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「欧州の技術に触れる」PARIS RETAIL WEEKツアーにメイクショップから2名参加しました

9月9日から15日の7日間、弊社代表取締役の向畑と企画開発部部長の楠田でパリ・ロンドンそしてドイツへ小売業界の技術に触れるべく海外視察をしてきました。男の二人旅も非常に実りの多いものになったということで、今回はその報告レポートをご紹介します!


「PARIS RETAIL WEEK」とは?

欧州最大級のリテールカンファレンスで、新たなテクノロジー、データ活用、AR/VR、人工知能などについてのセッションを3日間にわたって受講が可能。
また、セッションに加え、新たな試みを導入している実店舗を巡るツアーも実施。


DAY1

13時間のフライトから抜け出し、パリに到着。
本場のフランス料理に舌鼓。


DAY2-3 「PARIS RETAIL WEEK」

朝から会場へ向かう。
会場規模としては、そこまで大きくはないがとても活気があったようです。


楠田メモ:

・2018年のキーテーマは『Smart Phygital(physical + digitalの造語)』。
・今の時代の消費者は、これまでに無いくらい健全性や倫理観を重視している。
例えば、アパレルだと途上国の児童酷使して作られた製品じゃないよね?とか。
・実店舗で野菜を買う時も、スマホでQRかざして生産者とか流通ルートとかを気にする。
・消費者に対して、より良い体験、品質を提供することが最も重要。

“機能”や”技術”よりも、上記のような”概念”を提唱する企業が多数あったようです。特に移民の多い欧州では、「パーソナライズ化」が重要で、近年は「健全性」や「倫理観」に消費者の興味・関心が高くなっているようですね。


DAY4 「DMEXCO(ドメキシコ)」

向畑の提案により、急遽早朝からドイツでおこなわれる世界最大級のデジタルマーケティング・カンファレンス「DMEXCO」に向かうことに。
パリからケルンまでTahlys(タリス)と呼ばれる高速列車で3時間の快適な旅へ。


楠田メモ:

・RETAIL WEEKよりもDMEXCOの方がより当社と関わりの深い企業出展が多かった。
DMEXCOは、よりテック寄り。AIやAR/VR製品の出展が多い。ブロックチェーン関連は皆無。
・shopify、MagentoなどのECシステムや決済、物流などのEC関連企業も出展。
・Magentoのキーノートでは、オムニチャネルの事例を用いて、消費者へよりよい”体験”を提供する消費者視点のアプローチをすることが重要だと提唱していた。(ネット&リアルの在庫連携など)

半日の視察だったようですが、到底周りきれないほどの広い会場で疲れ果ててしまったとのことです。


DAY5-6 「LONDON RETAIL TOUR」

パリからロンドンに移動し、ロンドンの実店舗を巡るツアーへ。
「Argos(カタログ通販)」「JOHN LEWIS(百貨店)」「SELFRIDGES&Co.(百貨店)」の3店舗へ向かいました。


楠田メモ:

・UKでは、クリック&コレクトが浸透している印象。
・ネット注文、実店舗で受け取り。あるいは、実店舗に設置されているタブレットで注文し、その場で商品を受け取る。
これらのシステムが浸透した理由としては、日本ほど配送が優秀じゃなく、そもそも配送日があてにならないという背景が・・・。

日本の百貨店はテナント料が固定費ではなく、歩合制(売上の何%)で決まるモデルが多いので、日本でクリック&コレクトを導入した場合、
①ネットで注文(取り置き)
②実店舗で決済&受け取り
というように、実店舗で決済できる仕組みも合わせて用意してあげられないと実現は難しそうです。またそうなると、独自ドメインでのオンラインショップの拡張性が強みになるとも考えられそうですね。

また、無人レジの設置も多く、生活に浸透している感があったようで、無人レジが機能するほどに消費者側のリテラシーも日本に比べて高く、先の倫理観を求める意識と合わせて消費者側が成熟していることを感じられたようです。


まとめ

今回のツアーでは、クリック&コレクトのような施策も、掘り下げるときちんとした理由や背景(欧州の国民性など)のもとに成り立っていることを身を持って体験できたようです。参加できた2人にとっては、とても意義のある経験となったようで、すぐに業務に活かすべく行動を始めています。

今回このようなツアーに参加できたのは2名だけでしたが、メイクショップ社では、今回を契機により多くの社員に、世界の潮流を体感できる仕組みを提供したいと考えております。
サービス開発にフィードバックできるこれらの活動には、国内外問わず積極的に支援して参りますので、我こそはという方はご連絡ください!

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