こんにちは!
LINE Fukuoka採用担当の金です。
LINEを通じて世界を変えるべくチャレンジを続けるLINE Fukuoka社員を、技術面から支えているのがIT支援室です。
“はたらくを聞くvol.12では、IT支援室の多くの役割の中でも情報の安全性を確保する情報セキュリティにフォーカスしてみます。情報セキュリティ業務の詳細と最近の取り組み事例、今後の展望などについてIT支援室の海田と井ノ口に語ってもらいました。
数多くの課題を目に見えないところから形にしていく
IT支援室について教えてください
海田: IT支援室は、業務改善の設計開発や導入、インフラ運用管理、ITヘルプデスクなどLINE Fukuokaの社内IT業務全般を担当しています。また、事業環境や社内ニーズの変化に合わせて最適な情報セキュリティを確保するために、課題整理から新規施策の企画・提案・実行まで関連業務全般を行っています。
業務内容を教えてください
井ノ口: 情報セキュリティに関する課題整理やリスクの調査・評価、ポリシーの策定やガイドラインの整備、社内教育などを行っています。 LINEのサービス拡大に伴いLINE Fukuokaの組織も拡大・変化を続けていて、その分社内からの新しい取り組みや現状改善のニーズも増えてきています。その際にセキュリティの観点からリスクアセスメントを行うのが私たちです。 たとえば、このエリアではパソコンや私物の持ち込みが禁止されているが、業務効率化のために持ち込みを許可してほしいという現場の要望があるとします。現状のガイドライン上どのようなところで、なぜ持ち込みを禁止しているのか。どこまでを許可したら業務効率化を図ることができるのかなどをヒアリング・分析します。最終的にどのようにすれば社員のニーズに答えられるか、その方法と手法を見出すことが私たち情報セキュリティ担当の役割ですね。
海田: 社員にとってセキュリティというのはある意味、邪魔にすぎないものかも知れません。それでも守ってもらわないといけない。そのため、業務運営とセキュリティの両方を損なわずに社員の利便性を向上させる必要があります。細かい解像度で社員のニーズとポリシーの中核に近づいていき、その間でいかに社員のニーズを損なわず、落としどころを探せるのかがポイントですね。
最近の取り組み事例を教えてください
井ノ口: 最近クラウドサービスを導入しました。以前から東京のLINEでは使っていたサービスですが、LINE Fukuokaは東京よりサービス運営やカスタマサポート関連業務などユーザーの個人情報に近いところでの業務が多いため、社内管理より情報漏えいのリスクが高いクラウドサービスの利用に戸惑いがありました。それでも、業務効率化のためにはやはりクラウドサービスの導入について検討が必要でした。 導入のために、クラウドサービス利用における運営・管理のポリシー、安全性の検証・確認からスクリーンセーバーなどといったパソコンの設定、インシデント対応方法まで検証を行い、やっと最近LINE Fukuokaでも利用できるようになりました。部署ごとに取り扱う情報の違いがある中、社員のニーズに答えながらもセキュリティガイドラインに沿う最適な運用方法を見つけることは簡単ではなかったのですが、このようなアレンジメントこそ情報セキュリティ業務の本質だと思いました。
柔軟性がカギ
仕事を通してのやりがいや楽しみを教えてください
井ノ口: スピードと柔軟性のバランスを追求することは大変ではありますが、楽しいです。LINEグループはかなりのスピードで変化していて、日々新しいサービスが企画・ローンチされています。当然セキュリティの側面でも事業展開の動きに合わせたガイドラインの整備や、多様化してきている問い合わせへの対応業務が増大しています。日々変化する社員のニーズを無理やりガイドラインに当てはめる、かたくなに現状維持させるのではなく柔軟性を持ちながらもスピーディに対処していくことは容易ではありませんが、日々組織と自分自身の成長は確実に実感できています。
どんな人と働きたいですか?
井ノ口: フットワークが軽くカジュアルなコミュニケーションがとれる人ですかね。日々様々な問い合わせが入ってくるのでひとりで考えこむよりはテキパキと段取りをつけていく必要があります。また、多様な部署・職務の社員から相談しやすいと思ってもらえるコミュニケーションがとれるかということですね。まずいと思うことこそ遠慮せず相談にきてほしいので“いつでも、なんでも相談できるという人”としていられる人と働きたいです。
海田: そうですね。あとは、ポジティブで柔軟性がある人。自分の中の取り決めにこだわるのではなく多様な観点やニーズについてオープンに考えることが大事だと思っていますし、そのベースにポジティブ思考があってほしいですね。
秩序ある自由を目指す
今後の展望を教えてください
井ノ口: 情報セキュリティにおいてはこうあるべきという正論がたくさんありますが、LINE Fukuokaは型にはまったセキュリティではなく、安全性確保のうえで社員の希望のやり方を実現させるためのセキュリティを考えていきたいです。
海田: LINEグループのセキュリティガバナンスのベースになれるようにしたいと考えています。LINE FukuokaはLINEグループの中でもセンシティブな業務をやっているのでセキュリティにおいても厳しくないといけません。LINE Fukuokaが決めたものがグループの規範になるようにしていき、グループ全体でよりユーザーを守ることができる体制を整えるようにしたいと思っています。 また、ユーザーに一番近く、ユーザーの情報と声が一番集まるLINE Fukuokaだからこそ社員の業務利便性とセキュリティの最適なバランスを見つけ出すことができると思っています。社員のニーズを的確にくみ取りつつも、セキュリティ確保を徹底してユーザーを守り続けていけるようにしていきたいです。
いかがでしたか?
IT支援室では、ユーザーを守る情報セキュリティ担当を募集しています。
少しでもご興味をお持ちいただけましたら、募集ページより詳細をご確認ください。
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