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【前編】CTOが語る、エンジニアがビジネスサイドに首を突っ込むメリットと面白さ

Matcher株式会社は「出会い方に革命を起こし、かけがえのない出会いを生み出し続ける」ことを目指し、大学関係なくOB・OG訪問ができるマッチングサービス「Matcher(OB・OG訪問機能)」。そして、企業と学生をつなぐ新卒向けダイレクトリクルーティングツール「Matcher Scout(スカウト機能)」を運営している会社です。

Matcher株式会社CTOの手島がエンジニアが「ビジネスサイドに首を突っ込むメリットと面白さ」について語ります。

今回はその【前編】。ビジネスサイドと関わることで得られるエンジニアのメリットについてです。皆さんの会社に置き換えて考えてみてください。

みなさまごきげんよう、Matcher株式会社CTOの手島です。Matcherは現在、社員5名(内エンジニア2人)とインターン生で運用されています。少人数の組織ということもあり、エンジニアとビジネスサイド(セールス、企画、マーケター等、エンジニア以外の職種)との境目も曖昧で、頻繁に情報交換が行われています。

今回はエンジニア職の我々が、ビジネスサイドと密に関わることのメリット、面白さを紹介したいと思います。

大企業では、いちエンジニアがサービスや経営方針全体に首をつっこむことは難しいかもしれませんが、小規模なスタートアップでは必然のコミュニケーションです。ただコードを書くだけでなく、企業活動全体を理解して働くことに興味をお持ちの方もいらっしゃると思います。

1ベンチャーの体験談ではございますが、ぜひ参考にして、めくるめくスタートアップライフに一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

エンジニアの当たり前を破壊してもらえる

もともとMatcherを作り始めた時は、デザイン・企画は社長の西川が、残りの開発全体を僕が担当するという分け方でした。とはいえ2人で作っていることもあり、僕も企画の段階から参加し、あーでもないこーでもないと相談しながら進めていくことが次第に多くなっていきました。

そこで強く感じたのは、エンジニアの「当たり前」の大部分はそれ以外の人にとってはそうではないということです。フォームにデータ入力中のページを再読み込みすれば、書きかけの文章は二度と戻ってきません。戻るボタンを押した時も同様です。当たり前です。

しかしウェブサイトの仕組みを知らない人にとってはそうではありません。一生懸命書いた文章を、僕の当たり前のフォームに何度も消し去られ落ち込む社長をみて、自分が少数派であることを痛感しました。以降、書くのに時間のかかりそうなフォームでは、キャッシュ機能や確認機能を極力つけるように努めています。

こんなこともありました。データの並び替えに関して、評価を基準にソートする機能を実装している時のことです。僕は当然のように「評価(高い順)」「評価(低い順)」という項目を用意したのですが、社長の西川に「評価の低い順って誰が使うの?」と聞かれました。

「たしかに誰が使うんだろうね」僕にもわかりませんでした。昇順あるところには降順あり、データを網羅的に確認する必要のあるシステムでは当然のことかもしれませんが、ユーザーにとって必要とは限らない場合もあります。

誰が何のために使うのかを意識せず、僕の中の当たり前にしたがい機能を実装してしまっていました。使われない機能はただのノイズであり、ユーザー体験を複雑でわかりづらいものにしてしまいます。些細な社長からの投げかけから、そんなことに気づかされました。

【後編】に続く

【後編】CTOが語る、エンジニアがビジネスサイドに首を突っ込むメリットと面白さ | Matcher株式会社
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