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曲作りもプロダクトも“排他的”になってはいけない。nana music第二創業期を率いるPMの挑戦

nana musicで働く人たちを紹介するシリーズ「nanaな人々」。今回登場するのは、2018年6月にプロダクトマネージャーとしてnana musicへジョインしたばかりの村岡洋平です。

実は前職のpixivに在籍していた頃から、nana musicと関わりがあった彼に、実際に入社してからの印象や、プロダクトマネジメントとバンド活動の共通点まで、語ってもらいました。

30歳直前、挑戦できる場を探していた

ー村岡さんは入社前からnana musicと関わりがあったんですよね。どのようなきっかけで関わるようになったんですか?

前職のpixivでは有料会員サービスを担当していた時期があり、nana musicが「nanaプレミアム」(月額580円のプレミアム機能やエフェクトを利用できる有料会員サービス)をローンチする際、知見やノウハウの共有などの相談を受けました。

もともと片桐(当時のpixiv取締役社長、現DMM.com社長の片桐孝憲氏)と文原も仲が良く、nanaとpixivの社員が情報交換をするSlackチャンネルもあり、頻繁にやりとりして、オフィスにもしょっちゅう顔を出していました。

ーそうだったんですね!ちなみに当時のnana musicってどんな印象でしたか?

nana musicというより、文原の印象になってしまいますが、彼の「0から1」を作る、プロデューサーとしての力には驚かされていましたね。だからこそ「nana」のように強い世界観を持ったプロダクトがあるのだなと。

社内の人と関わる機会はあまりありませんでしたが、気さくでいい人が多いなという印象でしたね。


ーそのなかで実際に入社を決めたきっかけは何だったのでしょうか?

よく出入りしていた頃からしばらく経って、文原に声をかけられたんです。nana musicが第二創業期を迎えていることや、事業のマネタイズに強い人材を求めていることを聞きました。

僕はちょうど30歳になる直前。新たな挑戦をしてみたい気持ちが募っていました。nana musicというまだ小さな組織で、どのくらい大きな成長を実現できるのか、自分の力を試してみたかった。プロダクト全体の意思決定を担える環境も魅力的でしたね。

あと僕は表現のためのSNSが好きですし、人間が暇になっていく時代にとても将来性があると思っているんです。

ー「暇になっていく時代」ですか?どう表現と関連するんでしょうか?

今後、家事や仕事をテクノロジーが代替するようになり、人間の余暇が増えていくと思っています。そうすると何かを表現してみたくなる人が増え、「表現×SNS」の領域が盛り上がっていくはずです。

すでに「表現×SNS」のプロダクトは沢山ありますが、「nana」は表現に対して他者からポジティブな反応が得やすく、ユーザーとの「コラボ」から日々新たな表現が「nana」で生まれています。その仕組みや世界観にも惹かれましたね。


ユーザー目線に徹する“プロ”が集まっている

ー現在、nana musicで担当されている仕事を教えてください。

現在はプロダクトチームに所属して、プロダクトマネージャーを務めています。「nana」をどのようなプロダクトにすべきかを議論し、その方向性を実現するための施策に落とし込むのが主な仕事です。

ユーザーにとって良いプロダクトを作ると同時に、どのように収益を上げていくかという観点からも改善が求められます。

「nana」は世界観が完成されたプロダクトである反面、ビジネスとして成長させるのは容易ではありません。これをマネタイズできれば、プロマネとして怖いもの知らずになれるとすら思います(笑)だからこそ、やりがいがありますね。

ー入社前から会社と関わりがあったわけですが、入社してからnana musicの印象は変わりましたか?

「思っていたのと違った」という点はないですね。改めて、文原含め経営陣のレベルが高いと感じました。意思決定のスピードも早く、かつ十分考え抜かれた判断だと納得できる。

また、経営陣だけでなく一緒に働くメンバーも、プロダクトと真摯に向き合っていると、日々の議論から伝わってきます。

自分の仕事に責任を持って、日々勉強を重ねているんだなと感じますね。その上でしっかりユーザーの目線に立って、プロダクトをどうしていくべきか考えられる人ばかりなので、心強いです。


バンドもプロダクトも“尊敬して任せる”が大切

ー音楽をやっている人や、自身が「nana」ユーザーな人も多いですね!そういえば村岡さんも学生の頃からバンドをやってるとお聞きしました。

はい!学生の頃からバンドでベースを弾いていて、今でもスタジオに集まって曲を作っています。バンドメンバーで一緒に曲を磨き上げていく感覚は、プロダクト作りにも似ているかもしれませんね。

ーちなみにどういうところが似ていますか?

どちらも方針や目的を明確にしてチームで共有した上で、それを達成するための手段はメンバーに委ねる必要があります。互いに各領域のプロとして尊敬し合い、届けたい相手が満足するために努力する姿勢はバンドでもプロダクト開発でも同じように意識してきました。

役割や考え方が違うから衝突が生まれることもあります。でもそこで排他的にならず、相互に尊敬し合わなければ、良いものは絶対に作れない。まさにnana musicの掲げる「Respect Mutually」が問われるのだと思います。


ーでは、最後にこれからnana musicで挑戦したいチャレンジを教えてください!

個人のミッションは「nana」を事業的に成り立たせることですね。文原が0から1に強いとすれば、私は1から10のアプローチが得意だと思っています。「nana」というプロダクトの成長において最大限の価値を発揮していきたいです。

プロダクトとしては「『nana』がなければ表現できないもの、出会えないもの』をユーザーさんに届けていきたいですね。そのためにも、共創するプラットフォームとして、歌以外にも表現の幅を広げると同時に、誰もが投稿しやすい空気を作れるよう頑張っています。

また、これまで投稿だけの表現するためのプラットフォーム(サービス)はいくつもありましたが、「nana」は投稿前の吹き込む(録音)ところからハモりなどの重ね録りまで、このプラットフォーム上で出来るので「nana」がなかったら日の目を見ないどころかそもそも存在しなかったであろう作品があった可能性もあります。これらは今までのサービスにない「nana」らしい画期的な仕組みなのでもっと「nana」を大きくしてより多くのユーザーに楽しんでもらいたいなと思っています。

ー「nana」がなければ表現できないもの、ワクワクしますね!今日はありがとうございました!

「1から10が得意」なプロマネらしく、冷静かつロジカルに自身の歩みや今後の挑戦について語ってくれた村岡。プロダクトづくりに対する想いを語る姿からは、彼の内に秘めた情熱が伝わってきました。

村岡率いるプロダクトチームは、どのように「『nana』がなければ表現できないもの」を作り上げてくれるのか。ユーザーの方に驚きを届けるために、今日も彼らは全力で走り続けています。

今後も、nana musicで働くメンバーを紹介していきます。お楽しみに!

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