「コンサルタント」
この言葉を聞いて、やってみたいけど「自分には難しいのでは…」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。特にコンサルタントは男性が多いため、女子大生の方たちは興味はあっても自分から身を引いてしまうかもしれません。
今回は、急成長するスタートアップ企業の最前線で課題解決を担うコンサルチームで、チーム発足時からインターン生として活躍してきた女性コンサルタントにインタビューをしてみました。
※現在は女性コンサルタントのインターンも増えたため、人数比は男性18:女性12になります(21年7月現在)
好奇心と不安で揺れている学生のみなさん、必見です。
ーーべたなところから入りますが、ミツモアでインターンを始めたきっかけを教えてください。
私は3年生の11月からミツモアのインターンを始めました。
3年生になったらみんな「就職活動」を意識しだすと思うんですけど、私もその1人で(笑)。就職を考えていたら、そもそも大学で勉強しかしてこなかった私が今突然就活を始めて、卒業したら(会社員として)働くって飛躍しすぎじゃない?と思ってしまって。それで、インターンとして一度、会社で働いてみたいなと思ったのがきっかけです。
ミツモアを選んだのは、端的に言うと友達がいたからです。
ーーそんな動機だったんですね…!「こういう事をしたいから入る」は多いと思うのですが、「友達がいるから入る」だと大変だったりしないんでしょうか?
したい事を考えようにも、そもそもオフィスって何だ?という漠然とした疑問があり、何がしたいというものも思いつかなかったんです。その中で何が大事かなと思ったときに、気持ちよく出勤できるかどうかが大事だと思ったんです。そのために必要なことが2つあると思って、1つ目が、人と合うかどうか。2つ目が、単純作業ばかりではなくて頭を使って仕事ができるか。でした。
頭さえ使えればよかったので、あとはどういう業務があるかわからないし、お任せしますと言って入りました。この2点は友達がしっかりと保証してくれたので、私が信用しているこの友達が楽しいって言っているならきっと大丈夫だろうな~~って思って(笑)
ーーとすると、元々コンサル志望というより、頭使えれば割と何でもいいやと思って入ったわけですよね。コンサルに実際入ってみてどうでしたか?
結構楽しくやっています。このコンサルチームに入る前に3か月間いた部署では小さめのチームで頼まれた仕事にコツコツと取り組んでいたんですけど、そこでミツモアという会社がすごく好きになりました。その流れでもっと裁量権のあるコンサルチームに移ってきたので、全然楽しくやっています。まぁ、その小さいチームは割と手取り足取り教えてくれてたのにコンサルチームになったとたんガラッと変わってびっくりしたんですけどね(笑)
ーー会社を好きになれるって素敵ですね。ちなみにどんな風に変わったんですか?
前のチームでは結構具体的な指示をくれていたんです。ここまでこうやって考えてるから、次はこんな感じでこれをしてほしい!みたいな。
でも伊野さん(コンサルチームの上長)は「網戸の依頼数伸びてるからどうにかしてほしいなぁ」みたいな指示でした。それで、どうにかとは???ってなって(笑)
その指示に対して「それってこういうことですか?」って3択くらい施策を挙げると、「それでいうと3だね」って言われて、「その施策の場合この2択くらいですか?」ってその施策に対する実行策を言うと「そうだね、まぁこの1.5っていう選択肢もあるけどね」みたいに教えてくれる。こんな感じで、こっちからちゃんとキャッチボールしないと落とし込めないけど、キャッチボールするためには自分で最初の3択、その次の2択、みたいに先まで思考を用意しておかなければいけないんです。
こんな感じで、頼まれたことをコツコツ取り組む~みたいな働き方ではなくなりました。その代わり、話す前にいっぱい調べて選択肢を考える必要があるから、すごく頭を使えます。だから、自分で考えたい、頭使いたいって人はすごい楽しいと思います。
ーーなるほど(笑) すごい頭使える仕事だし、裁量権もあって楽しい!って感じなんですね。ちなみにちょっと出てきましたが、コンサルの仕事内容をお聞きしてもいいですか?
仕事内容は自分の担当範囲の課題発見から解決策の実行まで、ですね。でも実は、ミツモアのコンサルチームってあんまりコンサルコンサルしてないんですよね。仕事の比率的には、分析2割、課題特定に2割、改善策特定に2割、残り全部実行みたいな感じで、実行に結構時間をかけてます。このサービスの売上を上げたいってなった時には、まず施策を考えるんですけど、施策が決まったら自ら実行するところまでやります。それがプロダクトの改善だったり、メルマガ配信だったり、今多いのは電話だったりします。
電話で営業をかけるとき「このリストにひたすら電話して!」みたいに上司に言われたからやる、とかだと私の性格上だんだんやる気がなくなってしまう気がします。ただ、今している仕事の中の電話は、私自身で「この課題があって、自分でこうしたら解決できると思ったから、こういう対象にターゲットを設定して、今電話しているんだ」というように自分で考えた結果なので、目的意識をもってできます。電話業務における上長の方からも貴重なフィードバックをいただけるので勉強にもなりますし、何より頑張った結果が数字となって現れると嬉しいです。
ーー自分で考えられるからこそのやりがいなんですね。
そうですね、このリストにかけて!みたいな仕事ではなくて、リストを作る必要性を考えるようなところからやるので、上流から下流までできるという意味で裁量も責任感もあるし、楽しいです。あと途中で心が折れそうになっても自分で作った道だからちゃんと原点に立ち戻れるっていうのもいいなと思っています。絶対に「なんでこの作業してるんだっけ?」ってならないです。
ーー周りの方とはどんな感じで関わってるんでしょうか?
縦も横も繋がりがあります。縦は、課題見つけた時に原嶋さん(一つ上の上司)に壁打ちして、「なるほどね、こうやって進めたらいいんじゃない」ってフィードバックをもらって、1時間分析してみてまた原嶋さんにもっていって、壁打ちしてまたフィードバックもらって軌道修正して…みたいな。
横だと、幅広く関わることもあるんですが、割と同じ担当のチーム3.4人で密に働くことが多いですね。ランチとかよく一緒に行きます。その時も仕事の話ばっかり話してるんですけど。これが全然わかんなくて、とか電話のうまいかけ方ってなんですかね?とか(笑)それでメンバーの考えとかストレスポイントもわかったりまします。
ーー仕事好きなんですね(笑)
やぁ、結構楽しいんで(笑)あと、「この間こうやって褒められた!うれしい」みたいなのも共有し合ったりしてますね。
ーーごはん行くっていうので気になったんですが、カテコンチームって男性多いじゃないですか。
そうなんですね~。
ーーなんで今知ったみたいな反応なんですか(笑) 気にされてないんですか?
気にしたこともなかったです。なんででしょう…みんな雰囲気が柔らかいからかな。なんかコンサルっていうと、「バリュー出してこうぜ!」みたいなカタカナ多用するイメージあるじゃないですか、意識高い系大学生みたいな(笑)
ーー「コンセンサスとる!」みたいな?(笑)
そうそう(笑) 私は「コンサル」っていうと、そういう感じの印象があったんです。
でも、ミツモアのコンサルチームは全然そんなことなくて。みんなすごいのんびりしてました。いや、めっちゃ有能なんですけどね?分析がすごい得意だったり。でもオーラで圧を出す感じは全くなくて、画面のぞき込むと「わ、なんかすごいことやってる!」みたいなことがよくあります。
あと、オフィスで話すことといったら「これがわからないので教えてください」「ここ行き詰ってるんで相談させてください」「お昼行きましょう!」くらいなので、話が合わないとか、疎外感とか、性別の違いとか?あまり気にする機会はなかったです。
ーーそれで結局お昼行っても、仕事のお話ばかりしてますよね(笑) とすると、プライベートの話ってあんまりしないんですか?
お話しをしたい人は楽しくできるし、したくなければしなくても大丈夫な環境だと思います。プライベートに関しては、私は仕事の話を通じて相手の踏み込んでも大丈夫なラインがわかってから話すようにしてます。プライベートについてあんまり話したくない子には、「ああこの子は仕事しに来てるんだもんな」って思ってあんまり深堀しないように配慮したいなという思いがあります。
だから、ガンガン仲良くしたい人は全然色々話せますし、あくまで働きに来てるんだ!って子は気持ちよく働ける環境だと思います。
ーー親しき中にも礼儀ありですね。したいことができるって素敵な環境だと思います。
ーーここまでお話ししてきて、色々な経験をされてるなって思ったんですけど、体感的にどんなスキルが身に付いたと思われますか?
問題を分析するスキル、報連相をするタイミングを見極めるスキル、優先順位付けのスキル、スケジュール管理、パソコンスキル。この5つです。
ーーいっぱいありますね!しかもすごい役に立ちそう。その中でも一番使えるな!ってスキルは何ですか?
3つになっちゃうんですけど、問題分析、スケジュール管理、優先順位付けです。これが特に身についたし、どこでも活きると思います。
まぁこの前スケジュール管理で大失敗して、ミツモア辞めようかなってくらい落ち込んだんですけどね笑
ーーえっどうされたんですか?
自分で予約した電話を3本くらいかけ忘れてしまって。リモート勤務中だったので余計苦しかったです。でも、そんな時に原嶋さんがメッセージをくれて。「ミス防止のためにやっといたほうがいいよリスト」として、私専用に考えた予防策を教えてくれました。すごい救われたしありがたかったので、私これメモに書き出して、自室の壁に貼ってます(笑)
問題分析に関しては、特に日常生活で使えると感じてます。ミツモアで普段やってるのが実際行われているやり取り事例を30個くらいみて、分類して、施策打ってみたいなプロセスなんですけど、これのおかげで日常でも頭がもやもやしてるときに、そのもやもやをちゃんと分解して解決につなげるようになりました。
ーーなるほど。そんな風に色々なスキルを身に着けて活躍されてますし、当初のインターンの目的であった「働くイメ-ジをつける」は達成されたと思います。今はどういうモチベーションで働いてますか?
あこがれの上司二人に近づきたいっていう気持ちです。あと、会社全体の役に立ちたいと思ってます。
ーーずばり、お二人のすごいところってなんでしょう?
頭脳明晰なところはもちろんですが、人をすごくよく見てる点もすごく尊敬しています。伊野さんはあまり声をかけてはこないんですが、肝心な時にすっと入ってきてくれて。原嶋さんは逆に、こまめに壁打ちの機会をくれます。こうやって人をマネジメントできるところにいつも小さく感動しています。
また、お二人のように仕事で結果を出す人になりたいです。伊野さんは経営者として現状の私の理解では及ばないくらいのビジネスを回していて。原嶋さんは今年はじめにミツモアに入られたそうなのですが、すぐにコンサルチームの体制を大きく整えました。そのうえ「〇万円の売り上げがでるから」と具体的な数字を出してプロジェクトを組んで、ついこの間それが達成されました。それを見て、私も結果を出して会社に貢献する人に私もなりたいなって思いました。
ーーすごい人が身近にいらっしゃるんですね。逆に、そんなすごい人と一緒で頭を使う仕事をしていると大変じゃないですか?
やっぱり最初はちょっと大変でしたね。私はそんな頭脳明晰タイプじゃないので。自分が時間かけてもやもや悩んでることに対して、ぱぁんって一言で回答だされると、「どんなルートで考えたらそうなるんだろう」って落ち込みましたね。あと落ち込むでいうと、失敗したときも落ち込みます。自分のミスの結果自分じゃない人(上長)に迷惑がかかるので、それがつらいですね。行動範囲や仕事の範囲が広い分、失敗し得る範囲も広くなったように思います。
でも失敗した時も、原嶋さんが「全然怒ってないし、落ち込んでほしいわけじゃない。だから、次失敗しない方法を一緒に考えよう。」って言い、ミスが発生するもととなるような業務自体を撲滅させる方法を共に与えてくれました。そんな感じで、落ち込むことも減ってきてますね。
ーーすごいですね。怒るんじゃなくて、再発防止に努める。またへこまないで済むようにっていうのを上司が一緒にしてくれるんですね。
そうですね、これは会社全体でそういうカルチャーなのかもしれません。あるインターン生が失敗して「会社に迷惑をかけてすみませんでした、次から気を付けます」って言った時のCTOの柄澤さんの返事が印象に残ってます。「よくあるのが、自分だけ気を付けるよう努めても、ほかの人が同じミスをしてしまうこと。だから、自分が気を付けます!というよりは、組織として再発防止ができるシステムを考えてみてくださいね」というようなポジティブなフィードバックをしてて。それをみて、なんていい会社なんだって思いました。
ーーすごいですね。こんな雰囲気なら、失敗しても勿論落ち込みはすると思うんですけど、必要以上にへこまないですみますね。
ーーだいぶ語りつくした感じがありますが、ミツモアの魅力を一言でいうと?
魅力は、一言でいうと「人」ですね。
刺激を与えてくれる仲間の存在、目標となるような直近の上長の方、あとは他部署やさらに上の経営陣の方のコミュニケーションもすごく勉強になります。ミツモアのバリューの1つ「積極コミュニケーション」がすごく体現されてると感じてます。
ーーありがとうございます。じゃあ最後に。今コンサルを迷ってる人がいたら、なんて声をかけて背中を押しますか?
そうですね。全然怖くないし、入ったら伸びしろがいっぱい感じられると思うので、応募してきてほしいなって思います。ん~微妙だな笑。
じゃ改めて、人も優しいし、学べることもたくさんあるので是非!って感じです。「怖くないよ」って笑
以上、インタビューはいかがだったでしょうか? 少しでも迷われてる方の参考になればと思います。
このように、私たちのインターンではやりがいも成長も盛りだくさんです。是非一度、お話してみませんか?
ミツモアはGDP向上を共に目指す仲間を募集しています