みなさん、こんにちは!人事の岩崎です。
今回は、先日行われた第16期上期社員総会 Growth Awardにて、入社1年未満の活躍したルーキー社員に贈られるベストルーキー賞を受賞された、エンジニアの田嶋さんと労務の桜井さんのお二方にインタビューしました。
人事視点としても私個人の視点としても、おふたりの受賞の秘訣が気になり、ついついたくさん聞いてしまいました。田嶋さんと桜井さんの人柄や考え方が滲み出る素敵なインタビューとなったので、読んでくださる方々にも伝わるといいなと思いながら書かせていただきます!
おふたりの業務範囲、広すぎませんか?
岩崎:まずは、おふたりの担当されているお仕事について教えてください!
桜井:メンバーのみなさんに最も関わってくることは、毎月の給与計算です。実際の計算は社労士事務所へお願いしているのですが、勤怠を確認したり届出等を反映させたりと毎月ルーティンとはいかず、ミスがあってはいけないので気を遣う業務です。
岩崎:メイン業務の他に、衛生委員会の運営にも携わられてますよね。
桜井:はい、衛生委員会を毎月運営し、産業医との連携を行っています。あとは健康診断やストレスチェックの実施など。これらは会社としての義務ですが、義務感にとらわれすぎないように、健康に関わるトピックをゆるくまとめて衛生委員会で話したりしています。
岩崎:あと、ストックオプションまわりも・・・
桜井:そうですね。持株会・ストックオプションの事務や、社会保険の手続き窓口、法改正に合わせた就業規則の整備なども担当しています。
岩崎:あれ、桜井さん入社してからまだ1年経ってないですよね・・・?
桜井:はい、もう少しで1年ですね。
岩崎:にしては・・・業務範囲広すぎませんか?
桜井:え、そうですかね?(笑)
岩崎:僕も労務経験が少しあるのですが、桜井さんはもはや労務担当にはとどまらない役割を持っているように見えますよ!
桜井:たしかに今まで経験のないことにも0からスタートしたのですが、なんとかやってます!
岩崎:ストックオプションなど労務担当としての役割以外にも、入社してから1年経ってない状態で担当されていることが純粋にすごいなっていつも思っています。
桜井:ありがとうございます(笑)
岩崎:桜井さんは中途でご入社いただいていますが、田嶋さんは2020年新卒で入社していただいてますよね。田嶋さんは現在どんなお仕事をされているのでしょうか?
田嶋:ログリーの主力事業である「LOGLY lift」における開発や保守運用をしています。
岩崎:「開発や保守運用」とひとことで言っても多岐にわたっていそうですね・・・!
田嶋:そうなんです。たとえば、メディアに設置されたレコメンドウィジェットの振る舞いの改善、管理画面の機能開発など目に見える部分のほかにも、レコメンドするための情報を取得するクローリング、広告配信ロジックの改修などがあります。広告配信ロジックの改修などは直接売上にも関わってくるところなのでいつも身が引き締まる思いで作業をしています。
岩崎:他、業務以外のサポートも積極的に行われている印象があります。
田嶋:そうですね、営業担当の方からよせられる相談に対する技術的なサポートや事象の原因調査なども担当しています。
岩崎:田嶋さんも・・・幅広いですよね(笑)
田嶋:いやいや、桜井さんほどではないですよー!
岩崎:入社して1年とは本当に思えないですね。実際のところおふたりは、入社して1年で今の業務範囲を経験できると思っていましたか?
桜井:いやー、私は株式実務のこととか全然想定していなくて・・・(笑)前職の会社は上場しているわけではなかったので、まず株とは何か?というところからはじまりました。そういう意味では勉強にもなってよかったです。
岩崎:勉強になったと・・・素敵すぎる!田嶋さんはどうですか?
田嶋:んー、僕の場合は、やっぱりベンチャーということもあってできることは多いのではないかと思っていました。というのも、入社前にインターンをさせてもらっていた時に、エンジニアがそれなりに色々なことに手を出してのびのびとされているイメージがあったんですよね。なので今僕もそのように振る舞えているのは想定通りというか・・・まぁこんなもんかなと思っています。
岩崎:インターン経験がギャップを埋めることにも繋がっているのはいいですね!
売上を直接的に生み出さない部門も等しく評価される風土
岩崎:実は僕、実はおふたりが受賞された時、泣きそうになってました(笑)というのも、田嶋さんとは新卒研修で関わり、桜井さんとは同じグループということもあって、社内の中でも身近な人たちが活躍されている姿を見てすごく嬉しかったことを覚えています。
・・・という僕の話は語ろうとすると長くなってしまうので、おふたりは社員総会当日、受賞された時にどんなことを感じていらっしゃいましたでしょうか?
田嶋:受賞コメントで「相談しやすい」というコメントをいただいたのですが、そのように評価していただいていることは大変光栄です。今後もそういう存在であり続けたいと改めて思いました。
岩崎:いいですね。評価されていた点が自分でも頑張っていたところでもあったということですね。桜井さんはいかがでしょうか?
桜井:私のようないわゆる管理部門が表彰される側になることを想定していなかったので、単純に驚きました。労務という仕事も、できて当たり前の世界だと思っていたので、ログリーは営業もエンジニアも管理部門も評価される風土なんだなぁとしみじみ感じました。
岩崎:たしかに。コストセンターと思われがちな管理部門が表彰される会社って意外とないんですかね?
桜井:ないですね!むしろ運営側みたいな扱いをされることも多いのではないかと思いますね。
圧倒的なスピードをもってコーナーで差をつけろ
岩崎:今回の受賞はもちろんのこと、普段の仕事の振る舞いが評価された結果だと思うのですが、どのようなことを意識されているのでしょうか?
桜井:後日共有いただいた受賞コメントでは、未経験の業務も吸収して成果を出しているとか、問い合わせにすぐ回答してくれる等と評価いただき感謝しています!
問い合わせにすぐ対応するというのは自分でも意識している部分です。労務担当に届く問い合わせというのはみなさん大体困っていたり急いでいたりすると思うので、なるべく早く回答できるよう心がけています。
岩崎:素晴らしいですね。労務関連の問い合わせって結構多くありませんか?
桜井:そうですね。特に年末とか集中する時はありますね。
岩崎:ちなみに田嶋さんは桜井さんに問い合わせしたことあります?
田嶋:ありますあります、持株会のこととか。この領域も桜井さんに対応してもらえるのかって思ったりしてました。
桜井:みなさんから問い合わせをいただく際に「桜井さんに聞いていいのかわからないのですが」と結構言われるのですが、もう全然聞いてくださいっていつも思ってます。
岩崎:優しい・・・!なんだか、桜井さんには本当に聞きやすいですよね!
桜井:それはよかったです。みなさんが業務に集中できるよう、調べるところとか煩雑なところを引き受けたいと思っているので、ぜひ今後も聞いてください!
岩崎:それでは、田嶋さんが普段意識されていることってなんでしょうか?
田嶋:自分の特徴として「着手したばかりの事柄に対してはノロノロする」スロースターターだと自覚していて、「なるべく早くエンジンをかけて、なるべく早くアウトプットする」という点は常に気をつけていました。仕事を早く覚えるために社内の資料やSlackでのやり取りを読み漁ったりもしていましたね。
岩崎:社内情報の把握、大事ですよね。
田嶋:それと、自分が入社したときは「エンジニア側」と「ビジネス側」との間に隔たりを感じさせるような雰囲気が事業部全体にあり、チームとしてもその点は課題に感じていて・・・周囲から気軽にお声がけいただけるように、僕自身も各所で口を挟んだり顔を出したりするように心がけていました。
岩崎:田嶋さんが入社されてから特に、事業部内のコミュニケーションがさらに活性化したなーというイメージを部署外である僕から見ても感じていました。当時の開発グループの標語として「我々はビジネス側である」という言葉がありましたよね。
田嶋:そうですね。
岩崎:なかなかエンジニアさん側からそういうスタンスをとってきてくださることってないと思いますので、他の方々からすればすごく助かりますよね。その結果でもあると思うのですが、田嶋さんの評判が耳に入ってくることが非常に多くて、田嶋さんの影響力ってすごいなと客観的に見て思っていました。
田嶋:ありがとうございます。ログリーのみんなが好きなので、これからももっとコミュニケーションをとっていきたいなって思っています。
今後のチャレンジは更なる深みへ
岩崎:おふたりは入社されてまだ1年前後であると思いますが、今後チャレンジしていきたいことなどはありますでしょうか?
桜井:今年は資格取得の年にしようと思っています。といっても社外に社労士や産業医もいるので、実務を行う分には今のままでも問題ないのですが、やっぱり基礎をわかっていた方が事務処理のスピードも上がりますし、自分の成長にも繋がると思うので頑張ります!
岩崎:労務系の資格って重要ですよね。
田嶋:たとえばどんな資格があるんですか?
桜井:給与計算の事務能力検定とか、メンタルヘルスマネジメント検定を受けてみたいと思っています!
岩崎:給与計算って簡単にやってそうに見えて、めちゃくちゃ複雑ですからね・・・
桜井:そうなんですよー。税金とかも関わってくるので意外と専門的ですよね。
田嶋:・・・大丈夫です、全然簡単そうに見えていないです(笑)
岩崎:元労務担当としては裏側の苦労も知っているので・・・桜井さんには頭が上がりません、ありがとうございます!
田嶋:ありがとうございます!
岩崎:田嶋さんはいかがでしょうか?
田嶋:プロダクトの知識だけでなく、開発の経緯などの見識をさらに深めたいです。仕事しているなかで暗黙の常識が求められる状況も少なからずありますし、「LOGLY lift」が提供され始めて時間が経ち巨大になっている上に、undocumentedな部分もたくさんあるので、自分の肉としながら社内ドキュメントの整備に尽力したいです。先人がどのような想いを持って開発されてきたのかを理解していきたいですね。
岩崎:ドキュメントの整備については、やはり優先順位が低くなってしまいがちなんですかね?
田嶋:そうですね。仕事に追われると頭の中ではわかっているからこそ「今残さなくてもいいじゃん」ということが連鎖していってしまうので、優先順位が低くなりがちなのですが残しておくことは重要だと思っています。
岩崎:たしかに新卒含め新入社員の方々が多く入社されるにあたってさらにドキュメントの重要性が上がってきそうですね。理解できるようになると田嶋さんが1年前に新卒研修の最終発表で全社員に宣言していた「説明できるエンジニア」にさらに磨きがかかることになりますね!
田嶋:あ、覚えていたんですね(笑)恥ずかしいです・・・
ベストルーキー受賞のキーワードは自然体&二つ名
岩崎:ずばり、次回ベストルーキーを取りたい!って思っている人へのメッセージをお願いします!
桜井:いきなり難しい質問ぶっ込んできましたね・・・
岩崎:すみません(笑)
桜井:あ、でも取ろうと思って取れたわけではないので、自然体でいいんじゃないですかね。努力を認めてくれる風土はあるので、自分ができることをやるだけでいいんじゃないでしょうか。
岩崎:素敵すぎますね。無茶振りなのに100点満点の回答が返ってきた。田嶋さんは新卒で入社されたのでどちらかというと今年新卒入社した方々へのメッセージに近いかな?
田嶋:なんだろうな・・・やることを決めたらそれをやり続けるということが大事かなと思います。「この人といえば○○」と二つ名がつくくらいになると、周りから見てもわかりやすいのではないかなと。
岩崎:こちらも100点満点のコメントありがとうございます!さすがベストルーキーですね!
編集後記
入社してから短期間で成果を出す、周りから認められるというのは難しいのではないかと思いますが、お二方にお話を聞いてみてすごく納得しました。スピード感と影響力の広さを改めて感じることができた時間でした。
これからも更なる深みにチャレンジされていく姿勢は尊敬ですし、僕もチャレンジするということについて負けてられないなと身が引き締まりました。
自己紹介のところで、おふたりとも一番Zoomしたい相手が動物だったので、今度僕の飼っているうさぎをZoomで映したいと思います(犬でもインコでもない)。
田嶋さん、桜井さん、インタビューありがとうございました!