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マーケティングで意識してほしいのは「周期性」と「ベタなもの」

周期性マーケティングという言葉があります。

何年かに一回流行るものがあります。7年周期、30年周期...など。

その中で、例えば、30年ごとに流行るものがあります。30年目のものが、リプロダクトされて世の中に出てきて流行ります。

今だと、平成初期のころですね。僕が10歳くらい、小学5年生くらいのときのものが流行っています。「平成ポップ」という言葉をよく聞くようになったと思うのですが、これも、30年周期のマーケティングですね。

音楽、ファッション、食の分野などにおいて、30年前のものが、リプロダクトされて流行ります。それが例えばどういうところに現れるかというと、多分ほとんどの人は見てないと思うのですが、仮面ライダーや戦隊もの。実は、主題歌を親世代の流行ったアーティストが歌っています。『仮面ライダーセイバー』の主題歌は、東京スカイパラダイスオーケストラです。『仮面ライダーゼロワン』の主題歌は西川貴教さん。明らかにお母さん、お父さんたちをターゲットにしているわけですよね。


今ポケモンも、大人の間でも流行っていますね。子供のアニメや、その主題歌などに、お父さんお母さんたちに流行ったものを当て込んでいることがあります。

ファッションなども、「お母さん」世代に流行っていたものがリプロダクトされて流行ります。それはなぜかというと、購買活動が連動しているからです。お母さんと買い物に行くときに、手に取ってもらえるように。


ウインタースポーツをする人だったらピンと来るかもしれませんが、スキーウェアのカラーバリエーションもこの周期が適用されます。

30年前のスキー場って超カラフルなスキーウェアが流行ってたんですよ。今の新卒5年目くらいのメンバーが大学生のときに行った時は、地味めのものが流行ってたはずだと思います。しかし、ここ数年前からまた派手目なスキーウェアが流行っています。

スキーに関連して、今年、ロマンスの神様スキー場っていうのが長野県にオープンします。

これも僕らの子供時代の流行りなんですよね。


他にも、アクセサリーはハートが流行る時期と、クロスが流行る時期があったり。服も、ボーダーの流行り、ドットの流行りなどがありますね。こういった、周年での流行りがあるので、意識してみたり、過去のものを参照してみると学びになるかもしれません。


先週、「翔んで埼玉」がフジテレビで放映されましたね。

今、各店舗でコラボレーションをしている中で、そういった機会を活用することはかなり大事です。アンテナをはっておくこと。人がものを買いたくなる、興味を持つタイミングに情報を流すことができているか。


この時期でいうと、「おせち」も当てはまります。おせちの予約は、今が終盤です。

クリスマスも、さまざまな場所で情報が解禁されていますね。ベターなものは、やはり強いです。


温泉道場の企画では、ついついベタなものを忘れて、とんがった企画だけやってしまうケースが多いです。でもベタなものを忘れないでください。例えば、冬至のゆず。あまりにもベタすぎて、ゆず風呂を提供するのを忘れた年がありました。そうしたら、目に見えてお客さまの数が減り、大いに反省しました。


年末年始に関連して、初詣、おみくじ、餅つき、鏡割り... そういったベタなものを忘れずにいてほしいです。「お正月っぽい音」、お正月におでかけに行くと鳴ってますよね。ああいったものも大事です。商業施設である僕らの役割のひとつは、季節感をお客様に伝えるということだと思います。ベタなものを忘れないでください。クリスマス。ゆず湯。お正月。バレンタイン。


これからPRをすることとしては、まず11月23日ロードショーの『翔んで埼玉』。

今も注目度が高く、たくさんのお客様がいらっしゃっていますが、放映後はもっと伸びるはずです。もっと、応援されます。なので、燃え尽きないことが重要です。

提供する側としては、もうお腹いっぱいな感覚はあるかもしれません。しかし、世間の需要と仕込む方の温度感には違いがあるので、意識してほしいです。


おふろcafé utataneも11月23日は、十周年ですね。しっかりPRをしていってほしいなと思います。世間が必要としているときに、情報をちゃんと出すということは大事です。


1月。トップを狙うお店はしっかり狙っていってほしいなと思います。

アウトドア施設は、ゴールデンウィークや夏の仕込みを、この冬にしましょう。

一年の流れを意識してほしいです。売上を上げられるタイミングってそんなにありません。


需要が起きるタイミングで情報を流さないと、意味がないです。

そういった意味で、改めてこの11月の残りの過ごし方というところをぜひ意識してもらえればと思います。


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