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海外大学に通うメンターがインターンを通して学んだ"目指したい生き方"とは?

私は、高校3年でアメリカの大学への出願を決意した時から今までずっと、「ユニークになりたい」と思い続けていました。大学出願用のエッセイを書くために自己分析をしたり、大学入学後、文化も価値観も日本とは全く異なる環境の中で、それまで考えたこともなかった自分のアイデンティティについて考えさせられたりする度に、自分の平凡さ・つまらなさに落ち込みました。「他の人とは違う何かを持ちたい、見つけたい」と願いながら、インターンシップや課外活動に打ちこみましたが、納得できる答えは見つかりませんでした。

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初めて滋賀キャンプに参加した昨年夏。私が滋賀キャンプに参加を希望した当初の理由は、高校生との対話に興味があり、教育学専攻として大学卒業後の進路を決めるきっかけになればと考えたからでした。しかし、滋賀キャンプを終えて私が得たものは、卒業後の進路なんて短期的な指標ではなく、これから生きていく上で大事にしたい価値観や考え方でした。

キャンプを通して私に最も大きな影響を与えたのは、素敵な大人との出会いです。地域学習に協力してくださった地域アクターのみなさんはどの方も、自分の仕事に対する思いや生き方に強い芯があり、迷いなく「自分の仕事が好き」と言い切る姿に憧れました。また、自分の仕事だけでなく、仕事と地域の双方向の関連性を考えていらっしゃることに驚き、広い視野を持ったグローバル人材として賞賛されがちな留学生である私の視野の狭さを恥ずかしく思いました。このように仕事と地域を繋ぐ視野を持つことこそが、本来の意味で日本と世界を繋ぐグローバル人材となるための第一歩なのではないかと思いました。

そんな地域アクターとの出会いや地域学習での実践的な体験を素直に吸収して、それぞれ心に残った考え方や価値観を基に自分のプロジェクトに取り込んでいるメンティーの姿をみて頼もしく感じるとともに、自分も負けられないという思いも芽生えました。


滋賀キャンプを通して言葉になった私の目指したい生き方は、「こだわりを持って、丁寧に生きること」。キャンプが終わった安堵からこぼれた涙は途中から、心からの充実感と達成感を得られたこと、そして人生の中でも初めてこだわりを持って打ち込めることに出会えたことへの嬉し涙へと変わりました。

今年もそんな滋賀キャンプに関わらせて頂けること、学生代表として滋賀キャンプの魅力をさらに高め、届けられることに、感謝の気持ちでいっぱいです。キャンプ参加者はもちろん、大学生メンターにも学びを提供できるよう、それぞれの成長のためにチャレンジできる環境と、それを応援できるようなメンバー同士の信頼関係を築き、整えながら、メンバー全員でつくりあげる滋賀キャンプを目指します。

めまぐるしく移り変わる時代の流れの中で「よりよく生きる」ために、まずはその一歩として中高生の参加者に自分の興味のあるテーマの見つけ方を学んでほしい。そんな思いを持って臨んだ滋賀キャンプでしたが、メンターである私自身にとっても、自分自身の生き方や在り方についてもう一度考え、自分らしさを活かした「よりよい生き方」と出会うことができました。

今年の滋賀キャンプでは、そんなたくさんの素敵な出会いを、中高生の皆さんにも、そして大学生メンターの皆さんにも届けられたらと思っています。2019年夏、素敵な出会いをしたい大学生の皆さん。中高生に出会いを提供したい大学生の皆さん。ぜひご応募お待ちしています!


2018年10月22日 
滋賀キャンプ学生代表 大門史果

NPO法人グローバルな学びのコミュニティ 留学フェローシップ 滋賀キャンプ's job postings
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