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今回お話をうかがったのは、プロダクト本部・プロダクト企画部の松本綾美さん。
松本さんは学生時代、応用生命科学を専攻しており、植物の成長に関わる因子を研究していたそうです。前職では化粧品開発を行う企業で、ヘアケア・スキンケア化粧品のレシピを開発していたといいます。今回はそんな化学の道を歩んできた松本さんが、まったく異なるITの世界に飛び込んだ理由に迫ります。
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Profile
2024年1月1日入社 プロダクト本部 プロダクト企画部
松本 綾美
京都大学農学研究科を修了後、化粧品・医薬部外品を製造する東洋ビューティー株式会社に入社し、研究所での処方開発に従事。その後、同研究所内の情報管理部でデータ管理、業務改善、システム関連の業務を担う。二児の母。最近ウクレレの練習を始めた。
目次
Profile
プロダクト企画部での現在の役割
研究員として、製造業の現場でのキャリア
化粧品の処方開発員から、情報管理部へ
身をもって感じた、製造業のIT課題
転職の理由は、自分をアップデートしたかったから
新しい世界に飛び込んで、成長を実感したい
現場を知っているからこそ、ユーザーの声を開発に届けることができる
製造業の課題を、リアルタイムで吸い上げる環境
入社して感じた、圧倒的なスピード感
自分の仕事が、製造業と、日本社会を変えてゆく
自ら成長したいと思える場所
「苦手意識」を強みに変え、プロダクトを進化させる
未来のメンバーへ
プロダクト企画部での現在の役割
ーまずは、現在のネクスタでの役割を教えてください。
私が所属するプロダクト企画部は、実際にスマートFを利用しているお客様とシステム開発部をつなぐ、重要な役割を担っています。
私の場合、具体的に次の3つの業務を担当しています。
一つ目は、お客様のサポートです。新機能のリリース、不具合発生、プロダクト開発状況といった各種案内をメールで配信します。
二つ目は、システムの動作検証です。スマートFは現在、週に1回のペースで新機能をリリースしています。実際にスマートFのデモ環境を立ち上げ、リリース前の新機能や修正内容が問題なく動作するか検証を行います。
三つ目は、マニュアル作成です。スマートFの各種説明やトラブルシューティングをまとめた「Kブック」というオンラインマニュアルを随時更新しています。
これらの業務にはユーザーの立場で考えることが欠かせません。私は自分がスマートFのユーザーと同じ製造業の出身であることを生かし、現場の要望を的確に把握し、改善に導けるよう努めています。
研究員として、製造業の現場でのキャリア
化粧品の処方開発員から、情報管理部へ
ー前職ではどのようなことをされていたのですか?
入社してすぐ、化粧品や医薬部外品を開発・製造する企業の研究員としてヘアケアやスキンケア化粧品の処方開発を行っていました。8年ほど勤めたころに、同研究所の情報管理部に異動となりました。
情報管理部とは、研究所内のデータ管理、業務改善、システム化に関わる業務全般を担う部門です。研究所の情報管理には、現場の運用に加えて、化粧品の法規、原料の知識がある人員が必要であったため、私がアサインされたようです。
身をもって感じた、製造業のIT課題
ー研究の現場から情報管理、がらっと性質が異なるポジションですね。
そうですね。実は正直なところ、ITシステムというものには苦手意識がありました。というのも、処方開発をしていた時から使っていた某大手の基幹システムが非常にわかりにくく、操作にもどかしさを感じることが多々あったからです。
やはり多くの製造業の現場では、ITに精通し、システム活用を推進できるような人材が不足しています。しかしながら、製造業が生産性を上げていくためには、ITシステムを活用した業務効率化、成長戦略が欠かせないと強く感じていました。
そんな自身の経験から、製造業のシステム開発には、専門性が高い人材のサポートが必要だと痛感しました。
転職の理由は、自分をアップデートしたかったから
新しい世界に飛び込んで、成長を実感したい
ー学生時代から化学に関わり続けていた松本さんが、他業種への転職を考えたきっかけを教えてください。
私はこれまで社会に出てから、1つの企業に勤め続けてきたのですが、ある程度仕事が問題なくこなせるようになった頃から、自分の成長スピードが緩やかになっていると思うようになりました。
私には小学6年生と3年生の息子がいるのですが、いつも夕食の時に「今日はこんなことができるようになったよ」と競い合うように話をしてくれます。ある日ふとそんな息子たちの様子を見ていて「私は最近『新しくできるようになった』と胸を張っていえることがあまりないかもしれない」と自分自身を振り返ったんです。
そこから、新しい世界に飛び込んで、自分が進化しているという実感を得たいという発想に至りました。
あとは、自身の幅を広げたかった。時代や環境が変われば、キャリアチェンジを余儀なくされることもあります。そんな時に自分の引き出しを多く持っておくことは、安心材料になりますよね。
だから実は、私にとって新たなフィールドへのチャレンジはむしろ「安定志向」が元になっているんです。
現場を知っているからこそ、ユーザーの声を開発に届けることができる
製造業の課題を、リアルタイムで吸い上げる環境
ー新たなフィールドとして、ネクスタを選んだ決め手は?
前職では、製造業におけるITシステムの推進に苦慮する当事者でした。だからこそ、そんな製造業の課題を根本から解決したいと思っていました。
そのために、現場の声をダイレクトにシステム開発につなげる仕事がしたかったので、自社でプロダクトを開発している企業が理想でした。
また、前職で情報管理を行っていた時に、製造業のシステムには継続的かつ柔軟な開発が必要であると感じていました。
しかしながら、システムのカスタマイズや新たなシステムの導入には、高額の費用や、多くの工数を要する場合が多いです。そのような手間やコストは企業にとって大きな負担となります。
その点スマートFであれは、生産管理業務全般をカバーしたパッケージなので、カスタマイズが不要です。もし追加したい機能があれば、少しずつ機能をアップデートしていくことも可能です。
そういった点から、ネクスタは製造業が抱える課題を理解し、本気で現状を打開したいと考えているのだと感じたことが、決め手となりました。
入社して感じた、圧倒的なスピード感
ー入社前と入社後、ネクスタの印象は変わりましたか?
入社前の面接で、代表の永原さんや、プロダクト企画部のマネージャーである中野さんたちと話をした時は「とてもパワーがあって、まるで別世界の人たちのようだ」と思っていました。憧れと同時に、そのような勢いのある仕事のペースについていけるのかという不安もありました。
実際に入社してみると、やはり想像した通り、代表やマネージャーの方たちは分刻みのスケジュールで目まぐるしく動いていました。ただ、そんな中でも相談事があれば必ず時間を作ってくれますし、メンバーの動きを把握して、もし何かあればそのつど軌道修正をしてくれます。
またグループの中には時短勤務や、子育て中のメンバーもいらっしゃったので、忙しい中でも家庭やプライベートを大切にした働き方ができるのだと安心しました。
ースマートFというプロダクトを理解するにあたって、困難だった点はありますか?
スマートFは、ユーザーにとってはシンプルで使いやすいシステムなのですが、その裏側は、とてもとても奥が深いです。全貌を理解するのは簡単なことではありません。
それを入社したばかりのメンバーがなんとか理解できるよう、上長や先輩たちが、実践演習や講習といったさまざまな方法でレクチャーしてくれます。また、実際の操作画面を映した詳しい教材なども準備されています。
また、スマートFにはシステム設定のバリエーションがものすごくたくさんあるんです。プロダクトに関わるにあたって、そのシステム設定の種類や構造の理解を深めておくことは非常に重要なポイントです。
実際に操作しながら経験を積み、システムを立体的に覚えていくという点が、私がプロダクトを理解するにあたっての山場であり、今も継続して努力しているところです。
自分の仕事が、製造業と、日本社会を変えてゆく
自ら成長したいと思える場所
ーネクスタに入って、成長を感じていますか?
そうですね。特に課題解決に向けて、現状を数値化したうえで生産性を向上させるスキルが身に付いていると実感します。
その大きな要因として、ネクスタには自ら成長していきたいと思えるような環境が整っています。
例えば、プロダクト企画部のメンバーが、自ら課題を見つけ、改善策を発信していくSlackチャンネルがあります。そのチャンネルでの周りの発信に感化されて「自身ももっと課題を見つけて発信数を増やしていきたい」というマインドが生まれます。
そうして身についたスキルは、仕事だけに留まらず、自然と日常生活や子育てにまで生かせていると感じます。
「苦手意識」を強みに変え、プロダクトを進化させる
ーこれからどんな自分になっていきたいですか?
私はもともとITに対して苦手意識をもっていた方の人間です。でも、そんな私だからこそシステムに明るくないユーザーの気持ちがよくわかります。
例えば、マニュアルを作るときにも「この部分は理解が難しかったな。じゃあどう説明すればわかりやすいだろうか」といった考え方ができます。
そんな自分の経験を活かして、ユーザーが今抱えている課題を明確にすることが私の役目です。そしてその課題を開発サイドに共有し、スマートFをより良いものに進化させていきます。
また同じグループの中に、私と同じく製造業出身で、自身が培ってきた経験を存分に発揮して活躍する先輩たちがいます。
いつかその先輩たちのように、今までの経験と知識を最大限に活用し、製造業の発展、ひいては社会に貢献できるような、そんな人材になることを目指しています。
未来のメンバーへ
ー最後に、求職者へのメッセージをお願いします。
プロダクト企画部は、ユーザー目線に立ち、課題解決に向けて行動していくスキルが求められるポジションです。
社会に貢献したい、変化する環境で成長し続けたい、キャリアの幅を広げたい、そんな希望をもっている人にネクスタをおすすめします。
私が日々学んでいることは、今後入社いただく方たちに活用いただけるようにネクスタの資産として残していきます。
みなさんと一緒にお仕事できることを楽しみにお待ちしています!