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こんにちは、シアトル採用担当の坂戸です!
本日は2児のパパとして育児を担いつつ、
某大手新聞社のプロジェクトでプロジェクトリードを担う北岸さんにお話しを伺いました!
PMとしてあるべき立ち振る舞いや後進育成の取り組みについて語っていただきましたので、
ぜひ最後までお読みください!
まず、これまでの経歴を教えてください。
IT以外にもいろんな職種を経験してきました。
1社目では営業職、2社目では学生時代から映画が好きだった影響で、
移動映画館の責任者をしていました。
当時社会的に問題だった待機児童向けの映画館だったり、
お子さんがいて普段ゆっくり映画を楽しめないご両親に向けて
託児所のある空間で映画を楽しんでもらったらどうかとか、
いろいろと企画をしながら映画を皆さんに楽しんでもらうための仕事をしていました。
ただ、事業の宣伝をしようとするとどうしてもインターネットが切り離せなくて、
毎回HPの作成やアプリを外注で作ろうとする度に予算が引っかかるとか、
「自分で作れればいいのにな」といつも思っていて、
ある時ITスクールの広告を見かけて通い出したところ、そこの先生に誘われる形で
当時まだ18人だった会社で受託開発のPMや社内のグループマネージャーを担当することになりました。
約8年在籍する中で採用にも携わりましたが、転職時には300名くらいの規模の会社になっていましたね。
シアトルに入ったきっかけは?
前職では、とにかく困ったことがあれば北岸の席に行け!みたいなポジションにいて、
朝まで仕事をして仮眠をとってすぐまた仕事、という毎日を過ごす中で
徐々に「思ってた幸せと全然違うなあ」と感じるようになりました。
ちょうど2人目の子供が生まれたタイミングで、街で幸せそうな家族が歩いているのを見た時に
「ああ、こういう家族になりたい。お父さんの生き方っていいなって思ってもらえるようになりたい」と思い、そこからベストファザー賞を目指すようになりました。
試しに転職サイトに登録してみたら、最初に来たスカウトがシアトルの社長からのメッセージで、
とりあえずカジュアル面談を受けようと思って履歴書も作らず連絡したんです。
面談で一番印象に残っているのは、最初におすすめのそうめんの食べ方を聞かれたこと。
そんな会社ある!?と驚いて、そこからシアトルが大事にしていること、これからのビジョンを
聞いていく中で私が前職でしたかった会社作りを実現している会社なんだな、とすぐに感じました。
エンジニアとしての技術だけがただ欲しいのではなくて、
会社の理念に共感してくれている人たちと同じビジョンに向かって走りたい、
そういった私の理想を実現しているこの場所で、会社作りを是が非でも一緒にやりたいと思いました。
チームではどのような活動をされているのですか?
北岸チームのメンバーは皆プロジェクトマネージャーを経験している熟練層の集団なので、
いかに後進育成していくかというミッションを掲げています。
とはいえ、マネジメントにおいて絶対的な正解はないと思っているので、
あくまでも我々の知見や経験を基に、今の若手層が今後ぶつかるであろう課題や
リーダーとして知っておくべき立ち振る舞いを伝えられるような取り組みを行っています。
PMになるまで持っていなかった視点が我々にもあって、
例えば期日の遅れによって発生するお客様への説明、スケジュールの引き直し作業、
その後のプロジェクトへの影響であったり、
ステークホルダーの考えや営業の人がサービスをどんなふうに売り出そうとしているのか等、
関わる人数が圧倒的に増えるのでPGポジションだけでは見えなかったものがたくさんあります。
すべてを伝えることはできなくとも、若手の血となり肉となるような知識を残していくために
何ができるのか、チームで試行錯誤しながら活動をしています。
メンバーのモチベーション管理をする上で大変なことは?
前職含め何十人ものマネジメントに携わる中で感じているのは、
知識面や能力面は周りがサポートすれば何とかなっても、
やる気の炎が完全に消えてしまった人のモチベーションを上げるのはとても難しいなと。
なので、その炎を絶対に消さないように意識をしています。
消えてきているなと思ったら消えないようにふーっと息を吹きかけてあげたりだとか。
メンバーの能力を最大化するのがマネージャーの仕事だと思っているので
その人が最大限力を発揮しながらイキイキと仕事ができるように、
どれだけ火を燃やしているか、というところは常に気にするようにしています。
過去の自分にアドバイスをするとしたら?
「もう無理だ」と思う経験をどれだけ積めたかによって、PMとしての強さは違ってくると思っています。
「安定しているシステムってなんだ?」と正解を探し続けて、
品質を担保するためにテストのやり方を変えたり、報連相の頻度を増やしたり、
ツールに頼ったり・・・いろんな方法を考えつつ模索する時は決して楽ではありませんが、
安定稼働しているシステムであれば、すごくいいPMだと評価されていても
いざ障害が起きた時にトラブルにめちゃくちゃ弱いPMになっている可能性もあります。
そういった意味では、過去苦しんだ自分が今の自分を作ってくれているので、
アドバイスというよりも「そのまま考え続けろ、思う存分やれ!」と伝えたいですね。
今後やっていきたいことは?
学生時代から「人が憧れる会社を自分たちで作りたい」という想いを持っていました。
私が思う人が憧れる会社とは、
「待遇面への満足・業務のやりがい・心理的安全性が優れていること」の3軸を満たしている企業です。
待遇面や業務について社員全員分を知っているわけではありませんが、
少なくともこの中の「心理的安全性」に関してはシアトルは既に満たしていると思っています。
私の入社前から、みんなが人を基軸にして大事に大事につくってきたこの会社・社風が
今後規模が拡大していく中でも変わらないものであるように、
他社が真似しようとしてもそう簡単にはつくれないシアトルコンサルティングという会社を
さらに人が憧れる会社へと成長させ続けたいですね。
そうやって日々奮闘する私を見て、息子が「パパの生き方っていいな」と思ってくれたら
なによりの幸せです。