2025年にリリースを迎えた「ミラクル経理」。次年度(実質初年度)の目標として私たちが掲げているのは、「売上1億円」という大きな数字です。 社内ベンチャーとして産声を上げた私たちが、なぜこれほど高いハードルに挑むのか。そこには、確かな手応えと、会計業界の常識を覆す壮大なビジョンがあります。
今回は、責任者の河合さんに、ミラクル経理の現在地、直面する課題、そして思い描く「その先の景色」についてお話を伺いました。
目次
1億円。決して不可能ではないが高い壁
ニッチだが、インパクトは絶大。大企業が抱える「手作業の限界」
達成へのシナリオと、最大の課題
「群雄割拠」の会計システム市場に、新たな常識を創る
1億円。決して不可能ではないが高い壁
── リリース翌年度(実質初年度)に「売上1億円」という目標を掲げています。これはかなり高いハードルですよね。
河合:
そうですね、正直なところ、実質初年度で1億円というのはめちゃくちゃハードルが高いと思っています 。
ただ、「ひっくり返っても無理か?」と言われれば、ギリギリそんなことはない、到達できる可能性は十分にあると考えています 。
私たちは令和アカウンティング(RAH)グループから生まれた社内ベンチャーです。親会社であるRAHは、これまで上場企業を中心とした多くのお客様にサービスを提供してきました。その強固な顧客基盤と信頼があるからこそ、この「マックスの目標」を掲げ、全社を挙げて挑む意義があると思っています。
ニッチだが、インパクトは絶大。大企業が抱える「手作業の限界」
── 目標達成に向けた勝算や、現在の手応えはいかがですか?
河合:
リリース前からニーズはあると確信していましたが、実際に今、お客様から強い引き合いをいただいており、確かな手応えを感じています 。
私たちのプロダクトである「ミラクルX」は、経理の世界でも少しニッチな「固定資産判定」という分野に特化しています 。実はこの領域は、これまでほとんどシステム化の手が及んでおらず、世の中の多くの会社がいまだに手作業で行っているんです。
── 手作業だからこそ、課題が深いということですね。
河合:
その通りです。企業規模が大きくなればなるほど、この固定資産判定のボリュームも膨大になり、現場は本当に困っています 。だからこそ、大企業や上場企業のお客様から「本気でなんとかしたい」という強いニーズと引き合いをいただいている状況です 。
既存の令和アカウンティングのお客様はもちろんですが、ありがたいことに、それ以外の新規のお客様からの問い合わせも増えています。ミラクル経理のサービスを入り口として、グループ全体のトータルサービスを知っていただく良いきっかけにもなっていますね。
達成へのシナリオと、最大の課題
── お問い合わせから提案までは、スムーズに進んでいるのでしょうか?
河合:
はい、お客様の課題感が深いため、問い合わせからご提案、そしてPoC(概念実証)へのステップは非常にスムーズに進んでいます。しかし、私たちのサービスはただAIツールを売れば終わりではありません。お客様の「固定資産処理」や「経理の実務」という複雑な背景を深く理解した上で、AIサービスを適切に提供し、サポートしていく必要があります 。
そういった点から、目標達成に向けたシナリオとして、まずはこうした引き合いのある企業様へ「一つひとつ丁寧に対応していくこと」がマストです。
また、並行してマーケティングやブランディングを強化し、さらなる知名度向上も図っていきます。
── 逆に、今一番の課題は何だと感じていますか?
河合:
「お客様に真の価値を届けられる人材の不足」です。 これは単純な人手不足ではありません。お客様の複雑な固定資産処理や経理実務の背景を深く理解した上で、AIプロダクトの導入推進とサポートができる「経理×AI」のノウハウを持った人材が、「ミラクルX」の真の価値を届けられると考えています。この高度なスキルを持つ人材の確保と育成こそが、1億円達成に向けた最大の鍵だと考えています。
今はまさに「AIの黎明期」です。ここで地位を確立できるかどうかが勝負の分かれ目であり、今一番リソースをかけるタイミングだと痛感しています。
「群雄割拠」の会計システム市場に、新たな常識を創る
── 最後に、1億円を達成したその先の景色や今後のビジョンを教えてください。
河合:
今の会計システムの世界は、さまざまなサービスが乱立する群雄割拠の時代です。私たちはそこに、これまで世の中になかった全く新しいソリューションを持つプロダクトを展開し、「ミラクル経理が、経理業界の新しい常識になる世界」を創り上げたいと考えています。
今回の「固定資産判定」は、あくまでとっかかりに過ぎません。長年経理のプロとして現場の課題に向き合ってきた私たちの手元には、経理課題を解決するための会計システム・AIエージェントシステムのアイデアがまだまだたくさん眠っています。
「新しいテクノロジーの社会実装に挑戦したい」「AIの黎明期に、圧倒的な成長環境に身を置きたい」そんな熱意を持った方と一緒に、1億円という大きな壁を越えていきたいです。