みなさん、こんにちは!株式会社Neautech(ニューテック)の広報の金城です。
Neautechは「医療とテクノロジーで自分をもっと好きになれる社会へ」をパーパスに掲げ、オンライン美肌治療サービス「ANS.(アンス)」を主軸に展開する、ヘルステックのスタートアップ企業です。
今回は、Neautechの開発を牽引するAIエンジニアの大谷さんと、開発PMのジンニンさんにインタビュー!大手企業でAI研究に25年以上携わってきた大谷さんと、スタートアップで開発PMとして腕を磨いてきたジンニンさん──
異なるキャリアを歩んできた2人が口を揃えるのは、「医療×AIの可能性」です。難しい領域に挑戦する二人の、開発にかける熱い想いをお届けします。
写真左:大谷 伸弥(オオタニ シンヤ) / AI技術者
大学時代からAI・IT開発に携わり、キャリアは約25年。ソニー、クックパッドなど複数社を経験し、現在はパナソニックに在籍しながら、Neautechの開発に参画しています。
写真右:田 京寧(ティエン ジンニン) / 開発PM
中国で大学を卒業後、日本に渡り大学院で情報科学を専攻。新卒でネオキャリアに入社し、開発PMとして6年間の経験を積む。2023年、水本明宏社長の声がけでNeautechに入社。ANS.事業の開発全般を担っています。
互いの強みを活かす、理想のチーム体制
── お二人がどのような業務を担当されているか、教えてください。
大谷さん:私は、大きく2つの領域に携わっています。一つは、AIのプロダクト開発です。具体的には5月でβ版をリリースした「ANS. 肌診断※セレクト」の角質パッチから角質の厚みや均一さを画像解析するAIや、あとでお話しする「AIスキンちゃん」という機能の開発などを行っています。
もう一つは、社内のAI改革です。業務の効率化を図るために「AIキャンプ」という勉強会を企画し、単なる使い方のインプットにとどまらず、「こんな活用もできるんだ!」とディスカッションを広げています。今ではエンジニアではないメンバーが自らプロトタイプを作り始めるほど、社内のデジタル化が進んでいます。
※疾病の診断を行うものではありません。
ジンニンさん:僕は、ANS.の開発PMとして、ANS.の立ち上げ時からサービスに携わっています。開発スケジュールの計画やタスク管理、仕様の作成を担当しています。それをベトナムのエンジニアチームと連携して進めるのが主な業務です。エンジニアのマネジメントやプロダクトチームのサポートも行っています。
── 開発において、お二人はどのように連携されているのでしょうか。
大谷さん: 例えば、私が「AIスキンちゃん」の開発で担っていたのは、主にデザインスプリントという工程とAIを使った技術実現性の確認工程です。「こういう機能を作りたい」という構想が生まれたとき、1週間でアイデアの整理から目標設定、プロトタイプの作成、ユーザーインタビューまでをやり切る。その後、技術実現性を確認したら、ジンニンさんのチームが開発スプリントとして実装に進んでいく流れです。
ただ、バトンを渡してあとは任せる、という感じではなくて。デザインスプリントの段階からジンニンさんもたくさん提案を出してくれるので、最初から一緒にスタートを切っているという感覚の方が近いですね。
ジンニンさん:大谷さんに参画いただく前は、AIの活用が全くできていない状態でした。日本側の開発は僕一人だったので、「何かをやりたい」と思っても、実現方法の調査から実装まで回す余裕がなかった。治療に役立つ情報がたくさんあるにもかかわらず、それを有効に活用できていませんでした。
でも、大谷さんがチームに加わってくれてからは、AIで何ができるか・どう実現するかというコアな部分を担ってもらえるようになり、自分はUIやエンジニアとの連携に集中できるようになりました。
大谷さん: 正直なことを言うと、Neautechに参画した当初はかなり不安だったんです(笑)。新しい価値をAIで生み出さなきゃいけないというプレッシャーもありましたし、AIの技術をどのようにNeuatechでのプロダクトの開発に落とし込んでいくか、まだ未知数だったので。
でも、ジンニンさんが開発をスムーズにしっかり回してくれていたおかげで、私はAIを価値にすることに集中できています。
ジンニンさん: 僕も大谷さんのスキルの高さを目の当たりにし、「こっちもちゃんと頑張らないといけない」と刺激を受けています。だから、できるだけ早く対応するよう心がけています。
難題をクリアしていくモノづくりの面白さ
── Neautechという会社のどこに、面白さや可能性を感じていますか?
大谷さん: 医療が関わる分野はハードルが高く、懸念事項も多い。そんな中でAIのような曖昧さを含む技術を使うとなると、怖くて踏み込めない企業が多いんです。
でもNeautechは、「医療とテクノロジーで自分をもっと好きになれる社会へ」という企業理念を本気で体現しようとしていて、難しいからといってやめない。ちゃんと前に進もうという意思が、会社全体にある。そこが面白いと思いました。
── 難しいからこそ、面白い。具体的にはどういう部分ですか?
大谷さん:私が興味を持っているのは、AIによる医療機器の高度化ではなく、医療行為の外側でいかにAIを使って美容医療事業が爆速で成長できるか、というところです。
AIだからこそできるユーザーサポートが存在する。そう考えると、やれる範囲がまだまだたくさんあるんです。可能性のあるフィールドを探求しながら進められるところに、面白さを感じています。
ジンニンさん: 大谷さんの言う通り、どこまでAIに判断させるべきか、その線引きを常に考えないといけないのが大変なところです。ただ、その制約の中でユーザーに価値を届けていく攻略法を考えるのが面白い。難易度の高いミッションをどうクリアするか、という感覚に近いですね。また、それが達成できたときのやりがいもあります。
「AIスキンちゃん」誕生の裏側。ユーザーの声と有意な継続率向上の実績
医療×AIの可能性を体現するプロダクトの一つとして開発されたのが、「AIスキンちゃん」。ユーザー様が登録した肌の写真をAIが解析し、自身では気づきにくい微細な変化を見つけ出して、自然な言葉で励ましを届ける機能です。
── AIスキンちゃんが生まれた背景を教えてください。
ジンニンさん:美肌治療において、なによりも大切なのは「継続すること」です。ですが、途中で治療を離脱されるユーザー様の多くは、「効果が出ているのかわからない」という理由でやめてしまいます。
実際にお肌の写真を見比べると、確実に変化しているケースがほとんど。それなのに、ご本人ではなかなか気づきにくいんです。 だからこそ、正しい治療を安心して続けていただくために、その微細な変化をちゃんと届けてあげたい。その強い想いが出発点でした。
大谷さん: 実は、作っている最中は「本当に人は、AIに応援されて嬉しいんだろうか」とずっと不安でした(笑)。デザインスプリントのブレストで「応援機能」という方向性に決まってからも、ユーザーインタビューの直前まで半信半疑だったんです。
でも、実際にプロトタイプを見てもらった瞬間、「AIでも、こうして声をかけてもらえると嬉しいです」という声がたくさん返ってきて。その瞬間に、不安が確信に変わりました。
キャリアを重ねてきても、目の前の本物のユーザーから生の声をいただいて次の一歩が踏み出せるというのは、本当に新鮮で素晴らしい経験でしたね。
ジンニンさん:そうしたユーザーインタビューができるのも、当社のCXC(カスタマーサポート)チームが、日頃からユーザー様と丁寧に信頼関係を築いてくれているからこそ。まさに社内連携があってこその開発環境です。
リリース後の反響も大きく、肌写真を撮影してくださるユーザー様やその枚数が目に見えて増えていて、アクティブにサービスを使っていただいている手応えを日々感じています。
大谷さん:嬉しい結果も出ています。AIスキンちゃんの応援メッセージを受け取ったユーザー層は、受けていないユーザー層と比較して治療を途中で諦めてしまう割合が減少し、統計有意に継続率が向上する結果が出ました。
「伴走されることで頑張れる」というユーザーの声が、客観的な事実として証明されたのです。AIスキンちゃんは、これからも成長させていければと思っています。
自らを爆速で成長さられる、Neautechの開発環境
ー最後に、Neautechの開発環境の魅力と、どんな仲間と一緒に働きたいかを教えてください。
ジンニンさん: 一人ひとりの裁量が大きい分、自分がやりたいことを形にしやすい環境です。今の会社で全力を出しきれていないと感じている方や、スタートアップで一度チャレンジしてみたいという人には、間違いなくフィットすると思います。
自分の中に「やりたいこと」や「挑戦したいこと」がある人にとっては、最高にやりがいのある場所ですね。
大谷さん: 単に指示されたエンジニアリングだけをこなすのではなく、根っこから新しいことを考えて、思いついたものを自ら実装し、ユーザーの価値につなげていける。それがNeautechの強みです。
自ら仕掛けていきたい人、圧倒的に成長のスピードを早めたい人にとっては、本当に素晴らしい環境だと思っています。そういう想いのある方とご一緒できたら嬉しいですね!
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編集:金城華乃子
取材:佐々木ひとみ
写真:恒松 弘匡