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新たな視野で採用市場を闘う 0215

こんにちは。2月よりWantedlyの記事を担当している横内です!

今日は、外国人労働者の市場の伸びについて、日本の採用市場について書きたいと思います。

日本の有効求人倍率は、ご存知の通り異常な数値になっていて売り手市場となっています。私は前職で大手人材会社で日本人向けの求人メディアを販売していましたが、お客さまから「応募が来ない!どうしたらいいんですか?!」「どの媒体に出してもここ数年応募が来なくなった、派遣もアルバイトも社員もまったく採用できない…」というご相談を毎日のように頂戴していました。

使用する求人広告を変えてみたり、募集要項欄をリッチに作りこむことで応募数を増加させることも可能です。しかし正直、今の日本人労働者数だけでは、国内の採用は回りきらないですし採用市場を抜本的に見直さなければならないと感じています。採用ができずお店を閉じていく店長さんともたくさん会いました。スタッフの数がギリギリでお店が回らず、せっかくの顧客獲得の機会ロスをしている企業様もいました。採用の問題は、会社の存続に関わる死活問題ですよね。それでも尚、企業の人事担当者は「若くて有能な人を採用したい、採用できないのは人材会社のサービスが悪いから」と言って、課題の本質に目を向けていないのが現状です(もちろんすべての採用担当がそうとは限りませんが)。


前置きが長くなりましたが、少子高齢化が続く中、日本の若者だけを狙って採用していくのは非常に危険です。今こそ真剣に、この採用市場でどう闘っていくか考えるべきだと私は思っています。そこで対策として考えられるのはまず下記の4つが挙げられます。

①新しい働き方を創出する(リモートや副業という概念の創出)

②今まで採用していなかった領域(外国人・ママや女性・シニア・障がい者など)の採用

③マンパワーをテックの力に置き換える

④1企業に1採用という考えを辞めて、1人の社員が複数の会社で働ける(カーシェアリングと同じような概念。①と類似していますが新しい働き方という意味もあり)

もちろん、これ以外にも「国が動いて子育てしやすい環境づくり→出生率を上げる」ということも大前提として必要ですが、私は上記4つを非常に重要視しています。

エムティックはこの中の②今まで採用していなかった領域の採用として、外国人労働者に目を付けています。私はエムティックの本気度に感動し社長の考えに賛同したから今ここにいます。


ところで今国内に、何人くらいの外国人労働者がいるかご存知でしょうか?近年かなりの外国人が来訪しているとは聞いていたものの、その数がまさか300万人規模にまで拡大しているとは驚きです。もちろん2020のオリンピックの影響も多いですが、中国、韓国、フィリピン、ベトナム、ネパールなどの国籍の方は急増している現状です。


そもそも、日本人はなぜ彼らの採用に積極的ではないのでしょうか。つまるところ、②で挙げていた外国人、ママ、シニア、障がい者といった層の人々は企業側から「扱いづらい人材」だと人くくりにされています。確かに、外国人であれば言葉が通じにくくコミュニケーションが難しい、ママはすぐに休むから困る、シニアはITに疎いから仕事についていけないといった声もよく聞きます。

これらは決して間違いではありません。しかし、私が問題視しているのは、まだ会ってもいない求職者たちを国籍や性別、年齢で一方的に決めつけてはなっから「採用しません」というスタンスを貫いている点です。その一方的な決めつけが消えない以上、新たな雇用は生まれませんし日本の採用市場はどんどん暗くなるでしょう。


私はシンプルにこう思います。

「外国人が言語コミュニケーションをとるのが苦手なら、彼らの母国語を勉強し、Google翻訳機能を使い、あとはジェスチャーで伝えよう。」

これだけです。意外と伝わるものですよ。ようは気持ちの問題で、固定概念を取っ払うことが何よりも大事なこと。言葉が通じなくても彼らはよっぽどやる気がありますし、日本のことが大好きでここに来ています。(もしくは生活のために出稼ぎで)。ゆとりゆとりと言われている日本の若者を採用する不安と、やる気のある言葉が少し通じにくい彼らを採用する不安はそんなに変わらないのではないでしょうか…少なくとも私は、日本人の新卒さんを指導する方が難しいなと感じます。(笑)


これからエムティックは、外国人採用の市場をさまざまな方法で盛り上げていきます。もちろん、言葉の壁だけではなく文化の壁、日本の企業側の問題、不法就労、VISA、超えなければならない壁はたくさんあります。しかし、いい加減に誰かが本気で動かないと日本の採用市場はお先真っ暗のまま…働きたいと熱い想いと可能性を持った彼らの機会を損失し続けるだけです。


いきなり外国人社員を受け入れるのは、たしかに不安はあるでしょう。その不安を払拭するのが私たちのような人材業者のミッションでもあります。まだまだ駆け出しの会社ではありますが、ひとりでも多くの雇用機会を生み出し、グローバル人材の力で国際的でエネルギッシュな日本を作っていけるように邁進してまいります!

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