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お客さんが本当にやりたい事を、引き出していきたい

―――松岡さんはネクストスケープの中では珍しい経緯で入社されていますが、それまでは、どんなことをしていましたか?

もともと映画、音楽、本が好きで、ITにはさほど関わっていなかったのですが、 卒業が近づき就職先を決めようかと思っていた矢先、 たまたま、同じ大学に通っていた創業メンバーの研究発表を見たのが ネクストスケープ入社のきっかけです。

最初はIT業界全くの未経験だったので、議事録の仕事から始めて、見よう見まねで勉強していきました。

―――当時のネクストスケープはどんなことがありましたか?

ネクストスケープもはじめの頃は20人弱の規模だったのですが、 全社員が「なんでも屋」のようなもので、 設計段階から実装、テストまでを一人ひとりが全行程を担当していました。

そういう時代を経て今のネクストスケープがあるわけですが、 お客さんへのスタンスは今も変わってないと思っています。 今は何かに特化している、尖った人たちが入ってきてくれ、 より一流の社員が増えたという印象ですね。

―――先ほど創業メンバーのプレゼンに心を動かされたと聞いたのですが、どの辺りに魅力を感じて意思決定したのですか?

やっている事自体面白いと思ったからですね。 大量データをネットに収集し、一般の人がそのデータをどう使うか分析する研究でしたが、そこにいたら面白いことに関われそうだと思え、魅力を感じました。

もう一つはプレゼンを聞いた後日、ネクストスケープがまだ三人の会社だった頃、 ご縁あってシステム制作をお願いした時の事です。 ITもまだよく分からない学生だった自分たちの依頼は 『こんなの作りたい』といったふんわりとした物でしたが、 一緒に作っていきましょうと言ってくれ、 IT制作のセオリーから逐一分かりやすいように説明してもらいました。

毎週毎週ネクストスケープに通っては、 一緒にドキュメントの制作から仕様までを詰めていましたね。 その時、創業メンバーのお客さんや人との関わり方が面白いと感じました。

―――松岡さんから見て、ネクストスケープのターニングポイントは何だったと思いますか?

お客さんとの関わり合いで、会社の方向が少しずつ変わっていったのは感じていましたね。 自分から見て、お客さんについて考える視点が上がったと思う出来事が2つあります、

1つはアパレル会社のシステムを開発した時ですね。 全国1000店舗が使うシステムなので、お客さんと一緒に導入と運用方法を考えたのですが、 導入時には実際システムを使う人たちを会場に集めシステムの説明をしたり、店長視点で書かれたマニュアルを作成したことが、分かりやすいと好評だったことがありました。 要件定義・設計・開発・リリースだけではなく、導入と運用まで考えてこそのシステムと気づいた出来事でした。

もう1つはシステムを改修した時、システム自体は好評なものの、全店舗への導入はお客さん側のコストが膨大になることが分かり、 それを踏まえて、運用コストが限りなく0になるよう全面的に改修したといった事がありました。 このことで、お客さんのビジネスが成功するかまで考えてこそのシステムと気づきました。

こういったマニュアルやアフターフォローが評価され、感謝されたことがあり、 現在ではお客さんとの関わり方も変わり、要件定義以前のビジネス要件まで一緒に検討するようになっています。 お客さんの要望に全方位的に応えたい、ということで結果的に人が増えていきましたね。 そう考えると、昔からやっていることの根本は変わっていないのではとも思います(笑)。

―――松岡さんが今携わっている仕事について教えてください

今まで品質管理やテスト、運用管理を担当していたのですが、 今年に入ってからは主に、Microsoft Azure販売促進、技術支援に携わっています。

―――仕事をする上でどんなことが大変だと感じましたか?

技術情報が日々革新していく中で、販売促進の業務に携わっているのですが、 お客さんに対し何ができるか分からなくなることが一番致命的なミスだと思っています。 この技術が何を出来、どんなことに生かせるかといったキャッチアップに慣れるまでが大変でしたね。

例えば今Microsoft Azure販売に携わっているのですが、 何ができるかアイディアを毎週10本出すという練習をしています。 10本考えるのは大変ですが、嫌ではなく、 難しいけどチャレンジングで面白いとポジティブに向き合っています。 日々いつかこうしたいと考え続けることで、良いサービスを模索しています。

―――今後松岡さんがどんな人になっていきたいか教えてください

「何でも屋」だった時代、この技術に特化したいっていうのはなくて、 やりたい事があるお客さんが、ネクストスケープと話をすることで何をしたいかが引き出され、 それを実現させることを心がけていました。

技術も会社の体制もどんどん変わっていますが、 その時のお客さんのニーズに合わせて、より良い関わり方ができればいいですね。

営利目的だけではなく、お客さんの事を第一、何が一番大切なのかを考えることで、 その後いいお付き合いを続けていけ、社会インフラをいかに良くするかに繋がるとも思っているので、そういったことが実現したいです。

―――最後に、「あなたにとっての◯◯とは?」という質問に一言ずつ答えてください

―――「あなたにとってネクストスケープとは?」

かっこいい会社です(笑)。

―――「あなたにとって仕事とは?」

人との関わり方を学ぶ場所、ですね。

―――「あなたにとって生きがい、座右の銘は?」

生きがいは、一人焼肉食べ放題ですかね(笑) …からの、 「技術の技は『わざ』であり、術は『すべ』である」が、座右の銘です。 『わざ』は勉強していくもので、それ自体変わっていき、 『すべ』は学んだ技の使いどころ、という意味です。

勉強も大切だけどいかに実践するかを学んで、 お客さんに生かすことが大事だという言葉を、 社長からよく言い聞かされました。

私のお気に入り『立原正秋の空想料理館』

作家の息子さんが書いた本です。料理の写真の隣に家族との昔のエピソードがついてるのですが、人生のいろんな大事なことが詰まっていると思っています。学生時代から何かあれば読み返しています。

= (2016年5月現在)

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