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FikaとWell-being/DE&Iへの姿勢

こんにちは!

NEWPEACEのREINGに所属しているWine(ワイン)です。

前回の記事では、NEWPEACEにとってのWell-Beingとはなんであろうか?どういった状態を目指しているのか?どの領域から着手していくのか。といった部分に関する悩みや不安点。そして「プロナウン」及び「お互いの呼び方」を選んだ理由と今後のイメージをお話ししました。

その際にほぼ!?初めてと表現していました。

そうです、実は別にファーストアクションがありました。それはスウェーデンの文化である「Fika(フィーカ)」の導入でした。

今回はNEWPEACE Fikaの導入背景や実際の空気感、現時点で私自身が考えているWell-being及びDE&Iへの姿勢をシェアします。

Well-being及びDE&Iへの姿勢

Fikaについて語りたい気持ちは山々ですが、まずは前提として私自身のWell-being及びDE&Iへの姿勢をシェアします。

みなさんはWell-beingやDE&Iと言われるとどういった情景を想像しますか?(初めて聞いたという方は、用語の意味をぜひお調べください)

「誰もが心身ともに健康で、幸せに働いている様子」を想像するという方は少なくないと思います。

この話題をさらに掘り下げるにあたって、少し想像を進めていただきたいので、問いをいくつか投げてみたいと思います。

  • あなたの想像する「誰もが」とは誰ですか?
  • 「心身ともに健康」な状態とは画一的な手段や施策で実現できますか?
  • 「幸せ」とはどんな姿をしていますか?
  • もう一度聞きます、あなたの想像する「誰もが」とは誰ですか?

同じ質問をなぜ2回したのか?

ここが非常に肝で「誰か」を想像するということは、容易なことではないということをお伝えしたかったのです。

私自身が大事にしている観点をご紹介します。

①いないことにされている人はいないか?

  • 例えば「男性」「女性」と言った時、いないことにされている人はいないか?あらゆる物事が線の引き方や認知の仕方ひとつで、誰かをいないことにしている可能性があるのではないでしょうか?世界はある日突然、多様になったわけではありません。いないことにされ、見逃されていたのだと思います。今までも多様であり、これからも変わらずに多様であり続けます。

②常にそうなのか?

  • 例えば(あまり想像したくないですが)今日病気が発覚したり、交通事故にあったら、明日からの「私」は、世間や社会から全く異なる視線を向けられ、生活が一変するのではないか?今日の当たり前は明日の当たり前なのか?

③誰かが持つ特徴はひとつだけなのか?

  • 例えば、私を例にすると、
    • マルチレイシャル(複数の民族の血筋を引いている)であることに着目した時に「日本国籍を有した日本人」であることを見逃さないか?
    • 「シスジェンダー女性」であることに着目した時に「片耳難聴者」であることを見逃さないか?

「誰が」を想像することが容易ではないということを理解し始めると、心身の健康や幸せを目指すことは、茨の道であり、覚悟や勇気だけでは乗り越えられる道ではないことに気付かされます。

上記のことから私自身は今日現在、Well-beingとDE&Iは上下関係でも、内包されているものでも、並列で語れる物事でもないと捉えています。

このあたりについては、NEWPEACEとしてどのように捉えるのかを、メンバーと絶賛整理中ですので、まとまり次第またこちらにシェアします。

ひとつ言えるのは、NEWPEACEが「価値観を仕事にすること」を大事にし続ける限り、「誰が」をさまざまな視点から丁寧な眼差しで想像し続けること、「誰かが」がもつ障壁や負を拾い上げ取り除くこと。このことから決して背を向けてはいけないということです。

そして私自身はこの事実からも、付随する責任や、必要であろう努力や労力から決して逃げないことをここに表明します。

全力で学ぶこと、全身で聴くこと、本人が望むことをきめ細やかに実行すること、一方で本人が望まなければ止めること、変えることを柔軟に受け入れることを大事に抱き抱えていきます。

前置きが長くなりましたが「Fika」のご紹介☕️

Fikaは、日中に軽食を食べたりコーヒーやお茶を飲みながら、おしゃべりをするスウェーデンの文化です。

調べたところ、企業への応募時に、その企業内におけるFikaの実施内容をチェックするという方もいらっしゃるようです。同僚とは就業時間中にPCから離れて、Fikaの場でカジュアルに話し、オフの時間帯は家族と過ごすことが大切にされているそうです。

今回、NEWPEACEとしてFikaを取り入れたのは、雑談の場を設けて、セーフプレイス(安全で落ち着ける空間)を創出したいという想いはもちろんありました。

一方で、目的のない会話から生み出される力を変換していきたいという意思も存在しています。

イメージ図を掲載します。

(転載元:テレワークにこそ雑談を--アイデアを生むための制度「フィーカ」とは

Well-beingとDE&Iに取り組みたいので、あなたの課題を聞かせてくださいと突然言われてもメンバー自ら回答することは、心理的な面から言っても非常にハードルが高いと考えています。

そこでセーフプレイスを社内に点として増やしていくこと、まずはそういった場を設定することを優先順位として高く設定しました。

そしてFikaは4月から毎週水曜日に開催しており、今となってはFikaのためだけに、オフィスに出社をしてくれるメンバーがいるほどになりました。

社内に既存にある点とFikaのような新たな取り組みや施策も新たな点として接続していき、メンバーの歩調に配慮しながら少しづつ面へ。そして、立体的にしていくことを引き続き意識していきたいと思います。

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