とにかく“快適にのびのび開発してほしい”という会社の意思が伝わってくる
社内で長年キャリアを積むと、スキルや知見は豊富になりますが、意外と自社のことを客観視するのが難しくなるものです。今回は入社からまだ間もない開発メンバーに、新鮮な感性と視点でマーケライズについて語ってもらいました。話しを聞いたのは2021年の春入社の高野さん、遠藤さんの若いお2人(いずれも20代)。入社のきっかけから入社後の担当業務や「やりがい」、職場の雰囲気や将来のことまで、じっくりと話しを伺いました。
自分が開発したシステムが実際にどのような評価を受けるのか直接フィードバックがほしかった
-どのようなきっかけでマーケライズに入社されたのでしょうか。
高野 私は当時、ウェブアプリケーションのエンジニアになりたくて求職していたのですがマーケライズ側からWantedlyを通じてスカウトをもらいました。” マーケティング” という言葉は知っていても、実はその意味はあまり知らなかったのですが、「モノを売る」という活動において重要なことに関われるということで俄然興味が湧き、それを効率化するためのツール(マーケティングオートメーション、MA)の開発は社会への貢献度も高いと感じ、マーケライズへの入社を決めました。
遠藤 私もWantedlyを通じての入社です。新卒入社後5年間SIer企業でシステムエンジニアとして働いていたのですが、SIerの立場だとお客様にシステムを納入してそこで業務が完結してしまい、自分が携わったシステムがどこでどう使われているのかの実感が湧きませんでした。そこで、直接ユーザーに使っていただき、自分が開発したシステムがどのような評価を受けるのかフィードバックがほしいという気持ちが高まってきました。また、MRCのようなクラウドを活用したウェブアプリケーションの世界にも飛び込んでみたいとも考えていました。
-入社された後の会社の印象はいかがですか。
遠藤 前職のSIer企業とは全然違う印象です。社員と役員との距離感がとても近く、自分の意見が通りやすい。自分が書いたプログラムに対して直接にすぐフィードバックしてもらえる点もかなり前職と異なっています。
高野 一言で言うととても働きやすい。社員の仲が良く、自分の苦手とするタイプの人もいません(笑)。みなさん明るくて優しく、すごく働きやすい環境だなという印象です。少人数のベンチャー企業でもあり、1人ひとりが結果や成果を求められるのは当然なのですが、多少自分の実力が不足していても、みんなが集まって問題をどう解決していけばよいのか考えてくれたり、できないところは助け合ったりしてくれるところがすごくありがたく感じています。
-具体的にどのような開発業務を担当されているのでしょうか。
高野 その時々によりますが、例えば今遠藤君と共同で開発しているのが、迷惑問合せ自動ブロック機能です。1つの機能に対していわゆるフロントエンドからバックエンドまで担当しています。その他、ユーザーがデータ分析などに活用できるCSVファイル作成用バッチ処理の開発などにも携わりました。
遠藤 私も機能毎の開発になりますが、例えばウェブフォーム上での認証機能の実装やテスト自動化などに携わってきました。さらに現在、MRC全体のUIを刷新しようとしているのですが、そちらも関わらせていただいています。
-業務上難しいなと思う点や、スムーズに業務を進めるために工夫していることはありますか。
高野 難しいというか気を遣うところは、既存のシステムにいかに影響を与えずに新しい機能を追加するかという点です。そのために、コードを変更した際の影響範囲や影響内容を事前にしっかり調査したりするなど、先の見通しをしっかり付けて開発するようにしています。また、検証用ツールなども積極的に活用することでうっかりミスを防止できるように努めています。
-1日の業務スケジュールについて教えてください。
遠藤 朝一番、10~15分程度で届いている通知やメール、チャットなどをすべて確認します。その中で早急に対応すべき要件はすぐに対応し、終わり次第開発に移ります。曜日によってはチームミーティングなどに参加する場合もありますが、原則コーディングなどのプログラミング作業が1日の大半を占めています。1日の最後に、その日に感じた課題や翌日に確認すべき点などを洗い出して終了するようにしています。
高野 大体同じようなスケジュールですが1点追加するとしたら、毎朝デイリースクラムと称してスクラム(※)によるチーム開発を進めるために、昨日の作業内容や今日の予定を確認し、メンバー全員の進捗を共有してから作業に入ります。
※スクラム(Scrum):ソフトウェアのプロダクト開発におけるチーム開発のためのフレームワーク。
自らが行った工夫を真剣に取り上げてくれるのでとてもやりがいを感じる
-マーケライズでの仕事のやりがいは、どのようなところにありますか。
高野 たくさんあり過ぎてどれを言おうかと迷うのですが、とにかく自分の考えたものが具体的なカタチになって出来上がっていくのが面白いところ。頭に思い浮かんだことをどんなコードで実現するのかを考え、自らが書いたコードで実際に想定通りに動作したらとてもうれしいですね。
また、自分1人では考えつかないこともたくさんあるのですが、それを上下関係など気にせず、みんなでチーム一丸となって話し合って解決したり、さまざまな意見の中から良いアイデアを遠慮無く取り入れて1つのものを作り上げようとしていたりするようなところもすごく面白いところです。
遠藤 プログラマーならではだと思いますが、処理が分かりやすく無駄の無いコードなど良いコードを書けた時にはやはり充実感を感じます。また、自分のアイデアを、チームリーダーがしっかりと検討してくださった上で、さらにアイデアをプラスαしてフィードバックをもらった時にも、自分が行った工夫を真面目に取り上げてもらっているのが分かるので、とてもやりがいを感じます。
-実際に働かれてみて会社の雰囲気はどうですか。
遠藤 一般的なウェブ業界で当社のような規模の場合、年齢層が20-30代で勢いがある雰囲気の会社が多いと思うのですが、マーケライズの役員は皆、とても経験豊富な方たちでがっちり固められているので、土台がしっかりとした落ち着いた雰囲気を持った会社だと思います。
-現在業務に対しての情熱・モチベーションはいかがですか。
高野 結構高いと思います。自分の実力はまだまだ足りていないところはあるのですが、今ちょうど当社の製品も新しい時代を迎えつつある時期で、そのような時期に関わることができて光栄です。
遠藤 入社後1~2カ月頃は、正直申し上げて「自分がマーケライズにフィットするのか? 適応できるのか?」などの不安がありました。しかし、3カ月目ぐらいからはマーケライズ独自の開発にも慣れてきたと同時にそのような不安も払拭されてきました。それに伴い、マーケライズの製品開発に貢献したいという気持ちもどんどん強くなってきています。
とにかく自由で快適に、のびのびと開発してほしいという意思が伝わってくるところが魅力
-マーケライズに入社してどのようなスキルが身に付きましたか。
遠藤 ウェブ系の技術が特に身に付きましたね。また、前職では経験が無かった既存システムありきで、さらにそれを改修していく際のアプローチ方法に関しても多くのことを学びました。
高野 やはりウェブ系の技術が大きいです。加えて、いかにシステムの負荷を抑えてプログラムを書くか、という点も学びました。コード次第で動きが早くなったり遅くなったり、メモリ消費量が大きく変わったりします。無駄なメモリを消費せず、必要のない画面更新を繰り返さないようなプログラムの書き方を、今でも少しずつ学んでいるところです。その他クラウド関連、コンテナ運用などこれまであまり経験の無い技術にも触れることができました。
-マーケライズの良さはどのようなところにあると思いますか。
高野 周りの方たちが根気よくしっかりと教えていただけること。さらにに、簡単な仕事だけを任せるのではなく、少し頭を悩ませるような少し高度なレベルのものも任されるので、ちゃんと自分の成長を考えてくれているということが実感できます。また、必要な道具類も揃えてくれますし、教材・セミナーなどの費用も原則会社持ち。とにかく自由で快適に、のびのびと開発してほしいという意思が伝わってくるところが魅力だと思います。
遠藤 深い知識を持った開発メンバーの方々に日々サポートいただいており、いつもお話しする度に勉強になります。人柄も良い方々でとても優しく助けてもらっています。そういった方々と気軽に、いつもシステムやITなどに関する話ができることころが非常に気に入っています。また、開発に没頭できる環境もそうですが、さらに自分が開発に携わったものを直接ユーザーの方に活用してもらい、素早くフィードバックが返ってくるという点もマーケライズならではの楽しさです。
-最後に今後のキャリアビジョンをお聞かせください。
遠藤 まず入社して1年でとにかく戦力になるように、それも想像以上の戦力になれるよう頑張りたい。その後、また新たに入社してくる方をリードしていけるような立場になればと思っています。
高野 とにかく技術力を鍛えることが先決だと考えています。マーケライズが開発したMRC(マーケライズクラウド)は非常に多機能で仕組みを理解するのに難しいところがあります。しかし、複雑なシステムでもそれをしっかりと把握して改修対応できるような技術力を持ったエンジニアになりたいと考えています。その上で、いずれは人に的確な指示を出したり、疑問点をすぐに解決したりすることでチームを引っ張っていくような立場になれたらと思っています。
-ありがとうございました。