MeRISEで働くメンバーを紹介する企画、16人目!
今回は、ミライズ英会話八重洲校でリーダーを務める Jilai先生にインタビューをしました!
本企画でフィリピン人の先生にインタビューするのは初めてのこと。
講師・チームリーダーとしての仕事や、生徒への想いに迫ります!
【Jilai プロフィール】
フィリピンのレイテ島出身。2010年から英語講師としてのキャリアを開始し、2013年にMeRISE株式会社に入社。その翌々年からは日本に移住し、現在はミライズ英会話八重洲校の講師兼チームリーダーを務めている。
ー英語でのインタビューということで大変緊張しておりますが、本日はよろしくお願いします!
あまりに緊張してるとこっちまで緊張してしまいますから、どうかリラックスしてください(笑)
ーお気遣い頂き、ありがとうございます(笑)早速ですが、最初に「英語講師」という職業を選んだ理由を教えてください!
大学ではマスメディアを専攻していたので、最初は記者になりたいと思っていました。でも、大学在学中にマスコミ業界のことを知るにつれて、そこはとても競争が激しい業界であることが分かって。実際、大学の友人を見ていても、ほぼ全員が競争心に満ち溢れていて、何というか「ガツガツしている感じ」だったんです。自分もそういったものを持っていない訳ではなかったんですけど、彼らと同じレベルではないと感じたので、別の業界に行こうと思いました。
どの仕事に就こうかと考えていた頃、元教師の祖父から「教師」の仕事を勧められました。昔から祖父の仕事の話を聞いていて教育に興味はあったので、現在の仕事に就くことを決めました。
ー現在は、どのようなお仕事をされているのですか?
大きく分けて、2つの業務があります。
1つ目は、リーダーとしての管理業務です。
業務のイメージとしては「日本人スタッフとフィリピン人講師の架け橋」のような感じですね。まず、フィリピン人講師からは、授業やスケジュールなどに関する相談を聞きます。その相談が「自分で回答できるもの」であれば自ら回答し、「日本人スタッフに判断を仰ぐ必要があるもの」であれば、それを日本人スタッフに伝えます。そこで得られた回答を、相談をしてくれた講師に伝えるという流れです。逆に日本人スタッフからは、新しく出来た授業のプログラム、ガイドラインやルールを聞き、それを私からチームのメンバーに共有します。
2つ目は、英語講師としての仕事です。
科目としては、主に一般英語、時事英語、ビジネス英語などを教えています。個人的には、一般英語が好きですね。一般英語の授業では、生徒の意見や考えを知ることができる場面が多くあって、それらは私にとって凄く興味深いものなので。
授業はテキストブックをベースに行います。授業のタイプにもよりますが、70%くらいはテキストに沿ってやっていますね。ただ、生徒によって得手不得手があるので、必要に応じて授業をカスタマイズすることもあります。例えば、TOEICで高スコアを取りたい人に関しては、前回受験した際の課題を聞いて、それに基づいて次回の戦略を一緒に考えたりもします。
メンバーの個性を尊重しつつ、フレンドリーな雰囲気作りを意識している
ーチームリーダーを務めていると、社内では多くの人とコミュニケーションを取る機会があると思います。その際に心がけていることはありますか?
コミュニケーションを取る際は、フレンドリーな雰囲気になるよう心がけていますね。そうすることで、相手が本当に考えていることを言ってもらえたりするので。ただ、「フレンドリー」と一言に言っても、スタッフの個性に合わせて接し方は微妙に変えています。シャイなタイプもいれば、よく喋るタイプのスタッフもいますから。
シャイなタイプのスタッフには、その人の個性を尊重し、あまり積極的に話しかけすぎないようにします。しかし、そういったスタッフが孤立したり、何かを抱え込んでしまうといけないので「何かあったら、いつでも言ってください」と常に伝え、困った時には頼ってもらえるような関係作りは意識しています。一方で、よく喋るスタッフに対しては、こちらから積極的に話しかけるようにしています。接するときの温度感も、意識的に相手に合わせたりしますね。
つまり、相手がどのようなタイプかを感じ取り、そのタイプに合わせつつ、フレンドリーな雰囲気を作ることが大切だと考えています。
ー相手に合わせて接し方を微妙に変えているとのことでしたが、日本人の性質に合わせて変えていることも何かあるのでしょうか?
大きく変えていることはありませんが、日本人スタッフとの間では、いつもより少し慎重にコミュニケーションを取ることを意識しています。やはりフィリピンと日本でコミュニケーションのスタイルには違いがあって、そこを尊重しないと相手に不快な思いをさせてしまうこともあると思うので。
これはあくまで「傾向」の話ですが、例えば私たちフィリピン人は、何か伝えたいことがあったとすれば、それを直接的に伝えることが多いと思います。一方で日本人は、相手への配慮から婉曲的に伝える傾向があると感じています。そのため、日本人のそういった性質は考慮しつつ、丁寧にコミュニケーションを取ることを心がけていますね。
他方、日本人スタッフの皆さんも私たちの国民性は理解、配慮してくれていて。私たちの国民性としてよく言われるのが「陽気」というものなのですが、日本人スタッフはそれを理解し、普段より温度感を上げて接してくれたりします。温度感が近いと、私たちも気楽にコミュニケーションを取ることができるので、とても助かっています。
そういったことから、私たちフィリピン人講師と日本人スタッフがコミュニケーションを取る際は、本当にお互いを尊重し合っているなと感じます。そこには言わば「プロフェッショナルでフレンドリーな雰囲気」があるというか。日本人のプロ意識(相手への配慮)とフィリピン人のフレンドリーさが良いバランスで存在していて、これがミライズの特徴なのかなと。
ー業務の中で難しいと感じることは何でしょうか?
生徒の「間違い」に対する意識や価値観を変えるのは凄く難しいですね。私は元々、別の会社で韓国人の生徒に英語を教えていたのですが、ミライズで働き始めてからは、生徒が日本人に切り替わりました。
その際に気付いたことがあって。それは「間違いを恐れる生徒が多い」ということです。生徒が授業に慣れていない頃は特にその傾向が強く、間違える度に謝る生徒もいます。私たちからすれば「間違えること」は一切謝るようなことではありません。むしろ、授業内では「たくさん間違えて欲しい」と思っています。「間違えること」は挑戦している証拠なので。
そのため、生徒が「間違い=良いこと」という捉え方ができるよう、間違える度にポジティブな声を掛け、地道にその認識を変える努力をしています。
講師として最もやりがいを感じるのは「生徒の成長を実感する瞬間」
ー仕事に対するモチベーションは何ですか?
これはとてもシンプルで、生徒の成長を実感する瞬間ですね。
例えば、以前私が担当していた生徒の中に、TOEICのスコアが上がらないことで悩んでいた方がいました。中々結果が出ず、苦しい時期もありましたが、テストを受ける度に一緒にテストの振り返りをしたり、次回受験に向けて対策をし、最終的には良いスコアを取ることができました。達成感に満ちたその生徒の様子を見た時には、この上ない喜びを感じましたね。
シンプルすぎるかもしれませんが、講師としての喜びは、本当にこれに尽きるんです。
ー生徒に対してどのような想いがありますか?
誤解を招くかもしれない言い方になりますが、私にとって生徒は「友人」であり「人生の先輩」のような存在だと思っています。もちろん「大切なお客様である」という認識は持っているのですが、その認識をもった上で、こういった言い方を選びました。なぜなら、生徒は単なる「お客様」ではなく、それ以上の繋がりを感じる存在だからです。
生徒の中には、授業内で普段の生活、価値観や考え方について教えてくれたり、逆に私に対して同様の質問をしてくれる方がいます。そういった会話を通じてお互いのことをよく知ることができるため、「お客様」ではありながらも、友人のように感じる生徒もいます。
また、私の生徒には、私よりも年上で人生経験が豊富な方が沢山います。そういった方々からは、私自身が学ぶことも多いんです。例えば、私は日本語を勉強しているのですが、講師としての仕事と並行して勉強を続けるのは本当に難しいと感じています。一方で、私の生徒には仕事と並行して英語を勉強している方がいて、彼らから「仕事と語学の勉強を両立するコツ」を教わったりします。このように、英語以外では私が教えて頂くこともあるので、「生徒」であり「人生の先輩」という存在だと感じています。
こんにちは!採用広報担当の小川です!
今回インタビューをさせて頂いた、Jilai先生。私の拙い英語も熱心に聞いてくださり、非常に温かみのある方でした。また、「相手の個性を理解し、それに合わせて丁寧に接する」というコミュニケーションのスタイルは、私も人事部の者として参考にしていきたいと思いました!
現在、MeRISEでは人事・総務インターンを募集中です! Jilai先生のように、様々な人と丁寧に接することができる方、お待ちしております!
人事・総務部の社員インタビューは、以下よりご覧ください!
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