先日開催されました、「質量分析インフォマティクス研究会第二回ワークショップ(弊社協賛)」にスタッフとして参加してきました。質量分析を専門にしている研究者の方をはじめ、約70名の方が聴講されていました。
今回のワークショップより、一般参加者による口頭発表も行われ、弊社創薬事業部部長の加藤が計算化学ソフトウェア「Cresset」の紹介を行いました。(昨年4月、イギリスに本社を置くcresset社の日本における唯一の販売代理店になりました。)
Cressetとはイギリスcresset社が開発したケモインフォマティクスのソフトウェアの総称です。創薬を行うためにタンパク質と薬の結合の度合いを見る構造活性相関(SAR)を調べたり、新たな薬の分子デザインを行うtorchやforge、スキャホールドホッピング(既知の薬品の化合物のコアとなる骨格構造を変化させること)を行うspark、大規模な化合物データベースから新しい薬の候補を探し出すバーチャルスクリーニングを行うblazeの4つのソフトウェアから成っております。それぞれのソフトウェアを組み合わせて利用することで、新たな薬を作り出す強力なツールになります。
約10分程と短い時間ではありましたが、多くの方から興味を持っていただき、早速導入したいというお声がけもいただいております。国内ではまだまだ認知度が低いですが、海外では世界のメガファーマTOP10のうち8社が採用しているという実績があります。宣伝活動を通して今後少しずつ国内で認知してもらえるよう努め、国内の創薬事業全体の底上げに微力ながら貢献していきたいと考えております。
ソフトウェア、また、こういった弊社活動にご興味がございましたら、お声がけください。