(左から、青木、松永、長沢)
―――まずは、Sitecore MVP受賞おめでとうございます!今回はMVPを受賞された3人に座談会形式でお話を伺います。まず最初にそれぞれの自己紹介と担当業務について教えて下さい
青木)
クラウドやSitecoreの案件に携わっています。 2011年度に日本人初の受賞者になり、今年で日本で唯一の6年連続の受賞者になりました。
松永) 今年初受賞でした。Sitecore 、クラウド関連でブログを執筆したら、受賞したので自分でも驚きました。 ここにいるお二人とは授賞理由が違い、別カテゴリのCloud MVPで受賞しました。
業務ではAzure上にSitecoreを導入したり、PaaSではなくIaaSの構築しています。
長沢)
今年で二回目の受賞でした。Sitecore関連の案件が多いので、Sitecore技術の調査、保守を中心に取り組んでいます。
―――授賞されたTechnology MVP、Cloud MVPの違いについて教えて下さい
青木) Sitecoreがクラウド対応に重きを置くようになったので、クラウドに特化して知見を持っている人を評価したのがCloud MVP Awardなのかと思います。
Cloud MVPは今年新設された賞ですが、松永さんは、世界で10人しかいない人のうち一人で、新設されて初めての受賞ですね。
ネクストスケープはクラウドでサイトを構築する事がほとんどなので、他社より知見が多いところも評価の一つだったのかも知れません。
―――今回初受賞の松永さんから見てお二人はどんな方たちですか?
松永)
二人とも頼りになる存在です。 Sitecoreはバージョンによって、スタイルがガラっと変わるのですが、お二人ともSitecoreのシステムについて知見を持っていて、私にとってはまさに師匠のような存在です。よくアドバイスを頂いています。
長沢) 今は目の前の事で精一杯ですが、お二人は案件で新しいことを取り入れるのが上手いと思っているので、今一緒に仕事をする事で楽しい思いをしています(笑)。
―――新しいことを採り入れると言えば青木さんですね!
青木) 自分は純粋に楽しんでいます。生産性を考えると自然と新しいテクノロジーを選ぶことが多いです。
―――長沢さんは二回目の受賞ですが、去年と比べて心境は違いましたか
長沢) やっぱり違いましたね。この一年は、色々な課題を乗り越えられたのか、出来ていた事が自信になったのかも知れません。
―――Sitecoreの良さについて教えて下さい
長沢) Sitecore自体、CMS、マーケティング機能が多いので、これから取り組もうと思っている人は自分で一から作らなくて良いので導入までが早いところがいいですね。 エンジニアからのリクエストあれば、次のSitecoreのバージョンで採り入れられたり、というのはよく聞きます。
松永) Sitecoreは整合性が取れたCMS、マーケティング機能を持っていて、裏側がしっかりしていますね。 家に例えるなら、見た目は同じでも、木造と鉄筋コンクリートとくらいの 違いがある。
そこがSitecoreの良さですね。
青木) Sitecoreは新しい物好きな方にとって学びが多いのが良いところですね。 エンジニアを育ててくれるフレームワークかと思います。
―――二人ともSitecoreMVPが人生初のMVP受賞ということですが、受賞してから周りの反応変わりましたか?
長沢) 周りの反応と言うよりは、受賞したばかりの時は、あまりピンと来てなかったのですが、その後色んな人からおめでとうと言ってもらったことで、徐々に実感が湧きました。
松永) 妻には、すごいことなの?と聞かれました(笑)。 そもそも何か分からなかったみたいで、フーンといった反応でした。
―――Sitecore MVP同士交流はありますか?
長沢) 今まで他社の人とあまりなかったですが、表彰式やMVP同士の交流会で集まったりしました。 ユーザー会とか世界中のMVPが集まる機会は多いですね。
―――今後の展望について教えて下さい
長沢) Sitecore MVPだからとは限らず、エンジニアとしても誰かの役に立つことができていれば、その時その時、求められるようになれるよう日々一生懸命やっていれればと思っています。 なので新しいことにアンテナを張って、技術の研鑽を続けていきたいと思っています。
松永) ネクストスケープには『できる人』が沢山いますが、自分は『発信』が強みだと思っています。今後もアンテナを張って新しい物に触れ、発信していきたいです。 Sitecoreで何ができるのか、導入した時のメリットデメリットは何か、ということを広めていきたいです。
Sitecoreとはどういうものかを知ってもらい、まずはSitecoreの知名度を上げて、クラウドへの導入を希望するクライアントがいればどうすれば良いかを伝えていきたいです。 日本におけるSitecoreの情報量が少ないので、発信していかないといけないのではと思っています。
―――最後に、今気になっている情報があれば教えて下さい
長沢) ビックデータ、AIはいつか携わりたいですね。 丁度動き出して数年の技術なので、気になっています。
松永) Cognitive servicies、Botに興味があります。 Botが特に面白いですね、チャット形式なのですが、打った文字を理解させるには自然言語系の分析が必要で、会話をしながらどうしようか考えるのが好きです。 ああやりたい、こうやりたいと夢が広がっています。
青木) 最近流行っているDDDが気になっています。 DDDは簡単に言えば、『顧客と言葉を合わせて、いい開発していきましょう』という内容で、10年以上から提唱されていますが、最近になって導入の動きが進んでいます。 グループ会社でも取り組んでいるし、当社でも広まりつつあるので気になっていますね。
―――ありがとうございました!
=== 2017年3月現在