現在、サウナをメインテーマに北欧を旅しております。
と思ったら、料理やら文化財やらカルチャーやら動物やら見るもん有りすぎて困るんですが。
ちょっと書くことが有りすぎるのでひとまず概要だけ。
日本では(世界的にも?)フィンランドがサウナ発祥の地ということになっています。確かにそうかも知れません。
ただ、サウナの起源って多分、農村とかの普通のおうちの敷地内で、家族とか親戚とか友達同士であったたまるものだったと思うんです。暖をとるために。
て考えると、特に寒い地域で同時多発的に発生していったんじゃないかと感じています。
このあたりの地域の格言として
「サウナを求められたら、何ぴとも断ってはならない」
的なものがあると聞いたことがあります。博愛的な感覚ですね。なにしろ寒い地域なので、暖をとれないと文字通り死活問題です。
こういったところにサウナのルーツというか、思想があるように感じています。つまり「愛」ですな。
現代サウナには大きく分けて三種類ある気がしています。
「都市型サウナ」「レジャーサウナ」「リトリートサウナ」です。
日本では「都市型サウナ」「レジャーサウナ」がほとんどですかね。都市型サウナは、カプセルホテルとかああいうの。ちょっと殺伐とした感じがあって、サラリーマンでひしめきあってる感じですね。
レジャーサウナはいわゆるスーパー銭湯とか。ドイツはちょっと近いですね。
リトリートサウナは、北欧によくある湖畔とかのサウナ。日本で言うと軽井沢的な。北欧の場合にはこれに少しヒーリング的要素も入ってくる場合がある。
あるカルチャーがどこかで生まれたら、それが人や自然によって醸成されて、地域ごとに独自の進化を遂げていきますね。これは本当に面白い。ただ、どこでどのような進化を遂げたとしても
「ルーツを探っていく」
ことは絶対に大切だと思います。そういった、オリジナルに対してのリスペクトの気持ちはとても大事。かと言ってオリジナルに固執し過ぎるのも良くない。このバランス。
まあ旅の途中ですが、今回は本当に学ぶことが多かったので落ち着いたらいろいろまとめていきたいと思います。
現在、リトアニアのカナウス(杉原千畝記念館があるところ)からラトビアのリガに向かうバスの中でこの記事を書いています。こっちはバスの中でwi-fiと電源使えて便利。