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はじめまして。
マネーフォワードでプロダクトオーナーを担当している、ヒロハラと申します!
マネーフォワード クラウドは、「ココロ動かすクラウド」をコンセプトに掲げた、バックオフィスの業務を効率化するクラウドサービスです。
今回は、この「ココロ動かすクラウド」というコンセプトの実現のために、私が大切にしている3つのこと(+1)について、書いていきたいと思います!
目次
- 「ココロ動かすクラウド」って?
- ユーザーの想像を超えるサービスをつくるには?
- 1 . 「自分で考える」
- 2 . 「目的から考える」
- 3 . 「ユーザーの立場にたって、”ユーザーの価値観”で考える」
- あたたかいサービスをつくるには?
- (+1) 「ココロをこめてつくり、とどける」
- さいごに
「ココロ動かすクラウド」って?
「ココロ動かすクラウド」に必要な要素は何でしょうか?
いろいろな要素が思い浮かぶと思うのですが、私は、とくに次の2つが重要かな、と思っています。
・ユーザーの想像を超えるサービス
・あたたかいサービス
「ユーザーの想像を超えるサービス」は、驚きや感動でユーザーのココロを動かす、というイメージ、そして、「あたたかいサービス」のほうは、ほっこりするとか幸せな気持ちになるといった優しさでココロを動かす、というイメージです。
この2つを併せ持っているプロダクト、サービスというのはとても理想的で、素晴らしいサービスだなーと思います。
では、そんなサービス、どうやってつくればいいでしょうか?
ユーザーの想像を超えるサービスをつくるには?
まずは、1つ目の要素、「ユーザーの想像を超えるサービス」をつくる上で、私が大切にしている3つのポイントを書いていきたいと思います。
1 . 「自分で考える」
まず1つ目は、「自分で考える」です。
to Cのサービスと違い、to Bの特にバックオフィス向けサービスは、作り手である自分自身がユーザーとなってその業務を経験することはほとんどないので、担当者の気持ちやペインなどわからないことも多く、どうしても、ユーザーに答えを聞きたい、ユーザーに教えて欲しいという衝動に駆られます。
しかし、ユーザーに教えてもらった通りに作ったところでユーザーの期待を超えることはできません。では、どうすればよいのでしょうか?
少し話がとんでしまうのですが、例えばプライベートで、誰かの誕生日とか記念日とか、サプライズでお祝いするなんてことがあると思うのですが、そのときに、お祝いする相手に、「何をしたら驚いてくれる?」と聞く人はいないと思うんですね。
なんとかして喜んでもらいたいと、相手のことを想って必死に考えると思うんです。
プロダクト、サービス作りもこれと同じで、まずユーザーのことを想って、誰よりも真剣に、必死に、自分で考えて、サービスのグランドデザインを作りきるということが何よりも重要だと思っています。
その上でそのサービスイメージをユーザーにぶつけて反応を知る、という順番です。
ユーザーの想像を超えるサービスを作ろうとしているわけなので、こちらが徹底的に考えたサービスイメージがヒットすれば、「それはすごいね!」「そんなサービスがあるなら、ぜひうちでも使いたいね!」という反応をもらえるはずです。
もし、そういう反応が得られなかったときには、また改めて必死に考えてもう一度ぶつける、というのを繰り返し、解像度をあげていく。
ユーザーとの会話の場は、自分自身で徹底的に考えたサービスイメージをぶつけて反応を知る検証の場、答え合わせの場として使うことが重要だと思います。
2 . 「目的から考える」
2つ目のポイントは、「目的から考える」です。
有名な例で、「もっと早い馬車が欲しい」という声に応え続けていたら、「自動車」というイノベーションは生まれなかった、という話があります。
「もっと早い馬車」というのはユーザーにとって手段であって目的ではありません。
この例では、「もっと早い馬車が欲しい」と要求しているユーザーの本質的な欲求(目的)は、「もっと早く移動したい」ということなのだと、目的をきちんと掴むことができることが重要です。
サービス作りのプロセスにおいては、作り手もユーザーも、ボタンの位置や画面の構成など手段の話をしがちなのですが、どんな場面でも常に「目的から考える」、目的に立ち戻るというのが、すごく重要だと思います。
3 . 「ユーザーの立場にたって、”ユーザーの価値観”で考える」
3つ目のポイントは、「ユーザーの立場にたって、”ユーザーの価値観”で考える」です。
サービスをつくる上で、ユーザーの立場にたって考えなさい、というのは、よく言われると思うのですが、ここではさらに、"ユーザーの価値観で" と入っているところがポイントです。
例えば、会計系のサービスを開発する際には、経理部ではたらく人の立場にたって考えると思います。ただ、多くの場合、経理部の人の立場にたちながらも、エンジニアやプロダクトマネジャーという自分自身の価値観で考えてしまっています。
ここを、経理部の人の立場になった上で、さらに”経理部の人の価値観で”考えられるようになるかどうかが、サービスの出来を左右する大きなポイントになると思っています。
これは、言葉では簡単に書けますが、実行するのは本当に難しい、、ただ、少なくともまずは常にユーザーの価値観で考えることを強く意識するだけでも、結果は大きく変わってくると思います。
というわけで、ユーザーの想像を超えるサービスをつくる上で大切にしている3つのポイントをまとめると、
・自分で考える
・目的から考える
・ユーザーの立場にたって、ユーザーの価値観で考える
になります。
あたたかいサービスをつくるには?
続いて、もう一つの要素、「あたたかいサービス」についてです。
個人的には、ユーザーの想像を超えるサービス以上に、この、「あたたかいサービス」というのが好きで、自分でもいつもそういうあたたかいサービスがつくれたらなーと思っています。
そして、私が、あたたかいサービスと聞いて、いつも真っ先に思い浮かぶのは、この機能です。
本当にマネーフォワードらしい、あたたかい機能だなーと思います。こんな機能を、to Bのサービスにも少しでも多く取り入れていきたいなと思っています。
そんなあたたかいサービスをつくるために、大切にしているポイントは、こちらです。
(+1) 「ココロをこめてつくり、とどける」
ユーザーのために、「ココロをこめてつくり、とどける」、この1点です。
一見、無機質でつめたいものに感じがちなクラウドサービスですが、実はエンジニアやデザイナーは日々手作りでこれをつくっています。
手作りのモノというのは、つくり手の「ココロ」が、ユーザーにも手に取るように伝わるもので、私自身も、これまで何度もその嬉しさと怖さみたいなものを感じてきました。
サービス作りにおいて、技術や知識や経験はもちろん重要ですが、それ以上に重要なのは、つくり手の「ココロ」です。
私自身も、まだまだこの点未熟ではあるのですが、「ココロ」を極め「ココロ」の偏差値をあげることで、少しでもユーザーさんの「ココロを動かす」あたたかいサービスを生み出していきたい、と思っています。
というわけで、タイトルで、(+1)と書かせて頂いた大切にしているもうひとつのポイントは、この「ココロをこめてつくり、とどける」になります!
さいごに
今日は、「ココロ動かすクラウド」をつくる上で、大切にしている3つのこと(+1)、について書かせて頂きました。
現実のサービス作りというのは、本当に大変なことだらけで、毎日、難しいこと、迷ってしまうことの連続なのですが、マネーフォワードが大切にしているValueのひとつでもある、「User Focus」を忘れずに、今日書かせて頂いた、大切にしている3つのこと(+1)を常に意識して、1人でも多くのユーザーさんの「ココロを動かす」ことができる、クラウドサービスをつくり、とどけていきたいと思います。
マネーフォワードでは、そんな「ココロ動かすクラウド」を一緒につくっていく PO/PdMやエンジニア、デザイナーなどを広く募集しています!
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