ー はじめに簡単な自己紹介をお願いいたします。
デザイン責任者をしている原田佳樹といいます。これまでの経歴を簡単に話すと、学生時代に制作会社で2年ほどインターンをしたり、Goodpatchのサマーインターンを経て、ペット領域で学生起業したりしてました。好きなことは、家探し、DJとかです。笑
ー モスティープレイスにjoinしたきっかけは何ですか?
学生起業を経験した後、モスティープレイス代表に出会ったことがきっかけです。
当時は自分で事業作りをやろうと思っていたので、週3くらいでデザインを手伝おうかなというテンションでした。もともとサービスはプレスリリースで知っていたのと、学生起業時のサービスもCtoCのサービスだったため、スムーズに話が進みました。
実際にモスティープレイスに入ってデザインを手伝っているうちに、朝礼で交わされており言葉の意味がわからなったり笑、初月から大きな売上が立っているなどレベルの違いを感じたため、自分自身まだ起業家としてできる段階じゃないなと実感したため、2017年の6月頃にモスティープレイスに本格的にジョインしました。
◾デザイン経営に挑戦する、デザインカンパニー
ー モスティープレイスにはデザイナーが何人いて、どんな組織構造をしていますか?
モスティープレイスには現在4人のデザイナーが在籍しています。各事業部ごとに1人デザイナーがいながら、独立したデザイン組織も同時に作っています。
ー 一般的には事業部の下にデザインチームをおいている会社が多い印象ですが、独立してデザインチームをおいているんですね?
もともとデザイナーは私一人だったのですが、人が増えていくにつれて事業部にデザイナーが一人という状況は働きづらいと感じるようになりました。
デザイナーがまとまっていた方が、ナレッジ共有をはじめとしてお互いのスキルの向上がしやすいし、キャリアアップの道筋も見えやすいと考え、このような体制にしました。
また、デザイナーがデザイナーを評価できない環境というのもおかしな話で、デザインがわかる人がデザイナーをみるべきだし、仲間にしたい人についてもデザイナー同士が話し合ったほうが適切だと考えています。他にも、使いたい予算がすぐに出せるというのも一つの特徴です。例えば、競合サービス調査のために課金をしたり、使いたいツールをすぐに購入できたりするので、意思決定が早くなるというメリットがあります。
なるほど。デザイナーが働きやすい会社ですね!今後どういうチームにしていきたいとかがあれば教えて下さい。
モスティープレイスはどんどん新規事業を作っていく事業家集団を目指しています。事業の領域やフェーズによってデザインの使い所は違ってくるものです。なので、将来的には事業の領域・フェーズに合わせて適切な人をアサインできるような、柔軟なデザインチームを作りたいと思っています。社内にデザインファームがあるイメージです。
また、「2X」という言葉を大事にしています。これは、デザインがあることによって、事業を2倍速にドライブするという意味を込めています。また、「デザイン経営宣言」で出されていた数字を参考にしています。その資料によると、デザインに投資している会社は、そうではない会社に比べて、10年のスパンでみて株価が200%違うという結果が出ていました。すぐに達成できることではないですが、デザインの力をを信じて長期スパンで取り組んで行きたいです。
ー 具体的に、今のモスティープレイスのデザインチームではどのような取り組みをしていますか?
月1で1on1を行っています。モスティープレイスが定義するスキルセットに基づいて自己評価、他己評価を行い、足りない部分を補う強化月間を設けたりしています。
また、デザイナー全員が集まる「デザインの未来会議」も月1で行っています。特に毎回テーマを決めて何かをやっているわけではないのですが、お互いの最近のデザインについて批評しあったりとか、最近こういうデザインがトレンドだよねとか、雑談ですね。笑
今後は業務内にインプットの時間を積極的に取り入れたいと考えています。特にデザイナーは、いわゆる「木こりのジレンマ」問題が起きやすい仕事だと思うので、スキルをアップデートできるようなチーム内の仕組みづくりに今後は力を入れていきたいところです。
ー お話を聞いていると、会社としてすごくデザインを大切にしているように見えますが、この文化は最初からあったんですか?
いえ、最初から今のような体制があった訳ではありません。少しずつ、社内にデザインを文化として広める活動は地道にやってきました。もちろん、弊社の創業メンバーはデザインへの理解が高いことがベースにありますが。
一つに、とあるアプリのデザインリニューアルプロジェクトで実績を作ったことがすごく大きいと思っています。技術アップデートの後押しもあって各指標が10%前後も改善されました。「デザインの価値を示すには、まずは数字で証明すること」とよく言われますが、それを体現できたのかなと。
また、社内で「デザインは大事」という啓蒙活動をしつこく行ったということですかね。笑 偉い人の言葉を引用したり、総会で「なぜこのデザインが良いのか」について説明したりなど、話す機会があるたびに「デザインの大切さ」を訴えていました。そうすることで社内にデザインの大切さが少しずつ広がっていったような気がします。
ー デザインの力を信じながら、事業作りにコミットできる人と働きたい
なるほど。すごい積み重ねをしてきたんですね!では次に、モスティープレイスのデザイナーとして経験できることを教えて下さい。
んーたくさんあります。笑 しいて言うなら、決断経験値が積めることです。これは弊社で大事にしている考え方で、デザイナーに限った話ではないのですが。「このデザインが良いんじゃない?」という判断だけではなく、そこから「このデザインにFIXします!」と決断ができるか。これが大事なんですね。自分の決断に自信をもって、プロダクトを前に進められるか。これができる環境がモスティープレイスにはあります。
さらに、事業の領域・フェーズが様々なので、たくさんのプロダクトを見れるようになります。WEBサービス、アプリ、インターネット以外のグラフィック等々。前述した柔軟なデザインチームを作った後は、適性をみつつ経験値を積みたい事業のデザインをやってもらいたいと考えています。
ー 私もデザインチームに入りたくなりました。笑 最後に、こんなデザイナーと働きたいというのがあれば教えて下さい。
1番はデザインの力を信じている人ですね。それでいて、ビジネスマンである人。どこまでいってもやっているのは「事業」だから、何らかの数字として見える形で返ってくるはずなので、それにコミットできる人と働きたいですね。