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「業務委託メンバーの成長まで考えてくれる企業は珍しい」と語ってくれたのは、MATESに業務委託として関わる寺島さん。彼女はこれまでにwebマーケティングや営業、D2Cブランドの立ち上げ、パーソナルスタイリストとしての独立など、さまざまな経験を積んでいる方です。
また現在は「自走できるSNS運用法」をコンセプトにフリーランスのSNSマーケターとして活動しています。これまでのキャリアと共に、MATESに参画しようと思った理由を詳しく伺いました。
寺島 杏那 / 業務委託メンバー
学生時代にムラサキスポーツでアルバイトを始め、そのまま就職。店舗スタッフとして働いた後、webマーケティング事業を展開する株式会社MOVEへ転職する。営業やディレクターを経て、スキンケアとアパレルの2領域でブランドの立ち上げを経験。その後、フリーランスのWebマーケターとして独立する。現在は、個人向けにInstagram運用代行サービスとコンサルティングサービスを提供。MATESでは、Webディレクターの教育や採用、アカウントの設計などを担当している。
「働くのが面白い」アルバイトをしていたムラサキスポーツに入社
ーー学生時代は、どのような勉強をされていたんですか?
ショップ経営を学んでいました。当時サーフィンが好きでサーフショップで働きたいと思っていたり、服が好きでアパレルブランドを立ち上げたいと思っていたり。分野は特に決まっていなかったのですが、社長になりたいという目標もありました。ショップ経営を学んでおけば、どの目標に向かうにしても、役に立つだろうなと。
空いている時間はほとんどアルバイトに費やしていましたね。主に3S(スノー・スケート・サーフ)スポーツグッズやアパレル商品を取り扱うムラサキスポーツでアルバイトをしたんですが、とにかく働くのが面白くて。
ーーそれはやりたいことのひとつだったから。
それもありますし、働く人に魅力を感じていたというのもあります。自分の好きなことを仕事にしている、趣味の延長線上で働いているような人が多かったんです。情熱を持って、仕事そのものを楽しんでいる姿がキラキラして見えて、かっこよかった。
自分も趣味の延長線上で働けているなという実感があって、とても充実していましたね。だから学校を卒業するタイミングで、就活もせずにムラサキスポーツの正社員試験を受けて、そのまま入社しました。
ーー正社員になるくらい仕事が面白かったわけですね。正社員になられてからはどのような業務を行っていたのでしょうか?
数年は主に3Sスポーツグッズの接客をしていましたね。店舗内の販売実績で1位を数年間獲得していましたし、全国のムラサキスポーツスタッフの中でも上位に入る実績をあげることもできて。そのおかげでスノーボードのウェア部門の担当になり、商品の仕入れを行うバイヤー業務、店舗の空間づくりを行うVMD業務なども担当できるようになりました。
お客様はもちろん、同僚やメーカーなど仕事で関わる人のほとんどがスノーボードやサーフィンが好きだったんですよね。だからプライベートで一緒に遊ぶこともよくあって。仕事もプライベートもムラサキスポーツで成り立っていたかなと。
ーームラサキスポーツが生活の中心だったと。得るものも多かったのではないでしょうか?
得たものは本当にたくさんあります。中でも接客を通して、お客様にファンになってもらうノウハウのようなものが、自分の中で確立できたと思っていて。例えばお客様に話しかけるとき、どんなタイプの人なのかを見極め、マッチするような役柄を演じるようにしていました。
話すテンポやテンション、言葉遣いなどを相手に合わせる感じです。販売を目的とした店員ではなく、まるで友だちや恋人だと感じてもらえるように、意識していました。あと自分のプライベートな話をまず開示して、距離を縮めることも行っていましたね。
オンラインでの販売手法を学ぶために、転職を決意。夢であったブランドの立ち上げも経験
ーーとても充実していたんだなと感じました。でも転職をされるんですよね。
仕入れから販売まで、リアルのお店で行う業務はムラサキスポーツで一通り経験できたので、次はオンラインでの販売手法を学びたいなと思ったんです。それでWeb上で商品の販売を行っている会社を探して、株式会社MOVEに転職しました。
MOVEは大きく分けると、WebマーケティングとD2Cブランドの2つの事業を展開している会社です。入社当時はWebマーケティングの事業部で、SNS運用代行、広告運用、ホームページ制作、写真撮影などお客様の目的に合わせた提案営業を行っていました。途中からディレクターも兼任して、一人で10件以上の案件を抱えていることもありましたね。
またディレクターの後は、スキンケアとアパレルの2つのD2Cブランドを立ち上げました。
ーー夢が叶ったわけですね!
もともと私がアパレルブランドの立ち上げをしたいというのを社長が知っていて、挑戦させてくれたんですよね。イチからオリジナルの服を作るわけではなく、韓国や中国から仕入れをして販売を行っていたので、セレクトショップのような形でしたが、とても嬉しかったです。
あと営業を行っていた際に美容系のクライアントを抱えることが多く、ノウハウが蓄積されていたことから、スキンケアブランドの立ち上げも行わせてもらいました。日ごとに肌の状態が変わるゆらぎ肌の人向けのブランドで、ファンマーケティングを意識して、展開していましたね。
ーームラサキスポーツで学んだファン化の部分が活きたと。
そこはかなり活きていたんじゃないかなと思います。リアルでもオンラインでも、相手に合わせたコミュニケーションをとることは大切なので。
インフルエンサーの方に協力してもらったり、原宿のお店にポップアップで商品を置かせてもらったりもして、初速は順調に売上が出ていたと思います。
パーソナルスタイリストとして独立するも、すぐに方針転換。これまでの経験が活かせるWebマーケターに。
ーーやりたいことができていたと思うのですが、独立の道に進まれるんですよね。
環境も良かったですし、やりたいこともできていたんですけど、それに甘えている自分がいるなと気づいたんですよね。当時は成長意欲がなくて、このままでもいいかなと漫然と働いていた。その現状を変えたくて、独立することを選びました。成長もできるだろうし、もっと稼ぐこともできるはずだと意気込んでいましたね。
ただどのような業種で独立するかは決まっていませんでした。それで何をするか考えているときに、買い物に同行してその人に合う服装を選んであげるパーソナルスタリストという仕事があることを知って。服も好きだし、接客も好きな自分には向いているだろうなと。
それで資格を取得し、独立しました。最初は天職かもと思うぐらい楽しかったのですが、すぐに方針転換したんです。
ーー違う業種に移られたということ?
パーソナルスタイリストは集客が難しい業種でもあったのと、結局SNSでの集客が必要でSNSマーケティングを活用していく必要があったので、Webマーケティングを独学で勉強し直していたんですね。そうしたら、すごく楽しくて。Webマーケティングでもう一度挑戦してみたいなという気持ちが湧いてきたんです。そこからパーソナルスタイリストの仕事はストップし、SNSマーケターとして働き出しました。
ーー現在はどのような事業を行っているんですか?
個人の方向けにInstagram運用代行とコンサルティングをしていて、6名の方のコンサルティング、2名の方にアカウント代行を行っています。あと企業研修のご依頼をいただくこともありますね。独立当初は営業をしていたんですけど、現在は自分のInstagramアカウントを立ち上げ、すべての仕事はそこから得ています。
https://www.instagram.com/anstyleinsta/
|寺島さんのInstagramアカウントはこちら!
「"自走化"というゴールが一緒だった」業務委託メンバーの成長も考えてくれるのが魅力
ーーMATESには業務委託で関わっていらっしゃると思いますが、どのような経緯で参画されたのでしょうか?
Wantedlyから募集を見て、応募しました。私は「自走できるSNS運用法」というコンセプトでInstagramを運営しているんですね。MATESのSNS運用サービスも「インハウス(内製化)」をゴールに設定していて、私の考え方とフィットするなと思ったので、連絡してみました。
また代表の新名と話した時に、とても物腰が柔らかい人だなと。メンバーも同世代が多くて、一緒に働けたら楽しいだろうなと思い、関わることにしました。
ーーでは、MATESでもInstagram運用を行っている?
6アカウント全てのサポートをしつつ、WEBディレクターの教育や採用、全アカウントの設計、あとは会社の評価制度の策定にも少し携わっています。業務委託ですが、社員が行うような業務まで本当に幅広く経験を積ませてもらっていますね。
MATESのメンバーは私の成長も考えてくれているんですよね。「企業の商品設計から入れるようなマーケターになりたい」という個人的な目標があって、MATESのメンバーはそのことを知ってくれています。それで、その目標につながるような業務があれば、積極的に私に振ってくれるんです。
業務委託メンバーの成長まで考えて仕事を振るような企業はなかなか珍しいんじゃないかなと。月に40時間ほど関わらせてもらっていますが、やりたいことに挑戦させてもらえるので、毎月業務量も働く時間も増えていってますね。
ーーかなりコミットされているんですね。ご自身の事業に支障はありませんか?
完全リモートワークで、好きな場所で好きな時間に働けているので、全く問題ないですね。
業務の依頼時には必ずこちらのリソースを確認してくれますし、困ったことがあれば都度相談でき柔軟に対応してもらっています。
ーー今後の目標を教えてください。
MATESでは、Instagramだけではない様々なマーケティングにどんどん挑戦していきたいなと思っています。またディレクターとして、チームメンバーにどのような教育をしていけばいいか、もっと考えていきたいですね。再現性のある方法を確立して、どんどん仕組み化していく予定です。
個人の事業では、コンサルをより強化していきたいですし、それだけではなくディレクターを育成するスクールを運営できればと思っています。ディレクターに特化したスクールは珍しいので、差別化になるんじゃないかなと。
これまでの経験を総動員して、やりたいことをどんどん実現していこうと思います。
※2024年2月1日より株式会社MATESは株式会社メイトへ社名を変更しております。