- プロモーションプランナー
- 正社員|エンジニア
- 正社員|運用企画ディレクター
- Other occupations (27)
- Development
- Business
こんにちは!メディア工房の採用担当です!
メディア工房ではどんな社員が働いているのか、どんなお仕事をしているのか社員インタビューを通してたくさんの方に知っていただきたく不定期で社員インタビュー記事を公開したく思っております!
<社員インタビュー第1弾>
こんにちは、ayaです。バリキャリ女性のみなさん、結婚願望・出産願望はありますか?私は「結婚は(世間体的に)しておきたいけど、子どもはいらないかな~」というぬるい考えのまま、気付いたらアラサーに突入していました。ご存知の通り、世の女性たちは今や当然のように性差にかかわらず活躍しています。 それに、バリバリ仕事をする半面、趣味や好きなことにも時間とお金を使いたい!と思う気持ちの強い女性も少なくありません。結婚や出産というイベントはとても喜ばしいことです。ですが働いている方の中には「キャリアの妨げになりかねない」なんてイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、結婚・出産を経てなおバリバリの現役プレイヤーとして、そして管理職としても活躍する入社11年目のCHIKAさんにお話を伺いました。ぶっちゃけ、時短勤務ってどうなの?ワーカホリックな人でもやっていけるの?失礼を承知で、ガンガン聞いてまいります!
AYA:CHIKAさん、今日はよろしくおねがいいたします!
CHIKA:こちらこそよろしくお願いします。
■CHIKA 2005年メディア工房入社。入社後はライティング、サイト運用、コンテンツプロデュース(企画職)等幅広いポジションを経験し、デジタルコンテンツの企画・制作ノウハウを学ぶ。入社5年目に元職場の同僚と結婚し、その後、長女を出産。復帰後は17時までの時短勤務でプレイングマネージャーとして活躍。プレイヤーとしての業務はもちろん、徹底したユーザー目線重視の指導・マネジメントは社内でも定評があり、若手の育成や採用に関しても積極的である。
会社から求められるものと自分ができることのギャップに悩まされた時期も
AYA:CHIKAさんはだいぶ社歴も長いですけれど、お子さんは今おいくつなんでしたっけ?
CHIKA:5歳になりました。今度6歳ですね。
AYA:そうすると育休復帰から考えると、ワーキングマザー歴は5年くらいに?
CHIKA:そうですね、ただウチは保育園の審査に落ちてしまって、幼稚園に通わせています。もちろん、延長保育をしてくれるところ。でも、そうした事情なので、社内の規程に融通を利かせてもらって、時短勤務の期間を延長してるんですよ。
AYA:保育園の入園申請や審査って大変だって言いますもんね。ただ、時短勤務とはいえ朝のお見送りからすぐ出社して、仕事してなるべく定時であがってすぐお迎え、帰ったら夕飯の支度…って、めちゃくちゃ忙しいですよね?
CHIKA:毎日めまぐるしい感じはありますよね(笑)。ただ、今でこそそのリズムで生活できるようになりましたけど、復帰後2、3年はやっぱり全然上手くいかなくて。そもそも出産前の私って、終電はほぼデフォルト、忙しければ休日出勤や徹夜もやむなしって具合で、けっこう無謀な働きかただったんです。それが、子どもが生まれてからは一転。際限なく使っていた「時間」に「限り」ができちゃって、これまで当たり前だったことができなくなってしまったんですよね。
AYA:たとえば、どんなことでしょう?
CHIKA:簡単に言うと、「会社から求められるもの」と「自分がやりたいと思ってるもの・できると思っていたこと」が一致しなかった、ってことですね。会社(上司)から、「時間の融通は利かなくても、これだったらできるよね」と、配慮してもらったはずの業務でも、意外に変則的なアクシデントが発生しやすかったりしたんです。で、それをちゃんとこなそうとすると「あっ、これ、17時に帰れない」みたいな(笑)。 たとえば、コンテンツ運用だけを任されたとしても、急に「明日プロモーション広告打つから」って言われて、大急ぎでその準備をしなくちゃならないとか、ユーザーから大至急の問い合わせが入ってしまった…とか。デジコンは「生もの」なんで、どれも発生しうることだし、仕方がないこと。なので、それを全部、完璧にこなそうとなると本当にもう大変。復帰後も出産前のノリが抜けずに深夜残業どころか徹夜したこともあります。それに、延長保育の時間を超過してしまって、タクシーで乗り付けたり、菓子折りを持ってお詫びしたことも(笑)。振り返ると、失敗ばかりでしたね。
AYA:もともと朝から夜まで仕事!ってタイプの働きかたをしていらしたから、「17時」って制限と向き合えるまでに時間がかかってしまったんですかね…。責任感や任された仕事を全うしたい気持ちが強いから、誰かに押し付けて帰るなんて自分の中では言語道断、って思いになっちゃいそうです。
CHIKA:最近はやっと「手の抜きどころ」が分かるようになりました。「自分にしかできない仕事」と「メンバーに任せられる仕事」を調整できるようになって、業務量も落ち着きました。チームのみんなのおかげで、だいぶラクになりましたよ。徹夜とか、ないです、ホント(笑)。 やっぱり限られた時間ですべてやりきろうとしてしまうと、どうしてもどこかに綻びが出るというか…だから、復帰5年目になって、ようやく今、いい意味でマイペースにやれてると思います。
AYA:よかったです。じゃあ、お子さんとの時間もしっかりとれていますか?
CHIKA:もちろんですよ!休日は習いごとに連れて行ったり、娘のお友達とそのママたちとで、公園やカラオケに行ったり…。ハロウィンやクリスマスにはパーティーもしますよ。前回の娘の誕生日は家族でディズニーランドに行きましたね。平日が慌ただしい分、週末は家族サービスです(笑)。
AYA:アクティブな週末を過ごしてらっしゃるんですね!うらやましいです。(かたや毎週末引きこもってゲーム三昧だなんて、とても言えない…)
子どもを生んで後悔したことってないんですか?
AYA:個人的には、出産や育児ってとても素晴らしいことだとわかっている反面、やはり仕事という意味ではリスクになってしまうんじゃないかな?って思うんです。たとえば、自分が育休や産休をとっているあいだに同僚が出世してた…みたいなものってあるじゃないですか。そういう意味では、「仕事と子育て」という枠組みで見たとき、復帰後に後悔したことってありますか。
CHIKA:たしかに、一般的なキャリアを考えたときに出産というイベントを挟むことでそこに穴が生まれちゃうのは事実ですね。ただ、私の場合、「周りに追い抜かれてしまう」みたいな焦りとか、ライバル意識みたいなものがなかったので、よかったかもしれません。あんまり他の人が気にならないタイプらしいんで(笑)。唯一後悔していることといえば、コンテンツを提供するデバイスの変革期に一線を退いてしまったことですね。
AYA:もしかしてガラケー(フィーチャーフォン)からスマホへの移行ですか。
CHIKA:そうなんです。スマートフォンの普及が、ちょうど私が産休に入ったその1年で驚くほど伸びてしまって。復帰後は社内も社会全体もスマホ一色でしたから、その波に乗れなかったことで知識の差ができたのは悔しかったです。もちろん、それからコソコソ勉強して…(笑)。今でこそ対等に話ができていますけど、当時はスマホ関連の技術的な用語や話題はついていけなかったので、会話に溝が生まれているのを感じました。
AYA:なんだか違う時代にタイムトラベルしてしまったような孤独感を抱きそうですね…。
CHIKA:ただ、自分の知識の少なさや周囲との開きが悔しいというよりは、時代に乗り遅れてしまったことで「自分がこれまで作ったコンテンツを超えるものが作れない」という焦りがいちばんつらかったですね。私、変なところで負けず嫌いなんですよ(笑)。 コンテンツを作る人間の性みたいなところもあるのかもしれないけど、誰かと競うよりは、過去の自分と競ってしまうから。
AYA:な、なんだかとてもカッコイイです…!
CHIKA:あ、それと、もうひとつあるかな。産休前はコンテンツ制作や企画の最前線にいて、「作る」ということそのものがとても楽しかったんです。 だから毎日遅くまで働いてもへっちゃらだったし、むしろ充実していたんですけど、復帰後は最前線で戦えなくなってしまったから、それは少し寂しいですね。
AYA:今はプレイヤーでもありますけれど、マネジメントの比率のほうが高くなっていますよね。
CHIKA:復帰すると決まったときに、社長や取締役から「これからは教える側に回って、下を育てなさい」と言われたんです。子育てをしているからこそできる、自分なりのマネジメントでメンバーを育てて欲しいと。当時はまだ社内でもママさん社員は少なかったので、そのお話を受けて今のポジションで頑張ろうと決めました。
AYA:実際にお子さんがいるからこそわかるマネジメントの極意、みたいなものってあります?
CHIKA:そうですねえ…たとえば、いつもいつでも親が手を引いて守ってあげられるわけじゃない、とかかな。子どもが転んでしまっても、すぐに手を差し伸べるのではなくて、自分で立ち上がるまで見守る時ってありますよね。転べば痛いことを覚えさせる。先に手をついて、頭や顔を守ることを体得させる。 マネジメントにおいてもゼロからすべて教えてしまってはダメで。自分自身で悩んで考えてもらう時間も大切だと気づきました。さじ加減が難しいけれど、あえて「少し残す」教え方をするようにしてますね。 失敗あっての成功、失敗あっての成長ですからね。
AYA:さすが、子育ての実体験を伴うと、言葉に重みがありますね…。
CHIKA:ありがとうございます(笑)。 まあ、そういう意味では、「子どもを生んで後悔したこと」というのはプラスマイナス総合的に見てプラスだったんじゃないかなと思います。それに、子どもも5、6歳になると、親の仕事に興味が出てくるみたいで質問されることもあるんですよ。「なにをやっているか」「どんなふうに働いているか」「どうして働くのか」って。それに答えられたとき、仕事と子育ての両立は大変だけど、だからこそ伝えられることもあるな、胸が張れることもあるな、と思いましたね。
AYA:ご出産から職場復帰を経て、働きかたはもちろんですが、マネジメントに対する考えも変わったということですよね。働くお母さんとして、お子さんにその姿をしっかりと示していることも、とても素敵ですね。いわば「仕事中毒」だった出産前のCHIKAさんが、こんなにワークライフバランスを保ってお仕事とご家庭両方の面で活躍なさっていて、本当に尊敬します。
CHIKA:いやー、まだまだですけど、気付いたらこうなってましたね(笑)。
AYA:会社からも若手の育成を期待されているかと思いますが、時短ワーママ&リーダーという立ち位置の今、マネジメントをするうえでどんなことに気をつけていますか?
CHIKA:復帰後に感じたギャップやできないことの葛藤を味わったからこそ、気をつけていることっていうのはあるかもしれません。特に新人の育成とかってなってくると、何気なく任せた仕事がきっかけで自信を喪失して、退職につながってしまう…なんてこともあるので。当たり前のことかもしれないですけど、〆切に余裕がないものは任せないこと。本人のやる気と力量を鑑みて、自分でギリギリ調整できそうな案件を任せること。時短なので毎日先に帰ってしまいます。だからそのぶん、毎朝声をかけて、進捗を聞き、ヘルプを言いだしやすい環境を作ること。やっぱり、あのころ自分が実際に突き当たった「どうにもできない壁」を部下につきつけたくはないので。その壁を取っ払った状態で、自由にのびのび、失敗しながらでも活躍してもらいたいです。
バリキャリ女性にこそ勧めたい!時短ワーキングマザーとしての活躍ステージ
日々仕事に魂をささげ働いている現代の女性たちにとって、出産や育児がキャリアに与えるマイナス面での影響は決してゼロではありません。事実、自分が職場を離れる期間やタイミングによってはチャンスを逃したり、時代の流れに乗り遅れたりして業務に支障が出るおそれもあります。しかし、それはある意味ではステップアップのチャンスにもなりうるのだと、今回のインタビューでわかりました。時短ワーキングマザーだからこそ得られる気付きやマネジメントスキルがあります。そして、外部環境の変化に伴い働き方を変えることで見えてくる、新しいワークライフバランスがあります。
AYA:仕事を頑張りたい一心で出産や育児には後ろ向きだったんですけど、CHIKAさんのお話を聞いてなんだか希望が持てました。結婚、出産、育児、仕事、全部欲張りでいいんですね!
CHIKA:そう思います。うちの会社は比較的ワーキングマザーに嬉しい環境だと思いますしね。お友だちのママさんたちから、「休みが取りづらい」とはよく聞く話で…。厳しい会社だと、時短期間を延ばしてもらえなくて、幼稚園とシッターさんを掛け持ちしている、なんてママもいらっしゃいますよ。でも、そのあたり私は毎回、上司に相談して融通してもらっています。だから、メディア工房の話をすると羨ましがってますよ。こういうイレギュラーを認めてくれる会社もなかなかないみたいですし。そうとう恵まれています(笑)。
AYA:なるほど…まずは、私も結婚相手を探すところからはじめてみようと思います!(笑) 今日はありがとうございました。