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【オープン社内報】改めて、私たちが事業を行っている”自動車アフター業界”について解説してみる

クルマ×ITのスタートアップ、MiddleField広報の松田です。

先日私は、会社に関するデータをメディア向けにまとめた「ファクトブック」を作りました。

MiddleFieldは、メディアさんや他社広報さんからは、「ECの会社なんですね!」とよく言われるのですが、私たちが今取り組んでいるのは、「自動車アフター業界のオンラインプラットフォームを作る」こと。事業を正しく伝えるためには、まずは"自動車アフター業界"について知っていただく必要があります。

そこで私は、矢野経済研究所「自動車アフターマーケット総覧 2019年版」を片手に、私たちが事業を行っている自動車アフター業界について調べ尽くし、ファクトブックにまとめました。

そこで今回は、せっかくまとめた業界に関する情報を、一緒に働くメンバーにもっと知ってほしい!さらには、20兆円も市場規模があるのに知名度が高いとは言えないこの業界を、もっと世間に広めたい!ということで、"自動車アフター業界"を解説する記事を書いてみたいと思います。

1, そもそも自動車アフター業界とは?

自動車アフター業界とは、その名の通り「新車を購入したに発生する市場」のことです。具体的には、下記のようなビジネスが含まれます。

・中古車販売
・自動車部品/カー用品
・自動車整備
・自動車保険
・その他(レンタカー・カーシェアリング・ロードサービス等)

2018年度の市場規模は約20兆円。業界動向サーチのランキング(https://gyokai-search.com/5-kibo.html)によると、電力市場とほぼ同じ規模を持つ巨大市場です。業界を支える事業者は、下記のような会社です。

【中古車販売】中古車販売店、新車ディーラー
【自動車部品/カー用品】カーパーツメーカー、部品商、ホームセンター
【自動車整備】整備工場
【自動車保険】保険会社、保険代理店
【その他】レンタカー事業者、カーシェア事業者、ロードサービス事業者、ガソリンスタンド 等

近年では、中古車販売店でパーツ販売や自動車保険の案内を行っていたり、ガソリンスタンドでタイヤが買えたり整備をしてもらえたりと、事業の多角化が進んでいます。

また、自動車アフター業界は、当然ながら新車市場との結びつきが非常に強い業界です。自動車業界全体が「100年に1度の変革期」と言われている今、自動車アフター業界にも新しい動きが生まれています。

・カーシェアリングやレンタカーの事業推進により、車両1台当たりの稼働率が上がることによる整備需要の増加
・電気自動車や自動運転車等、次世代自動車と呼ばれる車両に対応できるパーツや整備需要
・海外(特に東南アジア市場)で日本車が販売されることによるパーツや整備需要

では、MiddleFieldは巨大な市場に対してどのように価値を生み出し、貢献しようとしているのか。それを説明するために、続いては自動車アフター業界の課題について解説していきます。

2, 自動車アフター業界の課題とは

自動車アフター業界の課題とは、IT化の遅れです。

自動車アフター業界を支える事業者は、90%以上が中小企業です。日本自動車業界と共に成長してきた伝統的な業界故に、現場ではまだまだIT化が進んでおらず、それに伴って事業者/ユーザー双方への不利益が発生しています。

ここでは、事業者/ユーザーそれぞれにどのような不利益が発生しているのか、具体的に解説していきます。

①事業者視点の問題点:非効率な流通構造

自動車アフター業界の現場の方々は、IT化の遅れにより、本来の業務ではない事務的な業務に時間を取られています。見積書や請求書をFAXや郵送で送付したり、売上の管理を電卓とノートで行ったり、在庫管理をホワイトボードで行ったりしているのです。

実際に「モタガレ」提携のカーパーツメーカーの方にヒアリングをしてみたところ、1日の業務のうち、50%以上が事務作業というメーカーも。逆に、接客で手いっぱいで事務業務が全くできずに困っているというメーカーもありました。


そして、この問題は1社がどうにかしようと思ってもなかなか解決しづらいのです。整備工場側が「毎回FAXは大変なのでメールで連絡を取りましょう」と言っても、カーパーツメーカー側が一括でFAX管理している場合、1社のみを別方法で管理するのは困難だからです。

②ユーザー視点の問題点:情報が集めづらい

自動車アフター市場は、ユーザーが自分にとって必要な情報を集めるのが難しい市場であると言えます。メーカーや整備工場は自社HPを持っていない場合も多いですし、逆に自動車保険やカーローンはネット上に情報が溢れており、ユーザーが最適な選択肢に辿り着くにはハードルが高い状況になっています。

そして、ユーザーは自動車アフターマーケットにおける1つ1つのアクションにおいて、非常に多数の企業と関わる必要があります。


中古車を購入するために販売サイトで問い合わせをし、実際の販売店舗に行き、損害保険会社と契約をし、銀行のカーローンを組み、納車後は必要なカー用品を通販サイトで購入し、車検や整備の際は最寄りの整備工場を調べて申し込みをし…といった具合に、自動車を持つだけで様々な面倒事が発生してしまうのです。

では、この業界をより便利にし、活性化するために、MiddleFieldはどのようなことを行っているのか。次の章では、MiddleFieldが課題解決の為に行っていることを紹介します。

3, 私たちがやっていること

私たちのミッションは「私たちは、伝統的なクルマ文化の分散された情報を、インターネットの力で統一した"場"を作ることで世界中にクルマ好きを増やす」ことです。

言い換えれば「自動車アフター業界に関する全ての情報が集まったオンラインプラットフォームを作ることで、クルマをもっと手軽に楽しめる存在にする」ことです。

このミッションを図式化したものがこちらです。


ユーザー向けには、自動車に関する全てのアクションが一か所で完結するようなオンラインプラットフォームを。事業者向けには、全ての取引や業務が一か所で完結できるようなオンラインツールを提供することで、自動車アフター業界を活性化することが、私たちのミッションです。

プラットフォーム構築を目指し、すでにいくつかのサービスをローンチしています。そして、全国約1,300社のパーツメーカー、約1,000社の取付店の方々が、私たちと一緒にサービスを盛り上げてくださっています。

【現在提供中のサービス】
モタガレ中古車(中古車EC)
モタガレ(パーツEC)
MotaGare Global(越境パーツEC)
クルマの保険(※子会社事業)
Motorz(WEBメディア)

それぞれの事業については、コーポレートサイトや各サービスページをご覧いただければ幸いです!

あとがき

長くなってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!

今回は、社内外の皆さんに向けて、MiddleFieldが事業を行っている「自動車アフター業界」について解説してみました。

自動車アフター業界のプラットフォームが完成すれば、そこからは私たちのビジョンである「クルマが最高のエンターテイメントになった世界」を実現できます。

オンライン上でユーザーが理想のクルマを組み立て、全国の中古車販売店やカーパーツメーカー、整備工場でクルマを実際に作成し、ユーザーにお届けする。まるで”ミニ四駆”のように、自動車を購入することができるようになります。

今よりもっと自動車が身近で、楽しいものになるはずです。

クルマとITをかけ合わせることで、自動車が「単なる移動手段」ではなく、それぞれの楽しみ方で「エンターテイメント」になる世界を、私たちは実現してみせます!


↑MiddleFieldのカルチャーブックより「クルマを最高のエンターテイメントに!」

しかし、実現にはまだまだ足りない部分がたくさんあります。

そこで私たちは、MiddleFieldが実現したい世界に共感してくれ、一緒に会社を成長させてくれる方を募集しています!

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一度話を聞いてみたい!という方は、お気軽にご連絡ください!

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それでは、また次回のブログでお会いしましょうー!

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