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薬学部を出て薬剤師にならなかった私が、ネクストイノベーションに入社した理由

こんにちは。ネクストイノベーションの北川亜依です。

スマルナのSNSなどを含めたコンテンツマーケティングを担当しています。

今はマーケティングを担当させてもらっていますが、前職ではインターネット広告の会社で広告代理店への営業をしていましたし、元々は薬学部の出身で薬剤師免許もとりました。

では、なぜ私が薬剤師にならなかったのか。

私は大学に入学する前から、化粧品会社に就職したいと思っていました。メイクが好きだったからという単純な理由です。そんな希望に溢れていざ入学してみるとと、大学は「薬剤師の資格をとるための場所」だということに気づいたのです。(誤解のないように付け加えると、化粧品会社に就職したいと思っていた私から見れば、ということです。)

事前にもっと情報があれば…という思い

薬学部は6年。低学年のうちはほぼ毎日5限まで授業があり2年生からは週2回の実験とそのレポートに追われて、4年生になると薬局・病院実習に行くための試験があり、5年生で実習、その後は卒業までに研究をして卒論を書いて、最後の国家試験に向けてひたすら勉強。

とにかく勉強でパンパンの6年間でした(私は休学と留学をしていたので7年でしたが)。

そんな中で、私は「事前に薬学部についての情報をもっと得られていたら、薬学部に入学するという選択をしなかったかもしれない」という思いを強めていきました。何度か他の学部に転部しようかと思いましたが、そこまでの思い切りはありませんでした。だらだらと薬学部で勉強しつつ、「もっと情報がきちんと届く世界にしたい。知っていたら良かった、知らなくて損をしたというようなことがないようにしたい」と思うようになり、「届けるべき人のもとに、正しい情報を届ける」ということに興味を持ちました。

これが前職のインターネット広告の会社への入社理由です。広告は、企業から誰かへ発信されるものですが、そのときには「誰に・どうやって発信するか」といったことを考えます。これはまさに「情報を届ける」ことだと思いました。

低用量ピルとの出会い

話は変わって、私と低用量ピルとの出会いは24歳のとき。薬学部に通っていたのでモノとしては知っていましたが、実際に使おうと思ったのは国家試験を控えた5ヶ月ほど前のことでした。

当時生理にすごく困っていたとか、避妊の必要があったわけではなかったのですが、とにかく試験勉強で疲弊していた私は、「何が何でも万全の状態で試験を受けなければ」と思っていました。つまり、試験と生理が重なると困るのです。

会場は大阪の大学で、女子トイレは少なく混雑します。試験の最中に経血モレの心配をしたり、休憩時間にトイレにならんでナプキンを変えたりするのはどうしても嫌でした。そこで、低用量ピルを飲めば生理をコントロールできると思い、婦人科を訪ねました。

初めて飲んだラベルフィーユでは副作用などもまったくなく、むしろ期待していなかった「生理が軽くなる」という副次的なメリットに感動しました。

生理は軽くなるし、生理がいつ来るかもコントロールできる。まさかそんなことが可能だなんて、今までの私はまったく知らなかったのです。人生がこんなに快適になるなんて。

生理がいつ来るかドキドキしなくてもいい、ナプキンを持っていなくて下着を汚すこともない、大事な予定に生理が重なることもない、もしかして妊娠したかもと生理が来なくて不安になることもない。

今までの人生を生理に振り回されてきたことに気づき、なんとなくですが薬剤師としてもピルの良さをたくさんの人に伝えたいと思うようになりました。(これは、前述の「情報を伝えたい」というところにも繋がります。)

社会人1年目、スマルナと出会った

ピルに支えられて国家試験を終え、インターネット広告の会社で営業をしていましたが、そんな私に転機が訪れます。

社会人になった私は地元を離れ上京したのですが、仕事を始めると婦人科に行く時間がないし、新しい土地で婦人科を探すのも面倒でした。そんなときに見つけたのがサービスを開始したばかりのスマルナだったのです。(2018年5月のことです)

こんな便利なものがあるんだ!と早速使ってみることにしました。当時のスマルナは今と比べれば使いづらいところもありましたが、新しいものを試すのが好きな私はまったく気になりませんでした。また、薬剤師ということもあり薬への不安がほぼなかったのもサービスを使い始める抵抗がなかった理由だと思います。

WEBで医師とやりとりをしてすぐにピルを受け取った私は、便利さに感動し、やはり「みんなに伝えたい」という思いからスマルナについてのツイートをしました。

まさにこれがきっかけで、私はネクストイノベーションに転職することになります。

私のツイートはスマルナについての初めてのツイートだったらしく、あとから聞いた話ですが社内でも話題になったとか。

そのツイートを代表の石井が見つけてくれて、私のツイッターをフォローしてくれていて、しばらくは相互フォローの関係でした。それから約1年後の2019年6月、私が「転職しようかな。薬剤師の知識も活かせたらいいな」というようなことをツイートしたのを目ざとく見つけた石井が、なんと「ネクストイノベーションに来ない?」とDMで誘ってくれたのです。

やりたいことができる環境

「ピルの良さを伝えたい」、「薬剤師の資格も活かしたい」というやりたいことがどちらも叶えられるという願ってもないチャンスをもらった私は、すぐに転職を決めました。

どうしても転職したい、今の職場が嫌だ、などと思っていたわけではなかったのですが、目の前に転がっているチャンスはキラキラしていて、「今これを掴まないと絶対後悔する」と強く思ったのを覚えています。つい2週間前までは本気で転職なんて考えていなかったのに、恵比寿のピザ屋でネクイノのメンバー3人と話した1週間後には、私は職場に退職を告げていました。

入社してスマルナのCS(カスタマーサクセス)を数ヶ月経験したのちに、今はマーケティングに携わらせてもらっています。

日々SNSで情報を発信しながら、ユーザーとコミュニケーションをとっています。これはまさに私のしたかった「情報を届ける」ことです。

私は多くの人にピルを使って欲しいわけではありません。ただ、「そんなものがあるなんて知らなかった」「もっと早く知っていたら、つらい思いをしなくて済んだのに」というような状況を少しでも減らせればいいなと思っています。

薬剤師だからわかることもある、ピルで生きやすくなった経験があるから言えることがある。マーケティングは未経験でしたが、そう思って毎日発信やコミュニケーションを続けています。

何もかも初めてで、右も左もわからないことだらけ。

でもネクイノで叶えられた密かな願望が既にあります。それは「ユーザーの声を直接聞くこと」。スマルナを使った感想をツイートしてくれたり、公式のツイートに返信してくれる人がいたり、知り合いが「スマルナ使ってるよ!」と言ってくれたり。

スマルナ公式は、「親しみやすいおねえさん」であることと、誠実であることを意識しています。

距離感は難しいし、失敗することももちろんありますが、「公式ツイッターが親切だった」「ツイッターがマメだから、安心した」というような声もいただくことがあり、それが一番のやりがいです。

将来的には、ピルに限らずもっと多くの情報を伝えるべき人に伝えられるようになりたい。でも今は、まだ課題だらけだけど可能性の大きいピルを、医療体験を変えるスマルナを、多くの必要としている人に届けたい。

今後も情報を届けるための様々な手段に挑戦していけたらな、と思っています。

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