(HOW)が変化することはありません。
ただただ人の心にWOWと響かせることに特化したもの、それがアートです。
僕は、そんなアートが今の日本に必要だと考えています。
僕たちは絵を描くだけの会社じゃない。
その向こう側にある価値観を広めていきたい。
この国を楽しい国にする、そのための手段としてのアート。
少し暗い話をします。
日本の自殺者は年間2万人。
先進国内では断トツの不名誉な数字。実際はこの3倍だと言われている。
10分に一人が自らの命を絶つ国。
私はこの原因は日本がスペック(HOW)一辺倒に成長してきたことにあると考えています。
なぜならスペック(HOW)には上下があり正解があります。
ということは社会に不正解という概念を生む。
その中で「私は不正解だ」と思う人は退場するしかなく、結果、自らの命を断つ選択をしてしまう。
ところが楽しむこと(WOW)には正解なんてありません。
その人が楽しいと感じるかどうかなんて自由。
アートも同じく正解なんてありません。
お互いの楽しむこと(WOW)を尊重し合う社会なら退場者なんで出ない。
僕が目指す「楽しんだって、いい」や「楽しい国、日本」はそんなイメージの国です。
この閉塞感をWOWとなるアートで打破して少しでも楽しい国にして。
自ら命を絶つような人を少しでも減らしたい。
だから「楽しもう!」でも「楽しみましょう!」でもなく。
控えめに、少しだけ。
「楽しんだって、いい。」
そんな想いの会社です。
具体的には
2025年までに会社にアートで「WOW」を。
2030年までに学校にアートで「WOW」を。
2040年までに社会にアートで「WOW」を。
ということで2025年の今は必死にオフィスアートやアートによる組織変革・AX(アートトランスフォーメーション)で日本の会社が少しでも「楽しんだって、いい」会社になるように推し進めているのです。
How we do
南青山の外苑前駅1-a出口より徒歩5秒のところにビル一棟を借りてオフィスに。中は狭いですが立地は最高です。ここをTOKYO MURAL SQUAREと名付けて毎月、公開制作で壁画を描き変えています。ですので写真のトランプ大統領の壁画はもう今はなく別の壁画になっています。
クライアントと絵の最終案を決めている様子。こんな形の打ち合わせを何度も重ねて壁画を制作していきます。壁画の知識ももちろん必要ですが、提案書作成、プレゼンをしていく中でクライアント業界について勉強し理解することも必要です。
会社の雰囲気をお伝えするために各項目別に解説します。
【人数と年齢構成や前職経験】
今現在は社長も合わせて正社員とアルバイトを合わせて10数名の小さな会社です。
年齢は20代前半から歳から40代後半。
部署というほど分かれてはいませんが、アーティストチーム、ディレクターチーム、 バックオフィスチームに分けることが出来るかと思います。
前職は過去に在籍した方も含めるとコンサルタント、イベント会社、設計デザイン会社、人材会社、TVディレクターなど様々です。
【会社設備、環境】
本社は南青山の外苑前駅1-a出口から徒歩5秒。 ビルに大きな壁画が描かれておりすぐに発見できます。 中は狭いですが場所は最高です。 普段はビジネス系、デザイン系の人がたくさん歩いています。 国立競技場や神宮球場、秩父宮ラグビー場で試合があった日は老若男女、すごい数の人で溢れます。
アトリエ倉庫は神楽坂駅から徒歩6分です。 古いビルの4階の秘密基地のような場所です。
基本的な勤務地は南青山になります。
【社内の雰囲気】
ワイワイやっていますがストイック、そんな会社です。
自分たちのクリエイティブを信じて決して小さくない金額を払っていただくお客様のために、 徹底して「WOW」を追求します。 毎回「お客様を笑顔にするためにはどうしたらいいか、本当に考え抜いたのか」と自分たちに疑問を投げかけトコトンこだわっていきます。
と、ここまで書くとストイックさが目立つような気もしますが、 実際に皆「本気で日本を楽しい国にアートでしたい」という想いに導かれてここに集まっているように感じます。
創業して8期目。 まだまだ小さな会社です。
掃除や、備品の管理等、全員で会社の全てのことをしなければならない状態です. 壁画の打ち合わせになれば、全員でプランを考え、提案し、 ライブペイントがあると全員総出で設営、本番、撤収。
軽い仕事は一つもありませんが、苦労を超えたその先には 毎回、グッと胸を打つアートの完成と、お客様の「WOW」があります。