J:Makotoとは幼少期からの友人で、近況報告をかねて久し振りに会ったとき、「Oh my teethというサービスを始めたけれど、技術面で困っていることがある」と相談を受けたのです。私は他の仕事もあったので、中途半端になると申し訳ないと思い、最初は休日に少し手伝うくらいでした。しかし、日本にまだない歯科矯正サービスを開発する面白さと、Makotoをはじめとする経営層が、エンジニアのことを理解したうえで仕事を任せてくれることに惹かれて、さらにコミットしたいと思いました。
S:私は以前、クラウドソーシングサービスでMakotoから仕事の依頼を受けていて、Oh my teethの案件も担当しました。電話やチャットでのやり取りをとおして、Makotoに対して、フラットで話しやすい人だなと好感をもっていて。そんななかで、本格的にOh my teethの仕事に携わらないかと誘われました。主な業務内容は、ユーザーが利用するLINE Botの開発で、私はもともとLINE Botの技術面に興味があったのでジョインを決めました。
━━現在の具体的な仕事内容を教えてください
K:3つの主要サービスを中心に事業開発をおこなっています。1つ目は、提携歯科クリニックとのコラボレーションを最大化するWebサービス『Oh my teeth Network』。歯科クリニックがユーザーに直接矯正を提案したり、ユーザー間のコミュニケーションを促進したりしています。2つ目は、歯科矯正の一括見積もりサービス『SmileGO』。一度の歯型スキャンで、30以上のドクターから分析結果と見積もりがLINEに届きます。3つ目は、歯科矯正のシミュレーションソフト『AlignX』。これは現在開発中なのですが、リリースされたら歯型スキャンを終えたあと、すぐに歯科矯正のシミュレーションを確認することができるようになります。他にも、ホームホワイトニングサービスや口腔ヘルスケア用品の開発にも携わっています。これらのサービス開発をとおして、ユーザー体験をアップデートすることが私のミッションです。
J:Oh my teeth Networkのダッシュボードなどの開発をおこなっています。できるだけ早くリリースすることを常に意識していて、必要な機能を最速で提供できるように開発を進めています。デザインに凝ることなどは、現状フェーズでは優先度を低くしていますが、ユーザーにより良いものを提供するべく今後取り組んでいければと考えています。
K:ユーザー体験の価値を最大化していくところです。現実世界の体験を、システムで全面的にアップデートする経験は、なかなかできないと思います。また、通常そのようなビジネスに取り組むと、現場の意見に左右されることが多くなりがちです。たとえば、ドクターの意見を優先しすぎてユーザー視点を無視してしまう、といった事態になりかねないのです。しかし、Oh my teethは何よりもユーザーのことを考えて、デザインやシステムを作っています。現実世界のユーザー体験を本質的にアップデートできることが大きなやりがいにつながっています。
J:想像以上にスピード感があり、働いていてワクワクしますね。また、自分が開発したものが、実際にユーザーに使われて、その反応もダイレクトにわかるので手応えを感じています。たとえば、Oh my teeth Networkのダッシュボードに、テンプレートの保存機能といった新しい機能を追加したところ、ユーザーから「この機能すごく便利だったよ!」「もうちょっとこうしてほしい」といった声が届きました。ユーザーから直接フィードバックを貰うと、実際に自分の開発したサービスが使われていると実感して、非常にやりがいを感じます。
S:さまざまなサービスを開発しているので、私が使ったことのないAPIに触れる機会も多く、エンジニアとしてやりがいを感じています。他にも、APIの新しい使い方を知ることもあります。たとえば、LINEのチャットボットとSlackのAPI、それぞれの開発経験はあっても、それらを繋げて相互にチャットできるようにする、という使い方は、Oh my teethで初めて経験しました。というのもOh my teethは、開発依頼があったときに、「技術的に実現することはできるのか」「どのような技術で対応可能か」などを調査・検討する時間が十分にあります。おのずとエンジニアとしての技術の手札が増えていき、経験値も上がるので、どのような仕事にも活きると確信しています。
K:Oh my teethのサービスに関心をもってくれる人です。特にいままでに歯科クリニックに行ったことがあって、ユーザーペインを体験している人なら、すぐにご活躍いただけるはずです。また、完璧主義でないことも求められます。深く思考して着実に進めていく人よりも、とにかくスピーディーに動く人のほうが合っていると思います。