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社長とは単なる役割の一つ。UXスキルを中心としたOnly ONEなクリエイター集団に ~舟山智裕|UX ONEなひと

こんにちは。

株式会社メンバーズ メンバーズユーエックスワンカンパニーの内海です。

ユーエックスワンには素敵なクリエイターが多くおり、その方々の経歴やなぜユーエックスワンに入ったのか、また、日々の業務などを「UX ONEなひと」シリーズとしてインタビュー形式でご紹介してきます。

第2回目は、ユーエックスワンカンパニー社長の舟山さんです。

※リモートでのインタビューです


-メンバーズ入社前は、どのような仕事をされていたのか教えてください。

1社目は大学卒業後に新卒として医療機器メーカーでプロダクトのプロモーションセールスをやっていました。全国を飛び回り年間の8割程度が出張という過酷な仕事でしたが、多くのことを学び社会人としての礎を築いた会社です。

2社目は元々、飲食業界と市場成長率の高かったIT業界に興味があり、大手飲食媒体の運営会社に転職しました。最初は媒体のセールス部門に配属され飛び込みやテレアポなど、1日多いときは200件程度やっていました。

すぐに成果を出せ、数ヶ月後にマーケティングソリューション部へ異動し、法人セールスにて数多くの大手クライアントを担当し、その後アカウントマネージャー/プロジェクトマネージャーとしてマネジメントも経験してきました。

その後、次のステップアップとしてデジタル領域でもっと幅広い仕事をしたいと考え、メンバーズに入社しました。

-メンバーズ入社後は、どのような仕事をしていましたか?

主にセールス&マーケティング領域をずっとやってきましたが、一時期、制作ディレクター兼プランナーみたいなことも現場で経験しました。

もともとセールスをやっていたこともあって、入社当時のメンバーズは営業力が弱いなと感じたのを覚えています。会社の成長には売上拡大が必要不可欠で、既存クライアントの維持拡大はもちろん、新規クライアントの取引数・取引額を上げていくことの重要性を、メンバーズに浸透させたいと考えていました。

7年ほどセールスに注力して、新規案件も拡大し、今も長く続いている大手クライアント案件の基盤も作り、組織としてのセールス力はだいぶ強くなったと思います。

はじめはセールスの人員も少なく試行錯誤の日々でしたが、「セールスを強くしてやる」という気持ちを持ち続けて、プレッシャーにも負けずに続けられたことは自分自身の大きな経験や財産にもなっていると思います。

-カンパニー立ち上げの経緯について教えてください。

セールスをやっていた日々は楽しかったし、マネージャーとしての業務も充実していましたが、常に今後どのようなキャリアを自分自身が目指すべきか、ということは考えていました。
そんな中、メンバーズの社長公募制度が立ち上がり、第二期の社長募集に応募しました。

元々、家系内で経営者が多く学生時代から経営志向があったので必然的な流れとも感じたし、やりたいことをやったほうがよいと思ったからです。相当悩みましたけど…。

-ユーエックスワンカンパニーの事業内容はどのように検討されたのでしょうか?

「UX」というお題は募集要項として決まっていましたが、具体的に何をやるかは自分で考える必要がありました。大きな軸として2点あります。

1点は、UXが世の中的にすごいスキルだと思われがち(ある種の権威化)になっている時期と感じていたので、「自分たちが考えるUXクリエイター」の形を作りたいということです。
具体的にはUXを中心に、デザインやコーディングやデータ分析など、各スキルを尖らせ各スキルの中で100分の1のスキルを持った人材を目指す。そのスキルが3つ組み合わさることで「100万分の1のUXクリエイター」になるという考え方です。

もう1点は、セールスマネージャー時代に社内のクリエイターから「今後のキャリアとしてUXデザインをやりたい」という声をよく聞いていたので、取り組める機会や場所を新たに作りUXスキルに特化した1人でも多くの「優秀なクリエイター」と「優秀でありたいクリエイター」 を輩出することを目指しています。

-当時の目標や、特に抱いていた想いなど教えてください。

売上や在籍社員数などの細かい目標はもちろんありましたが、それ以外で考えていたのはスピード感を持って柔軟に行動に移すということです。計画2割、行動8割。

社長だから偉いということはなく、役割の一つに過ぎないので、会社の制度や雰囲気を創っていくのは私も含めて社員一人一人で、最終的な決定者が必要であれば私が行うという考えです。
社員みんなそれぞれの特徴や強みがあるので、お互いにリスペクトしあい、人としてもスキルも成長していき、世の中に必要とされる会社となり持続可能な社会の実現に寄与できるカンパニーになるというのが理想ですね。

-今年で3年目ですが、振り返ってみるといかがでしょうか?

記憶があまり無いというのは冗談ですが(笑)、カンパニーを立ち上げて良かったと思っています。大変なことも沢山ありましたが、中途や新卒、他カンパニーからの異動などで、実績もない会社に入ってきてくれたみんなには感謝しかないです。

社員数が増えて会社規模が大きくなることによって、売上利益が上がり、原資が増えることで給料も上げられるし、教育や福利厚生も手厚くできる。そういう意味で規模の拡大は会社としても、社員にとっても重要なことです。

-これまででとくに大変だったこと、どうやってそれを乗り越えたかを教えてください。

立ち上げから一年が本当にきつかったです。

営業・採用・育成の3つのサイクルがきれいに回ることが事業として重要なのですが、そうなるまでが大変でした。記憶があまりないです。(笑)

その時期は、とにかく多くのクライアントに会うということを意識して頑張っていました。クライアントがどういう課題を持っているのか、どんな人材を求めているのかというニーズをもとに、採用や育成、サービス開発にも繋げることができました。これまでの営業経験が活きたなと思っています。

立ち上げから2ヶ月ほどバックオフィス業務全般を一人で担っていましたが、2019年4月から正式に採用・育成まわりを担当してくれた大野君には本当に感謝しています。だいぶ大変だっただろうなと思います。もし、彼がいなくて1人でやっていたら潰れていたかもしれません。(笑)

自分自身としても生半可な気持ちでカンパニーを立ち上げたわけではないし、絶対に成功させてやるという気持ちでした。一日も無駄にできなくて、毎日が戦いという感じでやっていましたね。

-クライアント常駐というスタイルについてはどのようにお考えでしょうか?

そもそもの位置づけとして、一般的な「人材派遣」とは異なり、スポット的な作業人員として人材を派遣するというものではありません。
ユーエックスワンはメンバーズグループの中でPGT事業(Product Growth Team)内にありますが、文字どおりプロダクトやサービスをグロースさせることがミッションです。

また、ユーエックスワンであればUXに強みを持ったクリエイターの常駐支援ということになるので、在籍するクリエイターにはその意識を常に持っていてもらいたいです。
営業してきてくれるから仕事がある、と思われると困ります。

理想は、「〇〇さんに来てほしい」というように、クライアントから選ばれるような、あるいはクリエイターが案件を選べるようなクリエイター集団になってほしいと思っています。

クライアントの期待以上の取り組みや結果を出すことが、私たちへの対価だと考えています。コロナ禍で昨年からリモート常駐というスタイルも多くなりましたが、クライアントにとっても私たちにとっても、一番成果が上がりやすい働き方はどういうものか考えながら柔軟に対応していければと思っています。

-今後の目標、やりたいことを教えてください。

直近の目標は、2022年3月までに在籍クリエイターを100人にすること。

中長期的には、「クリエイターが仕事を選べるUX集団」のような強い組織にしていきたいと考えています。

今後、UXに関するスキルもさらに一般化してくると思うので、ビジネスやマーケティングスキルも持ち合わせて自分の言葉で改善提案できるようになってほしいです。
UXのスキルを中心にしつつ、クライアントのマーケティング成果にコミットできるよう、みんなで成長していければと思います。

技術の進歩も早いので、臨機応変にやっていきたいです。

-趣味やリラックス法、休日の過ごし方などを教えてください。

趣味はサッカー、アウトドアですね。

特にサッカーは30年以上続けていて、今も社会人チームでキャプテンとしてやっています。高校生と練習試合を行ったり、真剣に楽しんでいます。
子供も強豪サッカークラブのセレクションに合格し、遠征の送り迎えなどもあって土日も忙しく過ごしています。

-ユーエックスワンに興味を持ってくれた方に、一言お願いします。

チャレンジしないで後悔するより、チャレンジして後悔するほうが良いと思います。
失敗を恐れるよりも、失敗して学ぶことも多い。チャレンジしないと失敗もできない。何かで迷ったときは、難しいほうを選んだほうが良いと思います。

もし興味を持ってユーエックスワンに入社してくれたら、一緒に楽しいカンパニーを創っていきましょう。


いつもフラットで、話もしやすい舟山さん。

あまり(いい意味で)社長感を感じさせないのは、お話にもあった「役割」の違いという意識のあらわれかと思います。
目の前のことに全力を尽くしつつ、将来のことも見据えて日々を積み重ねていく姿勢に改めて感銘を受けました。これからも、ともに頑張りましょう!

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