トヨタの5 Why(5回なぜを繰り返すこと)、TEDの動画で有名なSimon SinekのStart with whyなどを筆頭に「なぜ」を考えることの重要性は言わずもがなです。
しかし、ほとんどの人は何度も継続して考えることは苦手です。人生の中で一部の職種や学校をのぞくと、考える訓練を受けていないからです。
おそらくトヨタの人は、5Whyは朝飯前で身についていることでしょう。トヨタには5Whyという事業で成果をだすための良い習慣が身につく仕組みがあるのだと思います。
親から、しつこく言われてきたことは、身についています。
今日は、良い習慣を身につけるためにマチマチでやっていることを書きます。
マチマチで大事にしていること
僕は、マチマチで一緒に働いているみんなには下記のことをお願いしています。
1. なぜ、目の前のことに取り組んでいるのか?を常に明確にする。
2. その取組が、どうなったら、成功なのかを明確に定義する。
3. 毎日やっていることが、会社のミッション、今期のOKRにつながっているかどうかを考える。
4. わからなかったら、周りに聞く。
* マチマチでは、経営陣が年間、四半期の単位でOKR(Objectives and Key Results)を活用し、目標をたてています。各個人のメンバーレベルでもOKRを設定しています。
基本的には経営陣が年間や四半期ごとにOKR等を活用し、目標や方針を明確にして、伝える責任を負っています。マチマチでは僕の責任です。
しかし、経営陣やマネージャーが各メンバーの一挙手一投足まで見ることはできません。
事業が成長し、組織の人数も大きくなっていくと、さらに見れなくなります。ミッションや自分がやっていることの意義を理解しているメンバーが少なくなり、問題が発生します。
多くのベンチャーはそのフェーズでバリューの明文化、評価制度を作ります。バリューも評価制度も必要です。たぶん、格好良いサイトとかも必要かもしれません。
とってつけたように、バリューや制度を作っても、チームを構成している個人はすぐには変わりません。
文章や制度より、チームを構成している人が、個人個人の習慣が、重要です。なぜなら、習慣が積み重なり、そのチームのカルチャー・バリューが浮かび上がってくるからです。