注目のストーリー
ボランティア
「み・らいず2」のみらい
「み・らいず」から「み・らいず2」へバージョンアップするといっても、これまでの課題が解決したわけではありません。チャレンジすることは山積みであり、これまでと同様に最大限、真摯に取り組むのみです。出会った人々を支えたい一心でサークルを法人化させ、無い知恵をしぼり、常にこれでいいのかと悩み、自分たちの限界を感じながらもそれを乗り越えようと懸命に取り組んでこられたのは、ともに働くスタッフ、み・らいずを選んでくださった方々、応援してくださる方々のおかげだと思っています。そしてこれからも力を合わせて取り組んでいけることにやりがいや喜びを感じています。設立後15年以上が経ち、今まで関わった方々も新た...
み・らいずのこれから ~人と社会の狭間を見つめる~
高校を中退して何十年も引きこもっていた人や、親御さんが亡くなり住む場所がなくなったニートの人など、社会との隔たりがある人に出会うたび、もし小学生の時や10代の頃から関われていたら、成長に合った支援ができていたら、彼らは働けていたのではないかと感じることも多々あります。本人は、長年の葛藤と非常に不安でつらい状況を抱えて外に出てくるのに、たった数人の支援者や相談員が、状況を的確に見極めてその後の人生をサポートしていかなければならないのは、支援として不十分であることは明らかです。もっと早く、課題に埋もれてしまう前に、SOSに気づいて支える人を増やしていかなければなりません。つづく
み・らいずが考えること ~子どもの頃から、本人も、家族も~
障がいのある人が、必要に応じて福祉サービスを自分で選択して生活できる環境をつくるためには、本人とその家族が幼いころから社会や福祉サービスと関わりを持つことが重要だと私たちは考えています。子どものためのサービスを充実させ、そして親御さんへのサポートも行うことで、家族全体に良い影響があるのではないかと考えます。福祉サービスは、サービスを利用する人の幸福、ひいてはその家族をはじめその人に関わる人たちの幸福に繋がるものでなければなりません。また、「一時しのぎ」のものではなく、課題を本質的に解決するものであるべきだと考えます。本人が自分らしく社会で生活していけるよう、まだ目には見えていない課題を事...
み・らいずが挑んでいくこと
一般的に、福祉サービスは困った時のためのものと考えられています。しかし、私たちが挑んでいくのは、「困っている状態」を未然に防ぐことです。お子さんや親御さんと出会った時点では、ニーズが表面化していない状態かもしれません。しかし、お節介だと思われようと、私たちは支援を届けていきたいと考えています。これまでの約20年で、数多くの障がいのある人、困難を抱える人に出会い、その中で施設入所を選ばざるを得ない状況をこの目で見てきたからこそ、その状況を何とかして食い止めたい。「我が子はそうならない」と思っている親御さんや、「無理なものは仕方がない」と感じている福祉事業者も多く、自分たちが取り組んでいくこ...
み・らいずHistory2 ~み・らいずからみ・らいず2へ~
これからの子どもたちの支援をつくっていくためには、これからの世代の力が重要です。支えたいと思った人を支えられなかった、で終わらないために、今まで以上に挑戦を続けなければなりません。その意気込みを込めて、名称を変更することにしました。 ひらがな表記の「み・らいず」には、誰にとっても読みやすく、覚えやすいように、という思いを込めていたので、バージョンアップを表すために「2」をつけて「み・らいず2」に決定しました。み・らいず2は、今この時だけでなく、子どもたちの将来をも見つめる支援を行っていきます。大人になってから出会った人の中には、自分でできたかもしれないことを人に任せるしかない人、自分の意...