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どんな仕事にも楽しさを見出し、常にワクワクしていたい 「笑顔で働く」を実行し続ける、強い意志で目指す世界

2021年下期MVPに選ばれた、宮内夏実(2017年新卒)は、入社以来、アカウントプランナーとして活躍。広告の枠にとどまらない広い視野で、お客様の課題解決に挑み続けています。また、2021年1月からチームマネージャーとしてメンバーの育成にもコミット。自らが変化を楽しみ、アクションを起こす姿は、ロールモデルとしての役割も期待されるほど、周囲に好影響を与えています。そんな宮内も、これまでのMVP受賞者同様、最初から順調だったわけではありません。いまの成果と仕事のスタイルをつかむまでには、たくさんの紆余曲折がありました。

ワクワクが一転、毎日が正念場の“暗黒時代”


宮内「半年間、目の前の仕事に徹底的に向き合い、これがベストだと思えるまでやり切る、という強い思いで仕事をしてきましたが、まさかMVPを頂けるとは思っていませんでした。なので、当日はとても嬉しかったです。なんだか夢のような気持ちでした」

受賞の瞬間を思い起こすかのように、弾けるような笑顔を見せる宮内。彼女のモットーは、「仕事は楽しんだもの勝ち」。「当然辛いことも、驚く程高い壁にぶつかることもありますが、どんな状況でも、プラス思考で取り組んでいる人と一緒に働いたほうが楽しくないですか? だから、わたし自身が率先して、そういう人でありたい」と話す表情は、なんともいえない豊かさをたたえています。しかし、その笑顔は、たくさんの涙と汗、挫折と努力の積み重ねが生み出したもの。この境地にたどり着き、MVP受賞につながる成長を遂げられたのは、宮内が2019年春から担当する、あるお客様との出会いがはじまりでした。

宮内「こちらのお客様は、オプトの歴史の中でも長年取引が続いている企業の一つ。プロジェクトメンバーの当事者意識も高く、営業の間でも『新しいことに挑戦できる機会が多いお客様』って話題に上がるようなお客様です。だから、当時の上司から『宮内に担当してほしい』と電話で連絡をもらったときは、とっても嬉しくって。このチームに自分が入ることにワクワクしていたのですが、現実はその気持ちが一瞬で吹き飛ぶほど厳しく、以来、一年半くらいずっとしんどい思いをしてきました。」

今でこそ、「あの頃は暗黒時代」と笑い飛ばす宮内ですが、当時は打ち合わせのたび、「話が分かりにくい」「何が言いたいのか全く伝わらない」「前任者と比べて頼りがいがない」など、お客様や上司からたくさんの指摘を受けたといいます。

宮内「悔しさもありましたが、お客様をはじめ、一緒にチームを組んでいるメンバーの時間を無駄にしていることへの申し訳なさをいつも感じていました。このままではいけないと分かってはいたものの、じゃあ何をすれば打破できるのかもわからず、『前任者なら何を提案するのか』『お客様はどう思っていて、何を言ってほしいのか』と、誰かの正解を探そうともがいていました。」

「最初から正解な選択も、失敗な選択もない』。
自分なりの答えを見つけた


こうした迷走が続くある日、当時、担当案件の営業部長の立場にいた現社長の栗本から、宮内は一つの言葉を投げかけられます。

宮内「『成長は仕事を楽しむための手段。そして仕事は楽しんだ者勝ちだよ』って言われたんです。当時は楽しいと思える瞬間なんて少しもないし、楽しもうとすら思ってもいなかったので、この言葉がずっと心にひっかかっていて。これをきっかけにせっかくならどんな状況でも楽しめる努力をしたい。そのために、自分が誰よりも成長したいということを徐々に考え出したように思います」

栗本からのアドバイスを胸に、お客様に提案してはそのリアクションを振り返り、ブラッシュアップを図ることをとにかく地道に繰り返す日々。この一つひとつのアクションを通して、徐々に、お客様の事業やサービスがどのような状態だったらみんなが幸せなのか? その未来を実現するために今何から始めればいいのか? を制限なく自由に発想し、従来の方法に限らず解決方法をお客様と一緒に考えるおもしろさに開眼します。

宮内「これは、『最初から正解な選択も、失敗な選択もない』と気付けたことが大きかったです。だからこそ、お客様のために徹底的に考え尽くし、考え抜いた先で自分がベストだと思うものを提案・実行し、自分の選択を正解にするしかない。そう思えた瞬間、肩の力が抜け、誰かにとっての正解を探すことをやめ、自分自身が誰よりも強い「意志」をもって仕事に取り組めばいいんだって思えるようになりました。」

そんな思いのもと、宮内の臨んだ一つの案件が、広告業務とは畑違いとなるとあるライブイベントの企画です。「一時間」という時間の制限だけがあり、その中の構成やテーマは一から自分で自由に創れる取り組み。前例がないながらも、これがお客様の課題を解決するために今やるべきことなのでは、と思い提案したところ、「おもしろいですね。やりましょう」の声が上がり、実現に至ったといいます。

宮内「オプトのなかでも初の事例だったので、ノウハウやフローは全くそろっていませんでした。けれども、初めてだからこそ、お客様にとってもその先にいるユーザーにとっても、やってよかったと思ってもらえるものにしたい。何も確立されていないなか、自分が提案した一つひとつを正解にしながら進めるやり方を経験できたことは大きな収穫でしたし、今でも思い入れのある仕事として記憶に残っています。」

自分を諦めずに信じ続けられた二つの源泉


このようにして、ようやく自分のスタイルを見つけ出した宮内ですが、たどり着くまでには、うまくいかずに落ち込んだ日も、プレッシャーに押しつぶされそうな日もあったはず。それでも諦めることなくやり続けられた理由を、本人は見出します。

宮内「目の前の仕事やこんな自分に対して全力で向き合い、本気で喜んだり悔しがってくれる仲間がそばにいたことです。まずは私の担当案件の前任者である六つ上の先輩。オプトの歴代MVPで誰よりも自分に厳しく周りに厳しい人なので、求められるレベルも期待もすごく高かったです(笑)。私がどんな状態でも、いい意味で求めるレベルを一切変えずに本気で接してくれていたので、絶対に超えてやる、という気持ちで向き合ってこられました。こんなに、人の可能性を信じてくれる上司はいないな、と今でも思います。

そして、同じ案件で約三年間携わり、数えきれないほどの苦節を共にした同期二人の存在も大きかったです。自分の選んだ選択肢を正解にする、というのはものすごく覚悟のいることですが、この二人が支え、アイディアを形にしてくれるからこそ、いつも頑張れました。相棒であり、戦友であり、仲間であり、形容する言葉が見つかりません(笑)。」 こうした周囲の存在が、逆境のなかにいても頑張れる源になっていると思います」

こうした環境での経験をもとに、宮内の仕事のセオリーは三つに集約されるといいます。

宮内「一つは、『広告は課題解決のための手段だと割り切る』ことです。広告代理店にとってお客様から予算をいただけることは、とても嬉しいことなのですが、お客様にしてみれば、広告費に転嫁しなければ利益になるはずのお金を充てている、ということ。そんな貴重なお金を使う目的を突き詰めて考えると、広告は課題解決のための手段という答えに行きつきます。ですから、課題が解決できるのなら広告にこだわる必要はないものの、手段であるからこそ解決策を見つける力、そのための選択肢の幅を持つことが不可欠です。これらを叶えるため、『成長意欲を持つ』ことは、二つ目の大切な視点だと感じています。 三つ目は、『人間味ある接し方』です。お客様とも社内の人とも、常に自然体で気持ちよく働ける自分でありたいです。わたしたちの仕事は、モノを売ることではなく解決方法を提示することですから、そこを介する人と人との関係は大切にしたいです。」

前向きに働く姿を見せることが、メンバーの成長につながっている

今回、宮内は担当するお客様への成果のみならず、マネジメントを任されているメンバー全員が目標を達成したことも評価されました。

宮内「とはいえ、数字や個人の行動を細かく管理したわけではありません。わたしの役割は、わたし自身が誰よりも楽しみ成長し誇りをもって仕事をする背中を見せること、そして仕事の手法だけではなく仕事への根本の向き合い方を教えてあげることだと思っています。一人ひとりが持つ悩みに対し、『それって、こういうふうにとらえたらポジティブじゃない?』『これができたら成長につながるんじゃない?』のように解釈の仕方を教えただけですから、まさにメンバー一人ひとりの頑張りによるものだと思っています」

本人はそう話すものの、好影響の発揮によってメンバーを鼓舞できるところは、宮内の才能の一つといえるでしょう。では、誰もが前向きに働けるようになるにはどうすればよいのか。下記のコメントにはそのヒントが隠れているといえそうです。

宮内「元々わたしは自分に自信が全くないタイプなので今は意識的に一日を加点方式で生きようとしています。「完璧ではないから減点」ではなく、「今からこの仕事を自分が面白く育てていくんだ」という視点です。同時に大切にしているのは、定期的な内省です。自分を取り巻く状況をその時点だけで判断して落ち込みそうなときは、過去の自分対比での成長幅を確認しています。すると、『一か月前のあのときと悩みの内容が変わっている』『こうした悩みが出てくるなんて、成長している証拠』のように現状をとらえ直すことができるんです。このように、定期的に自分の何がどの程度伸びたのかを見つける機会をつくることが、自分の更なる可能性を感じられる機会になり、結果的に『より成長したい』というプラスな感情に繋がっていると思います。」

ワクワクの最高地点を塗り替えられる仕事をし続けたい

どのような仕事であっても、楽しいと思えるものに自分が変えていく。そんな強い意志すら感じられる宮内という存在。彼女が目指す世界と、その世界で活躍する自分の姿を、本人はどのように描いているのでしょうか。

宮内「わたしたちの仕事は、お客様のサービスとユーザーの出会いをつくることだと思っています。わたしが携わっているお客様は、人材サービス業を営んでいらっしゃいますが、そのお仕事は誰かの人生や生き方を変えてしまうくらい影響があると考えると、その尊さを感じずにはいられません。これからも、その出会いをどれだけつくり、どれだけ良いものにするのか、にこだわり続けていきたいです。
わたし自身は今は具体的な夢はないものの、絶対に大事にしたいのは、自分の手掛ける仕事に誰よりも自分自身が楽しさを感じている状態であることです。どんな仕事であっても怖じけることなく、毎回「今が一番楽しい」と胸を張って最高地点を更新し続けるくらいの気持ちでいたいですし、そう思うためにも自分自身が仕事を楽しめるようなスキルや知識を身に付け続けたいです。自分が成長した分だけ、自分とメンバーの視座が上がり、オプトが提供できる価値も広がり、お客様の事業に好影響を及ぼすことができる。そう考えたら、さらにワクワクしませんか? わたしはこの気持ちをずっと大切にしたいですね。」

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