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プロジェクトへの影響力、成功した時の達成感

株式会社 マネジメントソリューションズに入る前

私は前職のSIerで入社後5年程コンサル営業を経験してきましたが、 元々入社した当初からいつかは経験を積んで何かのコンサルタントになりたいと考えていました。 そんな中で、会社内でのコンサル部門立上げに伴い、社内でコンサルファームへ出向するトレーニングプログラムの人財を公募するという話があったので、 社内で1番に応募し、出向先のコンサルファームでプロジェクトマネジメントのメソトロジーを学びました。 約1年半学習した後に元のSIerへ帰社してから、同社で初めてのPMOとなり 数億~1千億円規模の様々なプロジェクトを経験させてもらう中で、よりPMOに特化した専門スキルを磨きたい気持ちが強くなり、PMO業界の中では最大手のマネジメントソリューションズへ2013年11月に転職しました。

現在

<仕事の概要> PMOの仕事内容は一言で言うとプロジェクトマネジメントを機能させる事です。 こう書くと分かりづらいですが、簡単にいうとプロジェクトは実行するにあたり まず事前に計画を立ててから(Plan)、 計画に沿ってプロジェクトチームがタスクを実行し(Do)、 その実行状況が計画と比較した乖離状況をチェックして(Check)、 乖離している部分を計画にそう為に是正措置を打ちます(Action)。 プロジェクトの中でのマネジメントのPDCAが機能するようプロジェクトマネジメントを補佐し、マネジメントを機能させる為に動きまわるのがPMOの仕事になります。

もう少しイメージしやすいよう具体例を上げると、まずプロジェクトはスタートする時点で スケジュールを立てます(Plan)。 プロジェクトチームはこれに従ってスケジュールのタスクを遂行し(Do)、 タスク状況が1週間単位等でチームのスケジュール進行状況が計画通りなのかチェックを行い(Check)、 遅れているタスクがあれば遅れている理由をヒアリングして、 いつまでにどうやって元の計画に沿った形に戻せるのかアクションプランを立てます(Action)。

PMOはマネジメントを機能させるために、プロジェクトメンバーにきちんとスケジュールを立ててもらい、タスクの実行状況をチェック出来るように報告をしてもらい、計画から乖離している部分についての打ち手をメンバーと相談して決めて、実行してもらう事が主な仕事の内容になります。

  <なぜPMOが必要なのか> PMOが誕生・普及してくる前は、プロジェクトマネジメントを機能させるのは プロジェクトマネージャの仕事とされてきました。 スケジュール表の進行状況をチェックしたり、コストを集計してきて現状の予算消化状況を見える化する事から、部下がエスカレーションしてきた課題をヒアリングして指示を出す事まで全てをプロジェクトマネージャがこなしていました。

しかし、最近になって全社横断プロジェクトが増えてくるなど、プロジェクトの規模が大きくなり色々な組織から参加するメンバーが増えていく一方で、 低コスト・短納期化が求められるなどプロジェクトは複雑化していきました。

こうなってくるとプロジェクトマネージャが適切なタイミングで的確な判断を下さなければプロジェクトは上手くいかなくなってきます。 なんでもかんでもプロジェクトマネージャが仕事をしていると、的確な判断を下さなければならないタイミングでプロジェクトマネージャがいない、あるいは他の仕事を実行していてそれどころじゃないなんて事が出てきます。

プロジェクトマネージャにはプロジェクトマネージャがしなければならない 仕事に集中してもらい、集計やチェックする仕事は別の人間が担当した方が プロジェクト全体のためには効率的な局面が増えてきました。 ここでプロジェクトマネージャでなくてもよい仕事を補佐的に担当する役割としてPMOの仕事が必要になります。

  <PMOの仕事の面白さ> 1つはプロジェクトへの影響力、 もう1つはプロジェクトメンバーと苦楽を共にして成功した時に皆で味わう達成感です。

1つめのプロジェクトへの影響力ですが、PMOの仕事をしていると プロジェクト全体を俯瞰的に捉える事が出来ます。 プロジェクトメンバーとして参加していると分からない全体の状況を把握して、プロジェクト全体で見ると現在何が問題で何に対して手を打つべきなのかを提案し、プロジェクトマネージャやプロジェクトメンバーと相談してプロジェクト全体の行動に反映します。 つまり、組織全体を動かす事が出来ます。 今までプロジェクトメンバーが数十人集まって皆が一生懸命仕事をしていても、なかなか上手く前に進まないプロジェクトが、PMOとしてプロジェクト全体の状況を把握して解決策を提案・実行にうつすと、組織の歯車が噛み合いだして上手く進行していく経験をする事が出来ます。 あくまでもプロジェクトの黒子に徹しながらも、プロジェクトに対していい影響を与えたなと1人自己満足にひたれるのがこの仕事の1つの面白味です。

プロジェクトに対してPMOがなんとなくいい影響を与えてくれる。 周囲にもその感じを認められて信頼を得てくると、色々なメンバーがPMOに相談してくれるようになります。 そのなかには小さなメンバーの心の中にあるただの不安であったり、 手の施しようが無い程大きな問題であったりしますが、共通して言えるのはプロジェクトのメンバーはみんな悩みを抱えて苦労をしながらも、前進してようやくプロジェクトは終結の段階までたどりつけます。 PMOは色々なメンバーの相談にのったり、正念場で踏ん張るプロジェクトマネージャやメンバーの仕事を見ながら、このプロジェクトのドラマをリアルに感じる事になります。 ようやくプロジェクトが成功した時には、本当に皆に対する感謝があふれますが、そんな中で色々なメンバーから「PMOがいてくれたから成功した」「PMOが皆を繋げてくれて本当に助かった」 という声を頂くと、自分もこのプロジェクトに貢献してきたんだなと達成感を味わう事が出来ます。

  <情熱を持って取り組んだプロジェクト> どのプロジェクトも一生懸命取り組ませてもらいましたが、 やっぱり規模の大きなプロジェクトやプロジェクトの結果が人命救助に影響のあるプロジェクト等は雑誌などに記事が載ることもあるので、そういうのを目にしたりすると社会の中での自分の存在意義みたいなものも感じてやりがいを感じながら仕事をさせてもらいました。 だいたいそういうプロジェクトほど、プロジェクトの外部から「あれはしっかりやってるか」「これはどうなんだ」と監査的な横やりが入ってくる事も多いのですが、そういうものに答える経験を積むと、プロジェクトを更に客観的に俯瞰する視点が身に着いたりして、面倒臭いと感じつつも面白かったりします。

株式会社 マネジメントソリューションズについて

マネジメントソリューションズは、ただ売上げと利益率をあげることを追及するだけの会社ではありません。 前職の会社と比較しても独特なカルチャーを持って個人も企業も成長していこうとしている会社だと思います。 このカルチャーの中で働いていく中で、自分の中の価値観が変化していきます。 私はこの価値観の変化が人間的に成長していると捉えて、変わっていく自分を楽しんでいます。

例えばマネジメントソリューションズでは、「プロフェッショナルな社員が個人のキャリアを実現する場として会社がある」という考え方をします。 これは会社から何か指示や目標を与えられて、それを実現する為に働き対価を得る一般的な会社員とは違います。

まず、社員が5年・10年、あるいは生涯の仕事を通じて何を実現したいのかはっきりとした目的を持ち、それを実現するための手段としてマネジメントソリューションズに所属しているのです。 なので、全ての出発点は「主体的」に自分が何をしたいのかの目的を持って行動をする事が求められます。 成長も、成果も、どこまでのキャリアアップを目標に置くかも全て自分の意思に委ねられます。 結果も自分の行動次第となるので、社員はプロフェッショナルとして 自己をマネジメント出来る自立した存在である事が求められます。

私も入社当初は、プロフェッショナルとしての自分として立つ事にプレッシャーを感じたりはしていましたが、考え方が腹落ちしてくると逆に自分次第で何でも出来る事に価値観の成長を感じてきました。

例えば、プロジェクト業務を実施していると納得のいかない仕事を引き取らざるを得なかったり、つらい立場に立たされる場面もありますが、 この時「こんな事を何故自分がやらされなきゃならないのか!」とネガティブに感じるのか、「プロジェクト成功に向けてこの局面をクリアする為に、自分がやってやるんだ!」とポジティブに感じ取れるのか、 ただの受け取り方1つなのですが、これ次第で仕事に対するやりがいや取り組み方は変わってきます。 「自分は任された仕事をこなす為にこのプロジェクトにいる」のか、 「プロジェクト成功のために自分がしなければならない事は何か」を問い続けるのか、 この視点1つの違いで状況の捉え方は全く異なってきて、その結果プロジェクトマネージャや経営層に対して説明・提案する内容もより効果的な物に変わってきていると思います。

会社や仕事に対する価値観も同様で、「自分がこんな人生を送りたいからこの会社にいてこの仕事してるんだ」と捉えられるようになってきたと思います。 仕事をこう捉えるようになってきてから、以前は、なんとなく仕事に役立ちそうだからという理由で専門書や資格の勉強を半分我慢しながらしていましたが、 「今では将来これに繋がりそうだから」とか、 「この価値観を取りこんだら自分はより深みのある考え方を出来るようになる」とか 目的を持って取り組むようになると、気持ちの面で前向きに取り組む事が出来てきて集中力も変わってきたと思います。 最近になって、これが自己マネジメントの第1歩かと気付くようにもなってきました。

今回紹介したのはMSOLのカルチャーの一例ですが、他にも社員が主体的に行動して、その結果社員として会社が成長していくための仕組みや制度をマネジメントソリューションズは構築しています。 まだまだベンチャー企業なので、足りないところは自ら提案すれば会社を変えていく事も出来ます。

自分から行動を起こして、成長していきたい考え方を持っている方はぜひ応募して下さい!

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