Oh my teethで働くメンバーの入社秘話や業務内容、仕事を通じて得た学びを綴るインタビュー企画。
第四弾は、人材系HRtechスタートアップへの就職を前に、マーケティングチーム (Oh my teethではGrowthチーム)のメンバーとしてインターンをしていたYutakaさんを特集します。
以下をご一読いただくと、本記事の理解度がより高まると思います。ぜひご覧ください!
▼これまでに実施したインターン生インタビュー
・【第一弾】「夢を実現するための能力」を身につけたい!就活後の長期インターンを通じて得たもの
・【第二弾】大学1年生でSEO運用リーダーに!急成長スタートアップのインターンで得た「あらゆる好奇心をカタチにする力」
・【第三弾】建築学専攻の私が長期インターン!?エンジニア業務を通じて形成された「実業志向」
▼本記事はこんな方にオススメ!
・将来、個人事業主や経営者としてビジネスをしたい方
・論理的思考力や数値読解力を会得したい方
・マーケティングの観点から、ユーザーにアプローチしたい方
人生の転機となった海外生活・個人事業
ー本日はよろしくお願いします。まず、簡単に自己紹介をしていただけますか?
愛知県の大学の現代社会学部に所属しているYutakaです。大学では、映像や音声メディアについて学んでおり、企業と提携してラジオ放送番組の制作をしていました。
大学を2年休学していて、1年は自身で立ち上げた個人事業の運営、もう1年は複数社で長期インターンを経験しました。復学後にOh my teethでインターンをした後、この4月からHRtechのスタートアップでマーケターとして働きます。
なかなか個性的な研究・課外活動ですね!インターンをはじめた理由もぜひ伺いたいのですが、個人事業では具体的に何をされていたのですか?
フィットネス事業を立ち上げて、友人と一緒に運営していました。潜在顧客向けのメルマガを作成・送信したり、自宅で運動ができるオンラインフィットネスサービスの立ち上げなど、マーケティング・新規事業周りの仕事を担当していました。
この経験がきっかけで、規則や時間に縛られない自由な働き方に魅力を感じるようになり、「個人事業主」や「経営者」をキーワードに将来を考えるようになりました。
ありがとうございます!個人事業やスタートアップに興味を持つ方が年々増えていますが、母数としてはまだまだ少ないと思います。個人事業に興味を持ったきっかけを教えてください。
フィンランドへの一人旅です。大学入学と同時に幼少期から続けていたサッカーを辞めたのですが、スポーツ以外の道を見つけたくて、海外に出てみようと思いました。現地の仕事に触れる機会もあったのですが、時間や場所に縛られることなく自由な働き方ができる選択肢があることを知りました。
「働く=決まった時間に決まった場所でPCと睨めっこする」という固定観念を持っていた当時の自分にとって、仕事に対する価値観が大きく変わった出来事でしたね。自由な働き方を実際に体験しようと思い、帰国後に個人事業をはじめました。
異文化に触れ、価値観が変わったのですね。個人事業を続ける選択肢もあったと思いますが、長期インターンをはじめようと考えるようになった背景を聞いてみたいです。
こちらもフィンランドでの学びが大きく影響しています。現地では長期間のインターンシップを経て、正社員に登用されるケースが多いと聞きました。
私は帰国後1年ほどで2021年卒として就職活動をはじめる時期を迎えましたが、海外のようにインターンシップを挟みたいと思って。ちょうど「個人事業主とは違った自由な働き方もあるのではないか」と考えていたこともあり、休学をしてインターンシップに打ち込もうと決意しました。
会社経営まで入り込めるマーケティングの魅力
個人事業で得たスキルや学びは、インターンでもフルに活かせそうですよね! Oh my teethに入社後はどのような業務を担当したのでしょうか?
主に二つの業務を経験しました。一つは、ユーザーとOh my teethメンバーのコミュニケーションツールであるLINEトーク画面のUI改善です。
Oh my teethでは、LINEを通じて歯科矯正に関するお悩み相談・初回相談の予約ができます。より多くのユーザーに相談・予約をしてもらうために「見やすい・触りやすい」デザインを目指して、ユーザーがトーク画面を操作しやすくなるようにタブの配置を変更するなど、日々試行錯誤を繰り返していました。
もう一つは、マーケティング全般の実績管理です。Oh my teethではネット広告やYouTuberとのコラボ動画など、さまざまな経路から新規ユーザーの獲得を目指しています。その中で、経路毎のLINEアカウント登録数や来店予約数などの数値実績をデータベースで管理し、数値変動の要因を分析して、社長やメンバーに共有する役割を担っていました。
他社でWEBマーケを担当している友人がいますが、通常は社員が数値管理を行うケースが多いと聞いたので、かなり裁量を持って仕事をすることができたと思っています。
学生さんが想像しているWEBマーケとかなり近しい業務をされていたのではないでしょうか。マーケターとして仕事をする中で感じた楽しさ・醍醐味があればぜひ教えてください。
数字という観点から会社経営にも関与できる点は、働いていて魅力に感じますね。前提として、Oh my teethは「LINE登録→来店→決済」の流れで新規の売上を立てているのですが、自分が打った施策を通じて、登録数・来店数・決済率と全ての変数の変化率をチェックできます。
決済数が増えると会社の売上は増加するじゃないですか。ユーザーに来店を促すだけではなくて、遠隔的に決済をも促すことができて、結果的に経営数値をも管理できる部分はマーケターの醍醐味だと思います!
チームの枠を超えて、経営領域まで入り込んだ働き方ができるのですね。対照的に、仕事をする中で辛い・苦しいと感じる部分もお聞きしたいです。
アイデアを形にするための根拠集めです。第二弾で、Keisukeさんが「インターンを通じて、数字 (事実) から課題やネクストアクションを抽出する習慣がついた」と話していましたが、事実の収集や共有には膨大な労力を要します。
たとえば、チーム内でツール導入による業務効率化を実現したいときは、まず「なぜ導入する必要があるのか」「導入することで何が解決されるのか」「導入することでどれほどの恩恵がもたらされるのか」を、数的根拠や定性的な事実をもとに証明しなければなりません。論理的に納得感のある提案ができてはじめて、ツールが導入されます。
思考体力的にかなり根気強く取り組むことが必要とされ、時には「大変だな」と思うことも正直ありますね。
将来の夢は、ユーザーの心理を汲み取れるマーケティングのプロ
インターン生ながら経営にも関与できるほどの裁量と引き換えに、相応の責任感や忍耐力が必要とされるのですね。苦労を乗り越えた先に、どういった成長があったのでしょうか?
仕事に対する視座が圧倒的に高まりました。前提として、GrowthチームではLINE登録数や来店数などの短期的な変数には日々触れるものの、決済数や広告コストなどの長期的な変数にはなかなか意識を向けることができないため、ユーザー心理の「入り口」をよりよくすることに思考が集中しがちです。
しかし、入社後の業務に粘り強く取り組み、数字読解力や論理的思考力を会得した後は、会社の経営的な変数にも興味のベクトルが向くようになりました。具体的には、自分が打った施策が会社の売り上げに対してどの程度影響を及ぼしているのか、改善のためには何が必要か、日々思考を巡らせて具体的な行動まで移すことができるようになり、成長を実感しています。
インターン生ながらも会社経営に興味を持ち、実際に行動できることは素晴らしいと思います。4月からは社会人として活躍されると思いますが、これからの夢や目標を教えてください!
「何を・なぜ作るのか」という概念からサービスを定義するプロダクトマネージャーや、ユーザーニーズに沿うプロダクト概念の定義・販売方法の設計を行うプロダクトマーケティングマネージャーになりたいです。
インターン業務を通じて、会社経営やプロダクト設計・拡販に対する関心度合いが高まりました。「既存のプロダクトをいかに拡販するか」という切り口だけでなく、潜在ユーザーの真意を汲み取り「世の中の新しい当たり前」として認知されるようなプロダクトを作ってみたいです。
Oh my teethで培った力を活かし、4月からも全力で頑張ります!