こんにちは、Live Search(リブ・サーチ)人事部の近藤です。
会社におけるバリューは、迷ったとき、壁にぶつかったとき—そういう瞬間にこそ、判断の基準として機能するものだと考えています。
Live Search(リブ・サーチ)では5つのバリュー(価値観)を大事にしています。
・早く届ける
・Live Searchを信じる
・データドリブンな理論設計
・正しいことをする
・組織を意識したしぶといプロ集団
これらは創業から約10年の試行錯誤の中で生まれ、今もなお更新され続けています。
バリューが生まれた背景
なぜこのバリューが生まれたのか。それぞれが「判断の瞬間」にどう向き合ってきたのか。
現在の5つのバリューに刷新したのは、2023年頃のことです。
それ以前は3つのバリューでしたが、組織が約20名規模になったタイミングで「30人の壁」が意識され始め、ミッション・ビジョン・バリューすべてを刷新しました。
今回は、代表の福井、COOの井上、CFOの寺田の3人に同じ場でインタビューしました。

「今の5つのバリューを設定した背景はなぜですか?」
福井:2023年ごろ当時20数名で、これからいわゆる『30人の壁』が来るのではないか、というフェーズにおいて人が増えるにあたって、組織について改めて考える機会がありました。ミッションの「不動産情報をカタログ化する」というのは創業からずっと変わってないんですけど、改めてどういう会社で、どういうメンバーの組織にしたいのかというのを見つけ直したタイミングで主にバリューをアップデートしました。「早く届ける」と「Live Searchを信じる」は創業初期からずっとあったバリューだったので、そこに付け足した形ですね。
本来は創業初期のバリュー策定にはあまり価値を感じていなかったので、元々そこまで重きを置いてこなかったんですが、その当時シリーズAは突破していたものの、僕らの目指す方向としてはもっともっと大きな組織にしていきたいという思いもあって刷新しました。
「このバリューがワークしていると感じる場面とかはありますか?」
福井:物件写真っていうちょっと特殊でユニークな領域の事業を行っていて、自社プロダクトを提供している企業なので、商談の中で色々な声を頂くケースはあります。
その中でお客さんの声を大事にしつつも、今までの不動産会社の古い慣習やミッションの「不動産情報をカタログ化する」とは反した声などもあって。リブ・サーチはとにかく顧客の早期入居とか空室改善の成果を上げることにこだわっているチームなので、いろいろな声を頂く中で特にセールスとか前線でお客様と向き合うメンバーは自分たちのサービスに対する自信度が下がってしまうなんていうケースも起きてしまうと思うんです。そういった局面で「Live Searchを信じる」というバリューは大事な役割を果たしていると思いますね。
「正しいことをする」—誰にとっての正しさか
「『正しいことをする』というバリューは、一見シンプルに見えて奥が深いものだと思いますがいかがですか?」
井上:正しいことをするって、どこを正しさにするかっていう話が結構ついて回るんですよ。不動産業界ってエンドユーザーファーストじゃない部分があったからこそ、家探しが不便なものだったり情報の透明性が低いと呼ばれる業界になっていたという事実があると思うので、エンドユーザーに向けて本当にこれがあるべき姿かというと、そうではない部分は結構あると思うんです。
エンドユーザーの方に真摯な姿勢を見せることで、家探しがなめらかになって、結果的に不動産会社のお客様も効率的になっていくと思っているので、まだまだ不動産業界自体が見えていない視点を正しにいく啓蒙みたいなことや、お客さんにもちゃんと理解してもらうみたいなのは、営業においても大事にしている点ですね。
寺田:「正しいことをする」とか「早く届ける」というのは仕事の上で常日頃意識できるものだと思っています。特に「早く届ける」というのは、リブ・サーチがお客様に良いデータをスピーディーに届けるというもの以外にも、社内の連絡や報告のスピードにも求めてます。もちろんお客様への連絡なども含めて定義しているので、特にこの2つについては意識できているメンバーが非常に多いと思っています。
「データドリブンな理論設計」—感情ではなく数字で判断する
「データドリブンな理論設計についても教えてください。」
福井:データドリブンのところは正直まだまだ強化したいと思っている部分ですね。例えば、セールスに関する数値とか、リブ・サーチの場合は撮影の効率状況とかもデイリーで管理できる体制はあって、社外の方からも褒めていただくこともあるんですが、個人的には、肌感10%も行ってないかもしれないなって感じです。
分析力とか改善力といった観点ではかなり強い組織だと思っているんですけど、もっと強い組織にしたいし、仕組みにしたいし、理想は役職とか部署関係なく全員が数字を読めて、全員が分析できる—そんな領域まで組織として高めたいなと思ってます。
寺田:バリューはデータも含めて定期査定の項目とも連動しているんですけど、福井さんが非常に数字・データに強いので、そこを筆頭にマネジメントレイヤーはできているのかなという感じはあります。さらにそこから全メンバーまで早期に浸透させていきたいと思っているので、そこはマネジメントメンバーがより意識しないといけない部分だと思っています。
「しぶといプロ集団」—諦めない個人が集まるチーム
「しぶといプロ集団って個人的にいい表現だなと思っているんですが、このバリューはいかがですか?」
寺田:実はこのバリューも「データドリブンな理論設計」と同様にとても重要で、「組織を意識したしぶといプロ集団」が体現できているメンバーがどんどん評価されていきますし、すごく早いスピードでキャリアアップしていく印象があります。
リブ・サーチの場合だと、入社して半年でマネジメントメンバーになるであったり、1年で責任者に抜擢されるというスピード感も珍しくない組織なんですが、やっぱり「組織」と「プロ意識」を両立しているメンバーがこのポジションに昇格している印象があります。

福井:しぶといプロ『集団』にしているのがポイントで。個人で優秀でも全員で勝つことを優先できないメンバーはやっぱり評価されない。そういった観点で作っているバリューなんですよね。
井上:仕事でもなんにしても「やり切る」というのは、もともと自分が持っている性分なのかなと思っています。昔スポーツをやっていたことと関連しているかもしれないんですが、アルティメットっていうスポーツで日本代表だったこともあって一定高いレベルを目指して目標達成するために競技をやっていたみたいなところが身についているのかなと思います。
スポーツでもなんでもいいんですけど、若い時から「プロレベルまで追求した」という追求力とか探究心みたいなものがあるメンバーを増やしたいということは思います。
入社前と後—3人のビフォーアフター
「バリューの話から少し離れて、特に井上さんと寺田さんには入社前と入社後のギャップを教えてほしいです。」
寺田:いい意味でのギャップは、ガバナンスがめちゃくちゃしっかりしているなということでした。
ここは福井のスタンスが大きいと思うんですけど、無駄なコストとか私的なコストが全くないなというか、リブ・サーチはそこがすごくしっかりしている。だいぶしっかりしてますね、なかなかないです。正直。
寺田:仕事内容でのギャップで言うと、CFO候補として入社したんですが、こんなに初期から自分が採用するポジションになるとは思っていませんでした(笑)。
前職までのキャリア的には財務・経理・調達・上場準備などそういうところは経験があって、人事や採用には本格的にタッチしたことがなかったんですが、個人的にも、そこって絶対経験したいなと思っていたので、そこに挑戦できる機会があったというのはすごくいい意味でのギャップですね。
CFOとか管理部門って守備範囲が広いですけど、自分自身のCFO像を考えた時に採用とか組織という部分は、通常ではなかなか交わりにくい部分だと思うんですけど、そこを持っているCFOになりたいと思っていたので、むしろチャンスをもらえた感じです。
井上:初め業務委託として半年間関わっていた時は、正直申し訳ないんですけど、最初は撮影と間取り図を作っているだけの会社だと思っていました。
でも話を聞いたり、事業の内容を深ぼって見ていくともっと不動産業界の先を見据えて事業をやっていることが分かりました。
そんな良い未来に向けた事業を作っている会社であれば、大きなことが成し遂げられるんじゃないかと思って。事業に惚れた感じです。
井上:さっきの寺田さんの「コスト意識」の話に近いんですけど、オフィスが質素というか、なんていうんですかね、好印象だったんですよね。
集中しているところがちゃんと事業だったというのが、この会社に入りたいと思った理由のひとつです。
前職でいろんなベンチャー企業の採用支援をさせてもらった中で、オフィスにダーツの的を置いているとか、豪華なコーヒーメーカーを置いているとか—そういう会社って次の年から採用が止まったりするイメージがあって。
成長する会社って費やすべきところに投資を費やしている会社だと思っていたので、実は他にもいろんなベンチャーから内定が出てたんですけどリブ・サーチを選びました。
バリュー浸透に向けた今後の方向性
「この5つのバリューを今後入社するメンバーも含めてどう浸透していくかという考えを教えてください。」
福井:会社としても『自律』や『オーナーシップ』というのは大事にしているキーワードで、会社の現在地がわかることが『自律』の一歩目だと思っています。
リブ・サーチの財務状況とか実績値の数字を、社内データベースとして全部可視化しているんです。このぐらい赤字だったとか、黒字になったとか—そういったところに触れるって普通の会社ではなかなか機会がないんじゃないかなと思います。
PL(損益計算書)などの企業会計を理解することは、その人のビジネススキルを格段に早く高めることができると思っているので、より多くの数字に触れるという意味でオープン化しています。
福井:しぶとさって、飢えている状態じゃないと発揮されないと思うんですよ。プロ意識っていうのも、常に学び続けないといけないということでもあると思うので、本でもいいし、動画でも音声でもいいし、常に最新の、しかも理想は一次情報をキャッチするというのは僕自身も意識しているし、そういう意識をより一層強く持てる組織にしたいなとは思います。
我々も今まで「いろんなピンチがあって、それをしぶとく乗り越えてきた」ということの方が多くて決して順風満帆にここまで来た会社ではないです。
フェーズが大きくなっていくにつれて、そこと逆行していっている感覚はちょっとあります。だからこそ「飢えてる人」がいいですね。
おわりに——どんな人と働きたいか
「最後に、どんな人と働きたいか教えてほしいです。」
寺田:人柄とバイタリティで見ています。
バリューにも「正しいことをする」というのがあるので、倫理観や素直さがあるか、端的にいうと「良い人」を採用したいです。
バイタリティというのは前向きさや向上心、目標に向かって頑張れる人というイメージで、そういった方と一緒に働きたいなと思いますね。
井上:当たり前の基準を高く置ける方と働きたいです。
派手な才能や過去の実績よりも、決めたことを素直にやり切れるかどうか。
リブ・サーチで伸びているのは、経験者だからではなく、基本的に大事とされることを徹底し続けられた人たちです。
やっぱりこの環境って成果であったり、組織のためにということ—この二軸で評価される人には、どんどん機会が降ってくる会社で、他の会社とは比にならないくらいのチャンスが与えられる。
でも一発逆転を狙う人より、地味なことを毎日積み上げられる人。
上手くいかずとも勝つまで挑戦し続けられる人。
チームで勝つことに本気になれる人。
そういう人と一緒に、これから勝てる組織をつくっていきたいですね。
福井:経験よりも、才能がある人かを見ています。
いい人・正しいことができる人・素質がある人を採りたいですね。
初めてセールスをやります、初めてCSをやります、でも究極セールスじゃなくてもどの部署でもいいです、とにかくリブ・サーチに入ってやり切ります!という人の方が、一緒に戦えると思うんです。
さっきの寺田の話にもあったように、管理部門が採用を経験することで広がる視野もあると思うので、会社の状況や環境が変わっても動ける、そのぐらいのバイタリティがある方が良いと思っていて。そういう人が好きだなあと思っています。
取材を終えて、改めて感じたことがあります。3人が語るバリューは、完成品ではありません。まだ浸透しきっていない部分があることも、難しさがあることも、全員が正直に話してくれました。それでも彼らは「バリューがあるからこそ、こうあるべきだよねという会話ができる」と言います。
バリューは、うまくいっているときには意識しないものです。でも、迷ったとき、しんどいとき——その瞬間に、判断の基準として機能する。
それが、Live Search(リブ・サーチ)というチームが目指しているものです。
この記事を読んで、少しでも共感した方へ
Live Search(リブ・サーチ)は、誰にでも合う会社ではないかもしれません。
ただ、価値観が合う人にとっては、大きく成長できる環境です。
大切なのは「条件の良さ」ではなく、「この環境が自分に合っているかどうか」。そして「自分自身の経験やキャリアを高められる環境かどうか」。本記事が、その判断材料として少しでも参考になれば嬉しいです。