【MICINのひと】は、「MICINという組織の性格」を知っていただくために、ここで働くメンバーを一人ひとり紐解いていく連載です。
14人目は、証券会社での約10年のキャリアを経てITベンチャーへ転職し、IPO(新規株式公開)なども経験したのちにMICINに加わったこの人。
小林あづさ Azusa Kobayashi証券会社の投資銀行部門で業務に従事したのち、ITベンチャーの経営企画を経て、2021年4月にMICINに入社。現在は経営企画をメイン業務にしながら、オンライン医療事業部の事業企画を兼務している。小学3年生と年中のお子さんを持つ二児の母。
経営企画として予算策定や経営管理などの業務をする一方、兼務でオンライン医療事業部の事業管理も推進している小林さん。経営と事業の両方で働いているからこそ語れる、MICINの仕事の面白さやプロフェッショナリズムについてお聞きしました。
目次
- 自分自身の抱えていた「医療の危うさ」を解決するかもしれないサービス
- 「管理」ではなく「共に作っていく」気持ちで成り立つMICINの経営企画
- 一人ひとりが芯のある思いを持ち、ビジョンを叶えるために自立している組織
自分自身の抱えていた「医療の危うさ」を解決するかもしれないサービス
新卒で証券会社でのリテール営業から始まり、投資銀行部門に異動。
その後、結婚・子育てとライフステージの変化があり、時間のコントロールがしやすい仕事をしたいと転職したのが2社目のITベンチャーでした。
そこでは経営企画として上場準備や予算管理などをしてきたのですが、より裁量のある仕事をしたいと転職活動をしていた時に知ったのがMICINでした。
MICINには、財務経理チームのメンバーとして入社しました。
当時は私が財務経理の3人目のメンバーで、経営企画のチームもなく、まだまだこれから組織が拡大して行くフェーズだったので、自分次第で担える領域や裁量も増えていくことに魅力を感じました。
転職をする際に大事にしてきたのは、「そのサービスが広がったら自分も含めて世の中のみんながハッピーになるだろうなという実感を持てる会社であるか」といった観点です。MICINの手がけている医療分野のサービスには強くそれを感じました。
母親として子どもたちの通院で大変な思いをしていたのはもちろんですが、実は自分自身が、0歳のときに心臓病で手術をした経験があります。今は健康に暮らしていますが、実家を出る際に母から「いつ何があるか分からないからこれを持って行きなさい」と当時の紙のカルテを渡されて。
出産の時も病院に見せなくてはいけなかったりするのに、これがデータになっていないこと自体がすごく怖いなと思いました。何度も引越しをしているので紛失のリスクもあるし、万が一火事などで消失してしまったら、私の病歴を正確に表すものがこの世から無くなってしまう。
それを思うと、MICINが手がけている医療とテクノロジーを掛け合わせたさまざまなサービスが、自分自身の抱えていた「医療の危うさ」を解決できるのではとイメージできました。
「管理」ではなく「共に作っていく」気持ちで成り立つMICINの経営企画
現在は経営企画として、取締役ともう一人のメンバーの3人のチームで動いています。それぞれがプロフェッショナルとして信頼しあっているので、ある程度一任してもらっていて、何かあれば相談できるフラットな関係性です。
また、経営企画という役職は、世間一般的には現場のチームから「上層部から降りてきた予算を伝えるだけ」とか「管理だけして現場のことが見えていない」なんて言われてしまいがちですが、MICINの場合はそうではありません。私がオンライン医療事業部の事業管理を兼務することになったのも、経営企画が事業を深く理解するべきという考え方が背景にあります。
オンライン医療事業部にはいくつものプロダクトがあるので、売上やコストの見込みなどを管理するメンバーが必要でした。だったら経営企画の自分がハンズオンでやっていった方がいいよね、ということになったんです。
こんな風に、各事業部と一緒により良いサービスを作っていくために「管理をするだけ」でなく「共に作っていく」という意識が、今のMICINに求められている経営企画です。
また、MICINの各部門には、さまざまな強みを持ったマネージャー陣がいることも特徴的です。だからこそ経営企画は、それぞれのキャラクターを踏まえて強みは頼りつつも、「この人の強みを考えると、ここに時間を割いてもらうのは違うから自分がカバーしよう」と、一緒にやっていく覚悟を持って仕事に取り組める人が向いていると思います。
あとは個人的な想いなのですが…社内のメンバーやユーザー、そしてプロダクト自体が好きであってほしいですね。例えば、新規の患者がプロダクトを利用してくれたときや患者から嬉しいお声をもらったときに、現場の人たちと一緒に喜んだり、新機能が加わった時に「一緒に見せて!」と前のめりになれる人。大袈裟かもしれないけど、愛を持って周りに接していくことは大事にしたいです。
会社も事業も結局は人が作っているものなので、その人たちが楽しく元気に仕事をしている方が成果が出ると思っています。だから、チームのメンバーが大変そうだったり何か困っていそうな時は、「何か助けられることある?」と気づいて声をかけてあげることも大事。かく言う私もまだまだ完璧ではないけれど、そういうコミュニケーションは丁寧にやっていきたいと思っています。
一人ひとりが芯のある思いを持ち、ビジョンを叶えるために自立している組織
MICINには、これまでのどの会社よりも「自分はこういうことをやりたい」といった芯がしっかりとしている人が多いと感じます。証券会社時代は、個々人が定められた目標の数字を達成することに注力する環境でしたが、MICINはメンバーそれぞれが「誰かの役に立つために」とか「医療業界を良くしたい」といった自分なりのビジョンを持ち、そのために何をしていくべきかを考えています。だからこそ、自立して仕事を進められる人が多いのだと思います。
さらに、さまざまな分野のプロが揃っていて、「これはこの人に任せれば安心」と言える専門家も多いのもすごく心強いですね。
コーポレート部門を例にすると弁護士や会計士などの有資格者がいます。事業部門では、テクノロジーや医療分野、行政などの専門知識やキャリアを持つ人が本当にたくさんいます。
そんな中、私がMICINで成し遂げたいのは、やっぱり経営企画としてシンプルに「事業を大きくしたい」ということですね!MICINが掲げる「すべての人が、納得して生きて、最期を迎えられる世界を。」というビジョンを実現するためには必要不可欠ですし。
まずはベンチャー業界の中で「MICINってこういう会社だよね」と誰もが知っている会社にすること。そして、MICINのサービスを一人でも多くの人に使ってもらうこと。まだまだ使ったことのある人は日本の人口の0.1%にも満たないと思うのですが、だんだんと広がって「医療にアクセスしやすくなった」「この保険があったからガンを患っていても保険に入れた」などと思える人を増やしたいです。
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