こんにちは、MeRISE株式会社人事の小野田です。
前回は当社のミッションについて記載しましたが、今回は「ビジョン」について。
「世界への挑戦をもっと身近に」する企業としてどのようなビジョンを掲げているかをご紹介させていただきます。
「テクノロジーと人の力で、語学サービスのあり方を変える」
ゴールの見えない英語学習
ビジョン2025として掲げているのが「テクノロジーと人の力で、語学サービスのあり方を変える」です。
当社は英語教育サービスを提供している会社です。フィリピンの留学事業から始まり、日本の英会話スクール、オンライン英会話、英語学習コーチング事業と、生徒に合わせた最適な英語学習法を提供できるよう、サービスの開発・改善を繰り返してきました。
サービスを提供する中、多くの生徒が英語を使えるようになり新たな挑戦を始めるという一方で、目標に到達できず学習をやめてしまう人も見てきました。実は、英語学習で挫折してしまう人は少なくありません。ネットアンケートの調査では、実に英語学習者の85%もの人が一度は学習に挫折したことがあるという結果が出ています。
なぜ学習を諦めてしまうのか。理由は様々にありますが、私たちは「英語学習の明確なゴールを見せられていないから」と考えています。
英語の習得にはとてつもない時間がかかります。一般的には、ビジネス英語を覚えようとした場合、日本人の一般的な教育を受けた時間(〜高校・大学まで)にプラス1,000時間は最低でも必要と言われています。単純計算でも仮にマンツーマンで1日8時間の学習を続けたとしても4ヶ月近い時間がかかる上に、当然習得スピードには個人差もあります。また、これまでの学習が一般平均よりも足りていなければ、他の方よりも学ぶ必要のあることは当然多くなります。
ただでさえそのような長時間の学習が必要であるのに加え、語学力の向上は綺麗な成長曲線を描きません。地味な単語や文法の習得を少しずつ続けていってもそれだけで話せるようにはなりませんし、かといって疎かにしては文章力の向上は見込めません。やり続けてやり続けて、ふとした瞬間に「あれ、話せるようになってる?」と自覚するのが語学です。
マラソンにはゴールがあります。つらかったとしても、「あと何km走れば…」とゴールが見えているからこそペース配分もできるし、最後の力を振り絞って気力でゴールに向かうことも出来ます。ですが、もしそのゴールが無かったらどうでしょうか?終着の見えないまま走り続けられる人は多くはないでしょう。走ること自体が楽しいという人も中にはいると思いますが、それはごく少数です。
英語学習のカーナビづくり
だからこそ、私たちはテクノロジーの力を用いて、英語学習の「カーナビ」を作りたいと思っています。車を運転する際、遠くの目的地に行く時にはカーナビを使うことがほとんどでしょう。どの道を辿るのが最短距離になるのか、有料道路を使うか使わないかなどのオプションによって道を選ぶこともできます。英語学習においてもそのような機能があったらどうでしょうか?目的地まであと何kmという表示がされれば、今まで挫折してきた英語学習者を救えるのではないか。このように私たちは考えています。
また、同じ学習をすると言っても、生活している環境は千差万別です。比較的学習時間を確保しやすい人もいれば、なかなかその時間を取りづらい人もいる。そんな中で、効率性だけを考えて同じ学習方法を続けるのは、理論上は正しいかもしれませんが、現実的では無いでしょう。
学習の成功は習慣化が肝です。一夜漬けでどうにかなるようなものならともかく、出題範囲が膨大な試験や英語学習のように一朝一夕で身に付かないようなものは、地道に努力していくしかありません。
この習慣化と、いわゆるカーナビのルート選択を一緒に行うのが、当社のサービス提供の担い手である人と考えています。レッスンのあり方としては、もちろんそれを通じて英語力を伸ばしていくことはもちろんですが、一方で、週に1度1時間程度のレッスンを受けているだけでは、はっきり言って車で行くべき道のりを自転車で進んでいるようなもの。圧倒的に学習時間が足りません。かと言って、レッスン量を増やしたとしても、それだけではバランスが悪い。英語学習にはインプットとアウトプットのバランスが非常に重要です。
当社では、英語学習トレーナーという担当者がいます。トレーナーは直接英語学習をするのではなく、学習者の生活や仕事のスケジュールなどを考慮し、無理なくかつ最適な学習方法をプランニング、あわせて学習の習慣化までの伴走者として学習者と寄り添います。講師とのレッスンを定期的なアウトプットの機会として英語力の成長を見つつ、自分自身で英語学習を続けていけるようサポートします。
学習者のデータとそれをサポートする人の力を合わせて挫折しない英語学習を行うこと。それが当社の英語学習の「カーナビ」づくりの形です。
参考インタビュー:【代表インタビュー】ミライズ英会話「最適な英語学習方法がわかる”カーナビ”を作る」
「テクノロジーと人の力で、教育サービスのあり方を変える」
これまでご紹介したのは、ビジョン2025として掲げているもの、そしてビジョン2030として掲げているのが、「テクノロジーと人の力で、教育サービスのあり方を変える」です。
語学は教育の中の一部です。私たちは語学サービスに続き、教育サービスに関しても同じように変えていきたいと考えています。目的はそれぞれ違えど、何かを学び、何かを為そうとすることは素晴らしいことです。学び得たことを通じて経験を積み、それをまた誰かの学びとして提供すること、この循環が生まれることで、世の中のイノベーションが加速的に進んでいきます。そして挑戦が次々と生まれていく世界、そんな世界を私たちは築いていきたいと思っています。
「世界への挑戦をもっと身近に」
私たちはこのミッション実現の為に、まずは語学サービスを、そして教育サービスを変えていきます。