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クライアントバリューの追求は、自社プロダクトの成長と共にありたいと思っている人のキャリア選択

※この記事はログラスCS責任者の関が投稿したnote記事です。

💡この記事はログラスアドベントカレンダー202323日目の記事です。
💡昨日は、カスタマーサクセスの永井さんの記事でした!

0歳の子どもを育てる私が、スタートアップのログラスに飛び込んだ理由|Tomoka Nagai
はじめまして、2023年11月にログラスにCS(カスタマーサクセス)として入社した永井です。 このnoteでは入社を決めた当時0歳の子どもがいた私が、困難な道とわかっていつつもスタートアップのログラスに飛び込んだ理由と、実際どうだったかをお伝えしようと思います。 子育てのみならず、何かしらの制約があってスタートアップでチャレンジすることに悩んでいる方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。 ...
https://note.com/tomokatakenoya/n/nafe550b0a232

はじめに

株式会社ログラスのカスタマーサクセスチームでシニアマネージャーをしている関です。
この記事は、ICTベンダーやIT系のコンサルティングファームに在籍されている方で、今後のキャリアについて悩んでいる、新たなキャリアを踏み出したいと思っている方向けの記事になります。
日系ICTベンダーで17年半を過ごした私が、何故転職したのか、ログラスで何をしているかをお伝えし、私自身のキャリアの分岐点と選択の結果をお話しすることで今後のキャリア選択に少しでもお役に立てればと思っています。

キャリアの分岐点
~何故、新卒入社した会社を退職したか~

先ず、自分自身が何故長く在籍した会社を飛び出したのかからお話します。

私は、新卒で入社した日系ICTベンダーで17年半を過ごしました。入社した時点でSIビジネスが売上の過半を占める状況ではありましたが、未だ、国内初の国産コンピューターを作った技術力と矜持があり、プロダクト開発に先行投資をしていく気概がありました。クライアントバリューの追求は自社プロダクトの成長と共にある、そんな時代でした。
ただ、残念ながらこうした時代は長くは続かず、短期収益が見込めるSIビジネスが事業ポートフォリオを大きく占め、先行投資型事業に対する会社としての忍耐力は徐々に減っていきます。
クライアントバリューの実現が提供価値なのだからその方法は何でも良い、この考え方はある意味正しく、海外クラウドサービスが市場を席巻してデファクト化したことで国内ICTベンダーが軒並み自社サービスを捨て、プロジェクトベースのビジネスに傾倒していく流れを感じています。
ただ、プロジェクトはそれが解散になると、アセットが雲散霧消してしまいます。プロダクトがあれば、そこにプロジェクトで得たアセットを残していく事が出来ますが、そのプロダクトは残念ながら他社の手にあります。自転車操業でプロジェクトを回しながら、他社のプロダクトが我々の全く手の届かないところまで成長していく事に加担する。この構造に強い葛藤を抱き、”自社サービスを磨き上げて市場を席巻する事業にチャレンジしたい”という思いを抑えられなくなり、17年半を過ごした会社を退職しました。

新しいキャリアの選択
~ログラスでどんなことが出来ているか~

ここからは、自社サービスを磨き上げて市場を席巻する、そんな事業にチャレンジしたい、その思いで新しい環境に飛び出した関が、ログラスに参画してみて、どう感じているか、何故、そう感じているかについてお話させて頂きます。

最初に、組織能力的な側面からお話させて頂きます。
ログラスは、他のメンバーの記事にもある通りビジネスサイドと開発サイドが非常に強く結びついている組織です。
採用面接で「コミュニケーションを活発にするためにどんな仕組みがあるのですか」とご質問を受けるのですが、この質問は結構答えに悩みます。仕組みはもちろん存在するのですが、それ以上にビジネスサイドと開発サイドが強く結びつくという事に何か信念や執念めいたものを感じており、その信念や執念を持って組織環境の変化に応じて仕組みが変化していると思っています。カスタマーサクセスチームも人数の増加に伴い、組織内に開発チームと接点を持つための専任チームを組成しました。こういうチームがカスタマーサクセスやビジネスサイドに存在する事はあまり聞かないのですが、信念や執念めいたものに取り憑かれた一人として、素朴に必要性を感じて機能を立上げました。恐らくこうしたことがビジネスサイド、開発サイドともに常に継続されていくと思います。
これは、本当にログラスの強さだと思います。

もう一点、市場でのポジションニングについてお話をさせて頂きます。
当社のプロダクトは国内SaaSの中では比較的高単価なプロダクトとしてポジションニングをしております。この単価感によって、効率性に寄り過ぎず、お客様の業務をしっかりと理解し、何が、何故、必要なのかを正しく知る事の出来るほどよい担当社数を実現できています。
一人当たりの担当社数が多すぎると効率性が重視され、聞く事や理解する事よりも伝えるべきことを伝える事が最優先になります。クライアントの声に耳を傾ける事に費やす時間が少なく、プロジェクトを通してアセットを得ることが難しくなる、その結果、プロジェクトからのプロダクト成長のメカニズムが効きにくくなります。
一方で、担当社数が少なすぎると、担当する個社への依存度が高くなり、プロダクトの汎用性が下がる危険性があります。SIerの方だと、汎用サービスを作るはずだったがファーストユーザーの要件に寄りすぎて、結果的に他社に全く売れないサービスができた、みたいなご経験があるかもしれません。これは極端な例ですが、担当社数が少なくなるとどうしても汎用的な要望なのか個社の要望なのかを切り分ける事が難しくなります。
現状のログラスは、この辺りどちらにも寄らない絶妙なポジションをとれています。カスタマーサクセスチームとしてもここをしっかりコントロールするし、効率性に寄り過ぎず、お客様の業務をしっかりと理解し、何が、何故、必要なのかを正しく知る事の出来るという状態を維持できれば考えています。

キャリアの選択は人生において非常に重要なイベントです。中々、外からでは見えにくい部分もありあるかとは思いますが、上述した組織能力や市場ポジショニングから、どんな働き方が出来るかは一定想像可能な部分もあるかと思いますので、是非慎重に見極めて頂き、良い選択をしていただければと思います。

最後に


採用面接で、「この先のキャリアでどんなことを成し遂げられたら楽しいですか」というご質問をさせて頂くのですが、もし、自分がこの質問をされたら、こう答えます。
「残りの人生で世界で戦える日本発のエンタープライズソフトウェアサービスを実現出来たら良いと思っています。」

失われた30年の期間でエンタープライズソフトウェア業界は欧米企業の独壇場になっています。海外でも戦える日本発のエンタープライズソフトウェアサービスを創り上げ、その市場に割って入り良い景気を作りたい、ログラスは、そのポテンシャルを秘めた会社であり、ログラスのカスタマーサクセスというポジションはその思いを充足できるポジションです。

クライアントバリューの追求は自社プロダクトの成長と共にありたい、そんな気持ちをもっていらっしゃる方には、本当にお薦めできる会社です。世界で戦える日本発のエンタープライズソフトウェアサービスの実現を、一緒に目指して頂ける方がいれば、是非ご連絡をお待ちしております。

株式会社ログラス
株式会社ログラス です。| HRMOS
https://hrmos.co/pages/loglass/jobs




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