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【雰囲気レポ】LINEのPM Meetup が開催されました

LINEの「Product Manager(以下、PM)」が登壇して、プロダクトづくりでの苦労や課題解決、立上げ・成長に伴う工夫など、それぞれの経験からお話しするイベント「PM Meetup」が開催されました。

事前にいただいた質問をもとにしたトークセッションを行いながら、会場からの質問にもお答えして、ざっくばらんにLINEのプロダクトづくりについてお話ししました。

トークセッションのテーマは「PMの役割」「リリースまでのプロセス」「PMとして最も重視しているもの」について。会場からは「企画はどこから降ってくるの?」「最速でPMを育てるには?」「他部署からの依頼方法は?」などなど、各社のPMたちのリアルな声が続出しました。当日の雰囲気、盛り上がりの様子をお届けします。

スピーカーはLINE Financial PM のChung Byunghee、LINE企画室PMの濱窄 亮介、ビジネスプラットフォーム企画室PMの佐々木 拓洋の3名でお送りしました。

登壇者プロフィールについてはこちらをご覧ください。

https://connpass.com/event/124221/

幅広い業務領域がLINEのPMの特徴

初めのテーマは「PMが担う役割と業務範囲」について。LINEならではの幅広い業務範囲とそのメリットについて語られました。


Chung:今は「なんでもやる」というのがLINEのPMのステータスだと思っています。世の中にまだないサービスを作っていくというフェーズなので、いろいろなことが定義されていない状態。コンプライアンス、セキュリティ、開発、営業、デザイン全てに関わっていきます。例えば、今私が担当しているLINE Creditは、みずほ銀行とオリコと3社ジョイントベンチャー で立ち上げているので、経営者を含めた3社間の意思決定の調整もPMがやっています。

Chung Byunghee(LINE Financial PM)

濱窄:Product Managerの”Manage”は「なんとかする」という意味で、「プロダクトをつくるためになんとかする」というのがPMの仕事だと私は思っています。

また、「PMって”Product” Managerなの?それとも”Project” Managerなの?」とよく聞かれるんですけど、LINEの場合はProduct ManagerがProject Managerとしての役割も担っていることが多いです。他社だと企画者が企画までを考えて、そのあとはProject Managerに任せますというような体制もあるようですが、LINEではそれらをすべてをProductManagerが担うというのが特徴です。

濱窄 亮介(LINE企画室PM)

佐々木:他社だとフェーズによって担当者が変わることがあるじゃないですか。LINEの場合は1つのプロダクトには1人のPMがずっと担当していくので、当たり前に「何がやりたかったのか」というコミュニケーションを取り続けることができますよね。

担当サービスのリリースまでプロセスは?

次のテーマに挙げられたのが、「プロダクトができるまでのプロセス」。どの段階から他部門とすり合わせを始めるのか、リリースまでに必要な期間などについてお話をしました。

佐々木:最初は「本当にこのサービスって使われるのかどうか?」を検証するための〈リサーチ〉から始まります。例えばLINE公式アカウントの場合だとエンドユーザーだけでなく、クライアントや代理店、そのビジネスに関係する人たちすべてにヒヤリングを行いながら仮説を立て、それを検証していきます。それがある程度手応えがあるなと感じたら、〈要件定義〉に入っていきます。

要件に落としていく初めの段階で、開発の人たちとも「こういうミッションを成し遂げたい」というコミュニケーションを取り始め、フィードバックを受けながら要件定義をしていきます。次の〈開発〉フェーズになると、基本的にはプロジェクトマネジメントを行なっていきます。

最初の〈リサーチ〉と〈要件定義〉の部分は「こういう世界観を実現したい」といったゴールベースな思考ですが、〈開発〉のフェーズからはマネジメントの要素に変わって、タスク管理やスケジュール調整など細かい進行を行います。

〈リリース〉がされた後は〈メンテナンス〉をしていきます。出したものがどれだけ使われているのか、どこが足りないのかを分析しながらその後のロードマップを作成していくというが一連の流れになります。

LINEらしさでいうと、開発中もどんどん仕様書が柔軟に変わっていくことですね。初めに要件定義していたときと比べて、別物が出来上がっているなんてこともありますね。


佐々木 拓洋(ビジネスプラットフォーム企画室PM)

司会:どれくらいの期間で進みますか?

佐々木:プロダクトにもよりますが、僕が入社して最初に担当したLINEカスタマーコネクト(現LINE Chat API/LINE Call API)は着手からパイロットリリースまで、3〜4ヶ月だったと思います。

濱窄:LINEでは着手からリリースまで半年以上かかる場合だったとしても、とりあえずフェーズ0.5としてこの機能だけ出してみようということもありますね。

Chung:私が担当しているLINE Financialの場合は、法律確認や金融庁の確認、財務局の確認などがあって、どうしても時間を要することが多いです。開発はもう終わってQAを始めていても、金融業法に則って機能を整えなければならないケースもあります。もともと金融関係に携わったことのないメンバーでつくってきたんですが、途中から中途採用で入社した金融業界出身の社員がジョインしたことで、法律を遵守しながらスピードアップしているという状況です。

企画の始まりはどこから降ってくる?

会場から「そもそもサービスや機能追加の企画はどのように始まるのか?」という質問が。その際の人のアサインや公募制度についてもお話ししました。

佐々木:もちろん偉い人の鶴の一声で始まることもありますが、基本的にはボトムアップが多いと思います。僕が担当しているLINE公式アカウントでは、お客様にヒヤリングした上で必要と感じた機能は直接上司に相談して始まったりします。



濱窄:その際のアサインでは、大きな新規プロジェクトの場合は公募がかかることもあります。担当プロダクトの小さな機能追加や改善では、上司の許可をその都度取らずにPMの判断で進めることが普通にありますね。

PMとして大切にしていることは、バカになること。

次は「PMとして重要視しているものは?」というテーマです。3人から出てきたのは「チームワーク」「知ったかぶりをしない」「意思決定の早さ」。お互いに共感しながらも、それぞれ違った想いを語りました。

Chung:プロダクトをつくる観点としては、「ユーザー目線で立って、ユーザーに愛されて、使われるアプリを作る」ということを大切にしていますが、働く側面ではチームワークを最も重要視しています。

経営陣とKPIや事業のビジネスモデルを作っていく中で、それを実際につくっていくプロダクトメンバーに理解してもらって、納得してもらって、みんなが一緒に歩んでいくことを共感しないと良いプロダクトはつくれないと思っています。

その情報を共有するときに気をつけているのは、なるべく数値を用いることやビジョンなど抽象的な話をする場合は、具体的な例を交えながら伝えるようにしています。

濱窄:私が重要視しているのは「知ったかぶりをしない」ということです。社内では意味のわからないアルファベット3文字用語が飛び交っていたり、そもそも何について話しているかわからないということも多々あります。私自身は一応開発経験はあるんですけど、それを言うのが恥ずかしくなるくらいのスキルの差が社内の開発者との間にはあるし、それは仕方のないこと。

諦めてちゃんと聞くという基本的なことがすごく重要だと思っています。新入社員の後輩にも「恥ずかしいから聞けない」とか「流れを止めてしまうんではないか」とは思わずに、わからないワードがあると思ったら話を止めてでも聞くようにアドバイスしています。「バカになること」がすごく大事。PMがわかっていないことは周りの人もわかっていないことも多いので、PMが率先して「バカになって」聞くことがチームにとって良かったという経験もあります。

佐々木:意思決定を早くすることですね。PMという立場上、判断材料が誰よりも揃っているはずなので、素早い意思決定ができないといけないと常に思っています。それに加えて、どうしてその意思決定をしたのかという理由をきちんと説明できることも重要だと思っています。

ゴールさえブレずにいれば、その場に応じて素早い意思決定はできると思っています。こんなこと言ったら、明日から仕事しづらいですね(笑)

PMを最速で育てるには、すべて任せること。

会場から「3人とも若くしてPMとして活躍しているイメージがあるが、LINEではどのようにPMを育てているのか?」という質問がありました。育てる側と育てられる側、両方からお話ししました。

濱窄:最も効率的なのは、プロダクトを1つまるっと渡してしまうことです。シンプルな答えですけど(笑)

佐々木:濱窄さんがOJTしていた後輩、いきなり放り込まれて、明らかに目が泳いでましたよね(笑) 大変そうだなと思っていたんですけど、結果として1番成長につながっているなというのは見てて思いました。自分自身も入社してすぐに新規のサービスにいきなり放り込まれて、ちんぷんかんぷんなことだらけでしたけど、上司と動いていく中で座学だったら身についていないんだろうなということを吸収できたと思います。

Chung:年齢と関係なく、責任ある仕事を任せることが大事。失敗しても怖がらず、その中から学べる環境を上司や周りがつくることが大切だと思います。

他部署からの依頼はどのようにくるのか?

次の質問も会場からです。他部署からの依頼について「フォーマットや形式は決まっているのか?」と具体的な質問が寄せられました。

佐々木:メールで正式にくることもあれば、喫煙所で話していて始まることもあります。個人的には依頼はフォーマットには落とせないと思っています。なぜなら、その依頼を受ける時ってその人だったり、他の部署が成し遂げたいことやバックグラウンドをしっかりとヒヤリングをして進めていきたいと思っているからです。

想定していた以上に会場からのご質問もあり、トークセッションはここで終了。

あっという間の1時間でした。トークセッションを通じて、プロダクトによってプロセスや期間に違いはあれど、LINEならではのスピード感や雰囲気が少しでもお伝えできていれば幸いです。

その後は懇親会が開催され、スピーカー3名以外のPMも参加してお酒を片手に有意義な情報交換の場となりました。「Product Manager Meetup」は、今後も開催される予定。また是非皆さんとお会いできることを楽しみにしています。



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