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メディア立ち上げに全力で挑戦できるのが今の魅力。 雑誌編集で培った「徹底読者主義」で、熱いヨムーノファンを増やしていきます!【社員インタビュー】

編集長 武田 史子 -Shiko Takeda-

1998年株式会社風讃社に入社、育児雑誌『ひよこクラブ』の編集に携わる。2004年株式会社ベネッセコーポレーションに入社、2013年より生活情報誌『サンキュ!』編集長。内閣府の少子化社会対策検討委員を2期連続務める。株式会社ディー・エヌ・エーを経て2018年2月株式会社オウチーノに入社。住まいと暮らしの情報サイト『ヨムーノ』の編集長を務める。

――これまでのご経歴を教えてください。

『ひよこクラブ』『サンキュ!』の雑誌編集を通して、主婦の暮らしにずっと寄り添ってきました。どちらの編集方針も「徹底読者主義」。毎月、膨大な数の読者アンケートやお便りを読み込むだけでなく、全国津々浦々の読者宅へお邪魔して、密着取材を重ねてきました。これまでに伺った総数は1,000軒以上。
取材のやり方も独特で、冷蔵庫の中、押入れの中、財布や家計簿までどんどん開けて見せていただくスタイル。夫婦の馴れ初めまで深掘りできなければ「取材の詰めが甘い!」といった感じです。
リアルな取材経験を重ねることで、アンケートやSNSの取り繕われた「建前」だけではわからない「本音」をつかみ、本人が当たり前に取り入れている「暮らしの工夫やトレンド」に気づけるようになります。今や冷蔵庫を見れば、貯蓄や夫婦関係がわかるレベルに(笑)。

――『サンキュ!』編集長時代はどんな感じでしたか?

生活情報誌『サンキュ!』の編集長に就任したのは、雑誌不況真っ只中でした。競合雑誌の休刊が続き、読者をどんどんWEBに奪われる逆境が続くなか、どうやって生き残るかを考え続ける日々でした。そこで行った決断の1つが、「徹底読者主義をやめない」こと。主婦に役立つ情報を一番持っているのは、主婦。素敵な暮らしの工夫をしている主婦を探し出し、本人も気づいていない良さを発見し、だれもが真似できるわかりやすいコンテンツにして読者に提供する。 手間もお金もかかりますが、一番大切なことを続けたからこそ、他では読めない独自コンテンツが生まれ、熱いファンが雑誌を盛り上げてくれました。不況に負けずに部数を伸ばし、20〜40代女性実売NO.1につながったのは、そのおかげです。

――オウチーノに入社された理由は?

私は「一生、一編集者」として、より大きな影響力を持つメディアで、より多くの読者に役立つ情報を届け続けたいと思ってきました。今、メディアのあり方そのものが大きく変化しています。紙媒体だけでなく、WEBやイベント、コミュニティづくりにSNSなど、形も手段も様々。トータルの知識や経験がないと、大きなメディア運営はできない。
そう考えると、自分に決定的に足りないのはWEBの経験でした。そこで、ITスキルを身につけ「武田2.0」になるべく(笑)株式会社ディー・エヌ・エーへの転職を決断しました。

オウチーノへ入社を決めたのは、「『ヨムーノ』を住まい・暮らしNo.1メディアにしたい」という野望に惹かれたことと、社の方針「ユーザーファースト」に共感したこと。そして、これまで携わってきた「ほぼ完成された」メディアと違い、これからファンを増やしてメディアを大きくしていく立ち上げフェーズに携われることに魅力を感じたからです。産みの大変さももちろんありますが、なかなかできる経験ではありません。
出来上がった仕組みのなかで仕事をすれば、結果は出やすいかもしれません。ただ、どこまでが自分の力によるものかはわかりづらいもの。今の『ヨムーノ』は自分自身やチームの力、みんなの経験をあの手この手で試し、すべてを力として実感することができます。まだ入社して3ヶ月ですが、とてもやりがいがあって楽しいです!

――入社理由は仕事だけじゃないと聞きましたが…

実は、個人的には、不動産情報を扱う会社である点も魅力でした。私自身、再建築不可の中古物件を購入して、自力で自分でリノベーションをしながら住んでいます(7年経っても未完成のサグラダファミリアですが)。物件探しに1年以上かけて1,000軒以上を検討して学んだり、再建築不可の条件をクリアして物件の価値が上がる経験をしたことも。実際の経験から、自分に役立つ情報を見つけるのが非常に難しいこと、自分に知識がないと損をすることを痛感しました。オウチーノなら、そういった経験も活かすことができますよね。不動産に関わる「住まい」から日々の「暮らし」まで、トータルのメディアはここがオンリーワン。これも入社の決め手になりました。

――今、ヨムーノ編集長としてどのような仕事をしているのですか?

企画や記事チェックなどのコンテンツ制作から、ブランディング、成長するための仕組みづくりや戦略などです。暮らしメディアは競合が多く、既に世の中に情報が溢れているので、編集部では「ヨムーノらしさ」という視点を大切にしています。
今の時代、忙しく、価値観が多様化した主婦がメディアに求めることのは「自分にピッタリで、本当に役立つ情報が、最速で欲しい!」ではないかと思っています。そのために大事なのは「だれ発の情報か」。主婦インフルエンサーや、資格を持つ生活者など、主婦にとって「手の届きそうな憧れ主婦」の方に、日々の暮らしにもとづくリアル情報を発信していただくことにこだわっています。

――編集者として大事にしていることは?

編集業務だけでなく、クライアントとの関係を築くのも編集長としての仕事です。オウチーノは「ユーザーファースト」という考えを大切にしていますが、読者を大切にするのはもちろん、クライアントに対しても同じ気持ちで取り組むことを大事にしています。ユーザー、クライアント、一緒に働く社員をはじめ、サービスに関わる全方位の方に対して「何が求められているのか」「何をやったら喜んでもらえるか」を考える「全方位ファースト」を徹底したいと思っています。
私の持論ですが、編集者は「自分たちがトレンドを作っている」などと上から目線になってはダメ。私たちはあくまでプロの黒子として、呼吸をするように自然に生活者のニーズやトレンドを嗅ぎ続ける。それが、本当のユーザーファーストに繋がるのだと思います。

――ヨムーノの今後の展望を教えてください。

オンリーワンの「ヨムーノらしさ」を構築しながら、その先で住まい・暮らしのトータルメディアとしてNO.1になることが目標です。まずは、ここに来れば絶対「自分にぴったりの情報がある」「役立つ!楽しい!」と思っていただける、多様性と実用性を兼ね備えたメディアとしての信頼感を育てていきたいですね。長く愛して育てていただける「ヨムーノ 」の熱いファンを、1人ずつ大切に積み上げていきます。

――オウチーノで働いてみていかがですか?

すごく居心地が良いです!オウチーノは今、第二創業期を迎えていて、古くから会社を支えてきた方も新しく入ってきた方もいますが、みんなが将来への期待感を持って、「ユーザーファースト」という指針のもと、一緒に上を向いて進んでいる気持ち良さがあるからだと思います。甲子園の試合のような、青春っぽいような(笑)。もちろん試行錯誤だらけですが、ポジティブな空気のなかで仕事に集中ができる、この上昇気流はなかなか味わえるものじゃありません。

また、トップとの距離が非常に近いです。フラットでスピード感があり、提案したら「やってみよう」と言ってもらえる。オウチーノは「トライアル&エラー」が行動指針の1つですが、大企業だと1つのエラーを恐れてスピードが遅くなることもあります。しかし、エラーは終わりではなく、次に進むためのチャンス。オウチーノは風通しが良く、安心してトライできる、ありそうでない環境だと思います。
あと入社して驚いたのは、コミュニケーション力が高いエンジニアが多いことです(笑)。WEB経験が浅く、たどたどしい私の話もしっかりと受け止めて意図を理解してもらえるので、本当に有難いなあと思っています。

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