Matcher株式会社は「出会い方に革命を起こし、かけがえのない出会いを生み出し続ける」ことを目指し、大学関係なくOB・OG訪問ができるマッチングサービス「Matcher（OB・OG訪問機能）」。そして、企業と学生をつなぐ新卒向けダイレクトリクルーティングツール「Matcher Scout（スカウト機能）」を運営している会社です。

Matcher株式会社CTOの手島がエンジニアが「ビジネスサイドに首を突っ込むメリットと面白さ」について語ります。

今回は【後編】。前回はエンジニアが享受できるメリットのお話でした。

今回はエンジニアがバリューを発揮できるチャンスに関するお話です。皆さんもご自身の会社に置き換えて考えてみてください。

効率化のチャンスに気づける

意外な事に、エンジニア活躍のチャンスは開発以外の様々なところにも転がっています。

我々エンジニアは怠惰であることを良しとしますが、ビジネスサイドの人間たちは、良くも悪くも筋肉質な人が多いです。彼らはあらゆることを人力で行おうとします。本当にすごいです。皮肉です。

とある営業メールを送る際に、企業名を文面に差し込みたい場面があったのですが、彼らは企業名を手動でコピーアンドペーストして文面を作成していました。一つや二つではありません、数百もの文面を作ろうとしていたのです。

平安時代ならそれで許されるかもしれませんが、PCが生まれて半世紀以上たった現代において、時間の浪費は罪に値します。SQLを叩けば1ミリ秒で完了する作業であることを伝え、作業を巻き取る事に成功しました。

時間のかかる手作業を自動化する事には、多くのメリットが存在します。単純に作業効率が改善され、本質的な営業活動に時間を割くことができるようになることは、もちろん企業にとって有益なことです。

そしてさらに（おまけ程度のメリットではありますが）我々エンジニアが営業職の人間たちから、神のように崇められるようになります。つまり、会社、営業にとっても、そしてエンジニアにとっても、業務の効率化は三方良しなのです。

皮肉めいた文章にはなってしまいましたが、ビジネスサイドの人間には効率化できることを「知らない」人が少し多いだけのことです。プログラミングを使えばこんなことができるよ、と伝えていくのも我々エンジニアの大切な仕事だと感じます。

口を酸っぱく「システムで効率化できないか考えながら進めてください」と言い続けた甲斐もあり、最近ではビジネスサイドから効率化の提案が出てくることが非常に多くなってきています。

皆さんもぜひ試してみてください。