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【凸撃!隣の開発事情!~ vol.1 ~ 】技術室長兼バックエンドエンジニアに聞く、mikanの魅力と開発のおもしろみ

こんにちは!株式会社mikanです。

mikanのプロダクトや中の人をもっと知ってもらいたいと思い、新しい企画を始める運びになりました。本シリーズでは、プロダクトそのものの魅力はもちろん、mikanで働くことのおもしろみから、実際どんな人が働いているのかをみなさんに知ってもらえるような内容を発信していきます。カルチャーデックやテックブログだけでは知り得ない、mikanのリアルをみなさんにお届けしますので、最後までご覧になっていただけますと幸いです。

記念すべき第1回に登場するのは、技術室長兼バックエンドエンジニアである星 遼平です。社員数が3名の頃から在籍する古株メンバーの1人である星に、mikanの「今」を聞きました。


目次
1. 「英語アプリmikan」と今の開発内容
2. 最初は不安だった技術室長という新しい役割と責務
3. 技術室長からみるmikanで働く醍醐味
4. 「強くて優しい組織」を作り上げていきたい

「英語アプリmikan」と今の開発内容

── 「英語アプリmikan」とはどんなサービスか、あらためて教えてください

「英語アプリmikan」は2014年にサービスを開始し、ユーザーさんや業務提携先の出版社様に支えられて、総DL数は800万を超えるサービスになりました。英単語学習に最も強みがありますが、単語学習のみならず、幅広い英語学習をアプリ1つで実施することができます。問題集の問題を解いたり、電子書籍として書籍を閲覧したり、音声を聞き流したり、様々な学習方法をリリースしてきました。これまでは広告を使わず、オーガニック流入のみで運営してきたので、そこもmikanの強みの1つだと思います。

── 今現在どんなアプリを目指されているんですか?

「日本の学習環境に合わせた、楽しく・効率的に学ぶことができる英語学習アプリ」を目標に、会社一丸で日々頑張っています。英単語学習をはじめ、英検やTOEICといった試験対策を、より個人の特性にあわせて学習ができるように進化させていこうとしています。

── なるほど。それを実現していくために、開発チームが目下力を入れて取り組んでいることはどんなことなんでしょうか。

今は、アプリ内の学習体験をよりよいものにしていくための”下準備”をしています。単語学習基盤の改善プロジェクト(通称Kingdomと呼んでいます)というもので、具体的には、今後やっていきたい施策を、より理想的な状態かつスピーディーにリリースするための土台の改善というイメージです。プラットフォームにもよりますが、今年の夏くらいまでは各チームがこのプロジェクトに全力を注ぐ予定です。

──プロジェクト名いいですね!(笑) ”学習体験をよりよくしていくため”とありますが、それを今おこなっている背景も具体的にお話しいただけますか。

前提の話にはなりますが、mikanではユーザーファーストで開発することを何よりも大切にしています。そのため、より良い機能をできるだけスピーディーに、かつ、できるだけ不具合がないように提供していくことを開発チームは日頃から意識しています。それを今後も継続していくためにも、単語学習基盤の改善はいずれ絶対やらないといけない大きな開発の1つだったんです。今の状態で施策を出していくと、思うような体験が作れなかったり、リリースするまでに時間がかかってしまったり、そこがネックになることが目に見えていて。ただ、プロダクトの裏側をゴリっと変えていく大きな開発ではあるので、取り掛かるタイミングをずっと見計らっていたのがこれまででした。
ではなぜこのタイミングなのかという話なのですが、さきほどお伝えしたアプリの目指す姿をみんなで考え、今後やっていきたい施策を想像した時に、基盤改善を実施した上でアプリの進化に向き合っていく方が、中長期的にはメリットが大きいだろうと判断したからです。なので、一時的には開発メンバーのリソースを施策のみならず基盤改善にあてていますが、これを今実施することで、近い将来新しい機能を今より効率的にリリースできるようになると思っています。この、いつやるのかについては、相当な回数議論をしていましたね(笑)

── なるほど。中長期的なメリットと天秤にかけた結果、今基盤改善を実施するに至ったんですね。理解できました。

── その過程で感じている課題点や苦労、それを乗り越えるために今現在工夫されていることがあれば教えてください

課題と言いますか‥基盤改善は、先ほどお伝えした通り裏側をゴリっと変える開発になるので、やはり一番重要なのはリリースする時にいかにユーザーさんにご迷惑をかけないかだと思っています。

── 実際、これくらい大規模な内容だと、不具合を全く出さないようにするのはかなり厳しいのではないかと思うのですが‥

おっしゃる通りで、不具合を全く出さないのはなかなか難しいと思っています。
でもそれが想定できているからこそ工夫していることは「小さくリリース」することです。小さくリリースすることで、エラーが起こる範囲が小さくなり、その結果、対応にかける時間が最小限で済みます。
これはこのプロジェクトに閉じた話ではなく、日頃から取り組んでいることにはなるんですが、やることのうちの一部分を切り抜いて、一日に一回、小さくリリースするようにしています。リリースの規模も、まずは社内の人にだけ、その後100名単位で、そこから徐々に規模を広げていって‥というイメージですね。
これは別の記事で同じくバックエンドメンバーのgamiさんが記載してくれている内容にもあるので、是非そちらも見ていただくとよりわかりやすいと思います。

最初は不安だった技術室長という新しい役割と責務

── その基盤改善プロジェクトをはじめ、星さんはmikanの開発チームでどのような責務を担われているんでしょうか

主にバックエンド開発を担当しながら、技術室の室長という役割も担っています。エンジニア横断の課題を解決することが室長の責務ですね。プロダクトグロースのための施策とは別軸で、開発にまつわる組織開発や改善、アプリの開発方針の決定など、内容は多岐にわたりますが、各チームと協議しながら解決をしています。

── それもあって単語基盤の意思決定に深く関与されていたのですね。これまでのmikanでは、明確に役職を置いていなかったと思うのですが、どういう背景で”室長”が誕生したのでしょうか。

経営陣が話しをしていく中で、開発チームの技術的な課題解決には誰も着手できていないという課題が明確になってきたようなんです。組織としても徐々に人数が増えてきたこともあり、技術的な課題に対して責任を持って進められるポジションを置こうという話になったと聞いています。

── 実際に話を受けた時はどう思いましたか

代表の髙岡との1on1のときに提案をもらったんですけど、最初は嬉しいよりも不安が大きかったのが正直な気持ちでした。僕はmikanが2社目で、前職も含め技術面での意思決定をしていく経験はなかったですし、他社さんでよく置いているCTOみたいなポジション等も、ぶっちゃけ何をする人なのか明確なイメージをもてていなかったこともあり、ざっくりと不安がありました。

ただ話をしていく中で、室長の責務は「事業のロードマップと開発のロードマップの双方をしっかり引いた上で、開発チーム横断で技術的な課題を改善していくこと」だと明確に決め、具体的に取り組んでいくことのイメージが湧いたので、チャレンジしてみたいと思うようになりましたね。

── 役割を担う前と今で、ご自身で意識していることや心境の変化はありますか

自分のパフォーマンスを上げることよりも開発チーム全体のパフォーマンスを上げることへの意識が第一優先になりましたね。自分の技術力の向上は引き続き大事にしていますが、視野が広がったことでそれ以外にも大事なことが増えたイメージです。開発チーム全体のパフォーマンスを上げた方が、結果的にプロダクトの成長速度を早めるということはすごく思うようになりました。

── 新しい変化、いいですね!今後室長としてチャレンジしたいことややっていきたいことはありますか

中長期的な目線で、リサーチ的なことができるようになるといいなと思っています。今だと、事業をこれまで以上に円滑に進めるため、その障害を取り除くためのアクションがメインになっているんですが、今後は、将来起きうることを予測して、事前に戦略を立てるようなことに時間を割いていけるといいなと想像していますね。

技術室長からみるmikanで働く醍醐味

── mikanで開発している中で“楽しい・嬉しい”と思う瞬間ってどんな時ですか?

日々ユーザーさんのレビューがSlackで見れるんですが、その内容を見て嬉しくなることは多いですね。もともと自分は英語が苦手で「これを使うと、英語力を伸ばせそうだな〜」と思える機能をつくれていることは、やっていてワクワクするし、おもしろいです。
とはいえアプリとしてはまだまだだな〜と感じてはいます。mikanのミッションである「人生の可能性を広げる」にはまだまだ遠く、今のままでは自分自身も人生が広がっている感覚を持ち切れているわけではないため、より良い機能を開発しなくちゃいけないなと。

── Slackでレビューがすぐ見れるんですね。星さんから見てmikanにおけるユーザーさんとの距離ってどのように感じられていますか?

かなり近いんじゃないかと思っています。レビューがすぐに見れることもありますし、自分然り他のエンジニアメンバーが直接ユーザーインタビューを実施したりすることもあります。また、定期的にCSチームがユーザーFBを共有する会もあったりして、日頃からかなり近い距離でユーザーさんの生の声を感じられる環境じゃないかと思います。


── いいですね。そうすると、ユーザーさんの声が日々のモチベーションに繋がったりするんでしょうか

そうですね。mikanを使って「試験に合格した!」という声を聞けるのが嬉しかったり、逆に改善提案のレビューだったとしても「早く解決しなきゃ〜!」とそれをパワーに変えられるので、それもまたモチベーションに繋がりますね。これは、自分がmikanのいちユーザーなのが大きいと思います。自分がユーザーだからこそ、各レビューにめっちゃくちゃ共感もしますし、逆に自分はそこまで気になっていなかった内容だと、「これはどういう背景だろう?」と社内で議論が生まれて、それもとてもいいなと思いますね。

「強くて優しい組織」を作り上げていきたい

── 星さんからみたmikanのカルチャーってどんな感じですか

一言でいうと、優しいメンバーが多いなと思います。日々仕事をしている中で、誰しも言いたいことや疑問に思うことがあると思うんですけど、内容によってはって言いづらかったりすることもあるじゃないですか。でもmikanだと、受け入れてくれるメンバーばかりなので、発言の障壁が低く、コミュニケーションがしやすいですね。


── 受け入れてくれる安心感、いいですね。一方で、優しいというのはかなり抽象度も高いように思いますが、今後一緒に働くメンバーにはどんな要素を求めていきたい等あったりされるんでしょうか

そうですね、「強くて優しい組織」を作り上げていくことを大事にしたいので、その要素をもっている方だといいなと思います。「強くて優しい」 というのは、エンジニアとしてのスキルもスペシャリティも非常に高いんだけど、周りの考えを受け入れいるスタンスがあり、近づきやすい人、というイメージです。表現が難しいのですが‥


── なるほど。まずは相手の意見をしっかり聞けるというのが、大事な要素になりそうですね。

そうですね。ここだけしかやりません!みたいな、自分の考えに固執してしまっている感じだと、あまりフィットするイメージはないかもしれないです。普段フルリモート環境でオンライン上で会話することも多いので、とりあえず相手の意見はきいてみる、ということができる人だと嬉しいなと思います。


── 最後に「mikanらしさ、mikanにしかない開発の面白み」は何だと思いますか

冒頭でオーガニック流入が100%だと話しましたが、これまでは、ユーザーさんから愛され支えられているおかげで、サービスが成長してきたと思います。
これからは、これまで以上にもっと大きく成長させていくフェイズで、自分達の頑張り次第でプロダクトの成長角度が大きく変わるタイミングだと思っているので、そこに関与できることがすごく面白いと思います。
組織規模的にも組織文化的にも、プロダクトを成長させるためのあれこれを全員で考えていけるので、エンジニアとしてもビジネスパーソンとしてもおもしろい環境だと思いますね。

アポ終わりの代表髙岡と

※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。

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