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事業の成長に向き合う骨太な組織を作るため、「日報」を導入した話

初めましての方は初めまして。

株式会社Nexceedでプロダクトマネージャー兼UIUXデザイナーをしている瀬木です。

最近は採用と組織開発も兼任していて、自分のアイデンティティを失いかけています。(レペゼンデザイナーです。)

Nexceedは現場監督向けの施工管理サービス「BIMXD」を運営しており、リリースからもうすぐ1年半。紆余曲折ありながらも、複数の現場で導入されるサービスへと成長してきています。

そんなNexceedでは、今月からプロダクトメンバーを中心に日報を書き始めました。

今回は日報制度導入に至った経緯と、日報に何を期待しているのか、またどういう風に日報を運用しているのか、具体的に書いていきたいと思います。

なぜ日報書き始めたのか

目まぐるしく状況が変化するスタートアップでは、1つ課題を解決すると新しい課題が見つかります。

この状況はNexceedでも同じで、半年前までは新機能の開発に全力を注ぎ、なんとしても期限内にリリースするのだと全員力を合わせて必死に働きました。

その甲斐あって、なんとか新機能がリリースできました。

ただ、無事リリースしたのも束の間、今度は採用です。

人がいないと始まらない、Nexceedも例にもれず事業の大きさに対して人が不足しています。建設DXの会社なのに社員が現在5名、業務委託やインターンを含めても20名もいません。

採用活動自体は行なっており、まだまだ人が足りていませんが年始から7月までで、インターンを合計5名採用し、社員も1名入社してくれました。

ただ、人を増やしたら増やしたで日数が経つにつれていくつか課題が浮き彫りになってきました。

その1つが、社内メンバーが持つナレッジの共有がなされていないことです。

自分がスタートアップでインターンしてた時は、日報はもちろん不定期で開催される1on1など、様々な方法を駆使して社内のメンバーが持つナレッジをシェアし、学習する機会がありました。

まだスタートアップのいろはがわかっていない私もそのおかげでだんだんスタートアップとしてやるべきこと、目指していることが明確になり、成長につながりました。

Nexceedでも社内で活発に情報共有され、一人一人の価値観が尊重されつつ全力で突き進む骨太な組織を目指したいと思い、日報制度を導入いたしました。

日報に期待すること

日報に期待することはざっくりいうと以下の5つです。

  • 社内メンバーのナレッジが共有が自然と促される環境を作ること
  • 個人レベルで1日を振り返り、内省することで毎日少しずつでも成長すること
  • みんなの価値観を知り、本当の意味で人を大切にする文化の土壌を作ること
  • メンバー同志の交流が増え、一人一人会社に帰属意識を持ってもらうこと
  • 悩みをいち早く察し、早めに解決に向けて動けるようにすること

日報に今日の学びや反省を書いてもらうことで、メンバーの思考プロセスや価値観が共有されます。

日報に期待すること①:社内メンバーのナレッジが共有が自然と促される環境を作ること

どのように考え、何に課題を感じ、どういう思考プロセスを辿ってどんなアクションをしているのか、その結果どのような学びを得られたのか、、

いろんな人の視点から物事を捉えることで、視野が広く、思慮深くなれます。自分が書かずとも人の日報を読むだけでも勉強になるのが日報の良いところです。

日報に期待すること②:個人レベルで1日を振り返り、内省することで毎日少しずつでも成長すること

タスクに集中することも大事ですが、1日に少しだけでも振り返りに時間を割くことは非常に重要です。

やったことを振り返り、課題を言語化し、具体的にどういうアクションで解決するのが良さそうか。頭で考えている状態と整理して言葉に書き表した状態では解像度が全く違います。

また日報という形でアウトプットすることで、他のメンバーからフィードバックをもらえるので、振り返りの質を高めることができます。

日報に期待すること③:みんなの価値観を知り、本当の意味で人を大切にする文化の土壌を作ること

社内メンバーは一見すると同じ目標に進んでいる同じような存在に見えます。

しかし年齢も違えば育った環境も違うため、同じように接しても必ずしも上手くいくとは限りません。高い目標を設定した方が燃える人もいれば、ちょうど良いストレッチ目標を設定した方が頑張れる人もいます。

日報を通してメンバーの価値観や思考性を知り、最適なコミュニケーションができるような環境を作る狙いがあります。

日報に期待すること④:メンバー同志の交流が増え、一人一人会社に帰属意識を持ってもらうこと

リモートワークと出社の両方の働き方をしているメンバーがいるNexceedでは、能動的にコミュニケーションをとる機会を作らないとコミュニケーション量が減ってしまいます。リモートワークは作業に集中できる反面、必要なコミュニケーションが取れないと孤独を感じてしまうため、積極的な交流が生まれる機会を意図的に作る必要があるのではないかと考えています。

リモートワークと出社だけではなく、部署を超えた交流も狙えます。社員数が数人のNexceedだとまだ部署が違うとコミュニケーションが減るような状況にはなっていませんが、日報を通じてインターン生と社員の交流の場が増えることに価値はあると思います。

日報に期待すること⑤:悩みをいち早く察し、早めに解決に向けて動けるようにすること

日報の従来の目的である業務報告により、悩みや課題を共有←→発見できる機会を作り、早めにアクションが取れるようにすることで、深刻化する前に解決に向かえるような体制を作っていけるのではないかと思います。

実際のNexceedでの運用方法

上記の5つの効果を実現するために、実際のNexceedで運用し始めた方法を共有します。

※現在はバージョン1であり、今後順次アップデート予定です

以下のフォーマットを使って日報をしています。

  1. 今日やったこと
  2. 明日やること
  3. 今日の振り返りや学び

シンプルにこの3つだけです。ちなみにこれと違うフォーマットの方もいますが、大まかには同じような内容です。

シンプルにしている理由は、継続して投稿できるようにするため、また個々人の創造性を重視するためです。

日報は書くのにある程度時間がかかります。日々たくさんの業務に追われているスタートアップメンバーからすると時間がかかりすぎる振り返りは運用にならないです。

日報は毎日書くことが大事だと思うので、フォーマットは極力シンプルにしています。

また、書く内容が事細かく決まっていると、本当に書きたいことが書けない可能性があり、思わぬ発見や見落としが生まれてしまう可能性があります。

個々人の創造性を頼りに、基本的に自由に記載できるようにフォーマットすら固定ではありません。

まとめ

日報は運用次第で生産性を高め、働きやすい環境を作ることができると思います。

現在の運用はとてもシンプルですぐに試すことができるので、少しでも気になったら試してみてはいかがでしょうか?

最後に、Nexceedは以下ポジションを募集中です。私たちとともに建設DXにチャレンジしてみませんか?

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