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※この記事はMOLTSのコーポレートにて、2019年4月15日に投稿した記事の転載となります。( https://moltsinc.co.jp/recruit/4120)
前職ではオウンドメディアの立ち上げからグロースまで携わり、最終的に月間400万UUを達成したものの、「20代のうちは、もっともがき苦しむことをしたい。さらなる成長をしたい」と思い、2018年5月、オウンドメディアマーケティング領域でエージェンシー事業を行うMOLTSグループのKRAFTに入社した、田島光太郎。
事実、入社して最初の5カ月間は仕事をつくることすらできず、周りのメンバーとの力量差に自己嫌悪を覚えるほど、もがき苦しんだという。だが、現在は一人で収支の組み立てからクライアントへの価値提供までできるようになり、「独立して働ける力量」を手にすることができた。
それでもなぜ、KRAFTの最年少・田島光太郎は、MOLTSで働き続けるのか——。その理由に迫る。
大企業の内定を蹴ったのは、そこに“責任のある自由”があったから
——KRAFTが2社目の田島さんですが、1社目の会社はどんな会社でどんな業務に携わっていたのでしょうか?
新卒入社した1社目(前職)はいわゆる事業会社で、5年間、主に、自社が保有するオウンドメディアのコンテンツディレクターとして働いていました。
オウンドメディアの取り組み自体、会社として初の試みだったので、社内に知見もなければ経験者もいない中でのスタートでしたが、「1年後には、月間100万UUを目指す」という明確な数値目標のもと、立ち上げ初期から運用に携わっていましたね。
オウンドメディアを運用する目的は「スマートフォンや格安SIMなどの販売獲得につなげること」で、はじめはSEOを強化することから取り組み、「格安SIM」などの検索キーワードで上位表示を狙ったコンテンツを企画・制作していきました。その結果、当初の計画より3カ月押したものの、1年3カ月後には月間100万UUを達成することができ、さらにその1年後には月間400万UUを達成することができたんです。
ECサイトがリリースされてからはコンバージョンも意識していましたが、1つの記事から月間で100件のコンバージョンが生まれるなど、0からオウンドメディアの成長に携わりながら結果にもつなげられたのは、うれしかったですね。その後は「ECサイトの満足度を上げるために、オウンドメディアをどのように活用すればよいのか」といった観点から、顧客分析やCRMも担当しました。
——数値目標も達成し、結果も出した。はたから見たら順調なキャリアに見えますが、なぜ、MOLTSへ入社しようと思ったのでしょうか?
「20代はもっとチャレンジできる。成長できる環境に身を置きたい」と思ったのが一番の理由です。
確かに順調ではあったし、オウンドメディアと自分自身が成長していく実感はあったのですが、どこか“物足りなさ”を感じていました。また、同じようなタイミングで目標としていた方が退職してしまい、心にぽっかりと穴が空いたような感じになってしまって。学びと挑戦が連続する日々がなくなってしまったというか……。その一方で、「残り少ない20代の時間をもっと自分が成長するために使いたい」とも思ったんです。
そんなとき、MOLTSの代表・寺倉そめひこから、Wantedly経由で連絡が届きました。もともと好奇心が強く、「まずは、動いてやってみる」という性格でもあったので、オフィスへ出向き、詳しく話を聞くことにしたんです。ただ、当時のオフィスはマンションの一室だったこともあって、到着するなり案内された部屋は、畳の和室でした。「こんな会社って本当にあるんだな」と思いましたね(笑)。
でも、寺倉とその和室で話をした時間は、とても新鮮でした。MOLTSは全員が独立採算であること、一人ひとりが自分で収支の組み立てをしていること、メンバー全員がフラットなパートナー関係であること、クライアントへの価値提供や収支としての成果さえ出せば出社義務もなく自由に働けること。寺倉と対話をしていく中でMOLTSの魅力に気付けたし、働き方も会社の在り方も何もかもが斬新で衝撃を受けたのを覚えています。
それをきっかけにさまざまな会社を知りたくなって、本格的に転職活動を始めました。複数社受けたのですが、最終的に残ったのが、とある大手企業とMOLTS(KRAFT)の2社で。どちらの道に進むか、いろいろと悩んだのですが、自分で収支を組み立て、自分の裁量でチャレンジしていく、そんなサバイバルのような環境が自身の成長につながると感じ、MOLTS(KRAFT)を選びました。「MOLTS(KRAFT)に身を置いた方がわくわくできそう」と思えたことも、決め手でしたね。
「そもそも、仕事をつくることすらできなかった」。一人で生き抜く力を身に付けなければ、MOLTSには居場所がない
——MOLTSに入社してからこれまでの約1年を振り返ると、どんな1年でしたか?
MOLTSでは、成功も失敗も全て自分の責任です。もちろん、知識の共有やアドバイス、サポートはあれど、クライアントに価値提供するために必要なものは、自ら行動して取りにいかなくてはなりません。当たり前といえば当たり前ですが、入社間もなかった当時の自分には、それがなかなかできていませんでした。
「裁量を持って、自分で決めて、自分で結果を出していく」。この行動を実現したくてMOLTSに入社したにも関わらず、入社早々、もがき苦しむ日々が続きました。
先ほど触れた通り、MOLTSでは、役員もメンバーも関係なく、全員が独立採算で働いています。売上からそれに掛かった売上原価を引いた”売上総利益”を各人が管理しており、最低限のルールとして「自分の数字は自分で組み立てること」が求められます。けれども、会社としてそのような前提条件なのに当時の自分は人脈も何もなく、クライアントへの貢献をする以前に、そもそも「仕事をする」ことすらできなかったんです。
MOLTSは、何もしなくても誰かが仕事を与えてくれるような文化はありません。仕事を振ってくれる上司もいないし、ましてや自分の収支のために仕事がもらえる……なんてこともないです。また、当時の自分には、仕事を紹介してくれるような社外とのリレーションも期待できませんでした。
クライアントの成果にしっかりとこだわり、その対価として数字をつくり上げていく。つまり、自分一人でもビジネスを成立させられて生き抜く力を身に付けないと、MOLTSにいられません。
とはいえ、状況は変わらず、でしたね。入社して4カ月目に入っても、相変わらず、当月も次月も収支の組み立てができていない状況が続いていて……。かつ、僕自身のアクションも全然足りておらず、週に1度の定例ミーティングでは話題に入ることすら許してもらえませんでした。いよいよ、「このままでは、本気でまずいな」と。
——仕事がない状況を、どうやって乗り越えたのでしょうか?
MOLTSには「社内売買」という考え方があり、クライアントの成果を生むために必要であれば、社内メンバーを“パートナー”としてアサインできます(社内メンバーであってもパートナーなので売上が発生する仕組み)。この制度を活用しようと考え、まずはじめに取り掛かったのが、社内のリレーション構築でした。
ある日の定例ミーティングが終わった直後、グループ会社のSTAUTの代表・松尾に電話をして、案件の相談をしました。そうしたら、「この後、打ち合わせがあるけど、来るか?」と誘っていただいて。電話をした1時間後には打ち合わせ開始だったのですが、「すぐ、行きます」と。
そして、打ち合わせに同席させてもらったのですが、偶然にも「コンテンツの見直しを考えている」という話題になったんです。そこから、社内での相談を経て、クライアントに価値提供ができるかを検討し、フォロー体制もつくっていただいた上で、あらためてご提案の機会をいただきました。結果、コンテンツSEOのコンサルティング案件につながり、ようやく自らの力で仕事を獲得することができたんです。
1本の電話で仕事につながることもある。たとえ小さなアクションでも、行動すればしっかりと結果になって返ってくることを実感した瞬間でした。
この体験から、しっかりと自分ができることや過去の成果を社内外問わず話していくこと、また困ったときに相談していくことなどを、徹底して繰り返していきました。コーポレートサイトに来たお問い合わせ対応にも率先して手を挙げ、メンバーに同行してもらうなど、とにかくアクションを起こしていくことを続けていきました。
現在は、そういう種まきが半年以上経過してから実り始め、社外・社内問わず、引き合いが増えてきています。クライアント貢献を前提とした上で、数字を組み立てられるようになっていきました。
今だから言えるのですが、仕事が取れなかった当時は自分だけ“ダメな状況”で、仕事がデキる周りの人になかなか相談しづらい状況がありました。プロフェッショナルだからこそできて当たり前という中で、「案件がなくて……」とは言いづらかったですね。
仕事を通じて関わる人たちと喜びを分かち合う
——自ら仕事をつくることができるようになった現在、それでも独立せず、MOLTSに所属し続ける理由を教えてください。
MOLTSは会社や組織でありながら、独立の裁量と責任を持ち合わせた、“良いとこ取り”をしている環境だと感じています。クライアントに成果でお返しすることを前提として、自分で収支を組み立てたり、裁量のある働き方ができたり、それでいて、さまざまなプロフェッショナルと共に同じ価値観を持って仕事ができたりするのは、なかなかない環境だと思うんです。
正直なところ、僕自身、「将来、これをやりたい!」という思いがまだないんですよね。ただ、仕事を通じて関わる人たちと喜びを共有できることが結果的に僕の喜びにもなっていますし、MOLTSで価値提供するための力をもっともっと身につけたいと考えています。今後仕事や環境がどれだけ変わったとしても、MOLTSで得た力は生涯、生かし続けられると思うんです。
そういった意味でも、MOLTSの企業理念がすごく好きで。「美味い、酒を飲む。」って単なる酒好きとかじゃなく、プロジェクトを通じて、仕事を通じて、それだけ気持ちの良い体験ができたか、それだけの価値を提供できたか、を一言で表した、面白い表現だなって思うんですよ。
しかも、それを共通の価値基準としてMOLTSメンバー全員が持っているので、判断軸がものすごくシンプルです。「それで、本当に美味い酒が飲めるのか?」から考えるのは、MOLTSならではだと思います。そうしてクライアントや成果と真剣に向き合い取り組んだ結果、プロジェクトが成功したら気持ち良い体験になって、美味い酒が飲める。
あらためて「美味い、酒を飲む。」という理念が、自分にはしっくり来ているなと感じています。
――MOLTSに入社してからこれまでで、「美味い酒が飲めたな」という経験はありましたか?
オウンドメディアマーケティングにおいて、求められていた成果が得られたことや、成果を得る過程でメディアを伸ばすことができたケースは往往にしてあります。そのため、美味い酒を飲める体験は、今の段階でもできていると思います。
ただ、僕の場合は長期的に取り組んで成果を上げていく案件ばかりのため、成功体験はあるものの、もう少し先に「飛び切りに美味い酒が飲めるような体験」が待っているのでは?と思っています。なので、そこを目指して、毎日もがき苦しんでいますね(笑)。
「美味い酒の『美味さ』って、何で決まるのかな?」って考えたときに、僕なりに辿り着いた答えがあるんです。それは、チャレンジの幅なのかなって。大きなチャレンジをする分、頭もすごく悩ませるし、壁にもぶつかるし、わからないことも多いし、楽なことばかりではないです。ただ、チャレンジの幅が大きければ大きいほど、成し遂げたときの達成感や満足感も大きいし、そのときに飲む酒はとびっきり美味いんだろうなって、思っています。
そう考えたときに、あらためてこれまでを振り返ると、MOLTSは信頼できる仲間とチャレンジできる環境が揃っています。自分の中でまだまだチャレンジできることはたくさんありますし、今のクライアントにもこれからのクライアントにも、最大限の成果を返して、めちゃくちゃ美味い酒を飲んでやろうと思います。
——今後、どんなことにチャレンジをしていきたいですか?
そもそも、MOLTSに入社するということ自体がチャレンジングなことでした。即戦力というよりは、成長を見越して投資的に採用をしてくれたと思っていますし。実際、MOLTSに入社して他のすごいメンバーたちとの差を痛感して、「自分はこんなにもできないのか……」と自己嫌悪を覚えるくらいで。
でも、その経験の中で、できることが少しずつ増え、幅が広がり、成功体験を積めるようにもなってきました。
今はコンサルティングやオウンドメディアのプロデュースを通して、美味い酒を飲むために、今よりもっとチャレンジをしていきたいです。そして、クライアントやパートナーと共に気持ちの良い仕事をつくっていきたいですね。
MOLTSグループでは、現在以下のような職種を募集しています。
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