俺は、付き合う人間を選んでいる。
冷たく聞こえるかもしれない。
でも、これは俺が経験から学んだ、一番大事なことの一つだ。
昔の基準は、「いい人かどうか」だった。
20代の頃、俺が人間関係で持っていた基準はシンプルだった。
いい人かどうか。それだけだった。
優しい、面白い、一緒にいて楽しい。そういう人間と付き合っていた。それで十分だと思っていた。
でも、ある時から気づき始めた。
いい人なのに、どこか話が合わなくなっていく。価値観がずれていく。一緒にいると、なんとなく消耗する。
なぜかと考えた。
志の高さが、違ったからだ。
いい人かどうかと、志が高いかどうかは、別の話だった。その人の意思決定を聞いていると、世間一般の答えをなぞっているだけだと感じる瞬間がある。安定を選ぶ、リスクを避ける、周りに合わせる——それ自体を否定するつもりはない。でも、俺が向かいたい方向と、根本的に違った。
いい人であることと、一緒に走れる人であることは、イコールじゃなかった。
「付き合いたくない人」の正体。
正直に言う。
俺が距離を置くのは、こういう人間だ。
全部自分都合で動く人。利己的で、損得だけで関係を作る人。そしてマウントをとってくる人。
マウントをとってくる人に対して、俺はこう思っている。
「この人は、満たされていないんだろうな。」
怒りじゃない。哀れみに近い感情だ。本当に自信がある人間は、他人をわざわざ下げない。マウントをとるという行為は、自分の空洞を埋めようとしている行為だと俺は思っている。
だから「すごいですね」と言う。思っていなくても。
そしてそっと、距離を置く。
「付き合いたい世界」の景色。
逆に、俺が一緒にいたいと思う人間には共通点がある。
志が高い。利他的だ。素直だ。そして、応援し合える。
この四つが揃っている人間と話すと、不思議なことが起きる。
自分の可能性が広がる感覚がある。「俺もやれるかもしれない」という気持ちになる。会った後に、エネルギーが増えている。
消耗じゃなく、充電される。
そういう人間が周りに集まり始めた時、俺の意思決定が変わった。世間の正解じゃなく、自分の正解で動けるようになった。
環境が、人をつくる。これは本当のことだと思っている。
付き合う人間が、人生の方向を決める。
少し前の俺は、「世間一般的な正解」の中で生きていた。
安定した会社にいることが正解。リスクを取らないことが正解。みんなと同じ道を歩くことが正解。そういう空気の中にいると、そこから外れることへの恐怖が生まれる。
でも、志が高い人間の近くにいると、その恐怖が薄れていく。「普通じゃない選択」が、普通に見えてくる。
付き合う人間が変わると、自分の「普通」の基準が変わる。
それが、人生の方向を変える。
最後に、あなたに聞きたい。
今、あなたの周りにいる人間は、あなたをどこに連れて行っていますか?
会うたびにエネルギーが増える人がいますか。本音で話せる人がいますか。あなたの挑戦を、応援してくれる人がいますか。
もし「なんか違う」と感じているなら、それは環境を変えるサインかもしれない。
move onに来る人間に、華やかな経歴は求めていない。
ただ一つだけ。志を持って、本音で生きている人間と働きたい。
そういう人間が集まる場所を、ここに作っている。