『何か仕事で大きいことを成し遂げたいんだ。』
もしあなたが会社や事業を立ち上げることができる立場になったらどんな理念をかかげますか?
スタートアップにおいて、創業理念や事業モデルをかかげるとき、古い慣習をなくす、世界を変える、革新的で破壊的な創造活動を目指してしまいそうになります。
会社をやるからには世の中を変えなければいけない、良くしなければいけない、そんなジレンマがあるように思えます。
そのためには大きな目標を掲げ、昼夜をとして働き、マーケティングにコストを費やし、資金調達に投資家にプレゼンして夢を語り、事業をスケールし、投資家や仲間の期待に応えるためさらに大きな目標をかかげ…その繰り返しの先に、世界を変えることができるのかもしれません。
そうして世界を変えた結果、家族との時間を犠牲にするかも知れません。自身の睡眠時間や健康を損なうかも知れません。上場したとしても、途中からジョインしたメンバーは創業メンバーと違って上場のメリットを受けれないかもしれません。
もしくは、リスクに対して成功が約束されていないかもしれません。理想と現実のギャップで心を病んでしまうかもしれません。
レプスの考え方
何かを成し遂げるためには、犠牲を払わなければいけないのでしょうか。
私たちは、世界をどうこうする前に家族を、仲間を、顧客を大切にしたいと思っています。
目の前の人の助けになること
社会の最小単位は家族です。
その次は職場の仲間や友人、さらには学校や地域、そして目の前のクライアントです。
私たちは、家族や仲間を飛ばして、世界や社会をよくすることはできないと思っています。
目標に支配されない
数値目標を掲げて目指すことで得られるメリットは多くあります。
一方で目標達成を目的にした瞬間、リリース時のクオリティの低下、無理なマーケティングや営業、仕事量の増加など、歪みが出てくる部分があります。目標に支配されることで、働くことの楽しさや幸せが奪われることがあってはいけないと思います。
世界を変えなくてもできること
私たちは、仕事のために何か大きな犠牲を払わないといけないという考えから離れたいと思っています。
もちろん、必要にしたい自由に対して、それだけのスキルと責任、個々の自己管理能力ができることが必須です。人によって、住まいであったり働き方、出勤日数や家族との時間など大切にしたいポイントがそれぞれあります。
そういった個々の大切にしたいポイントを抑えつつ、目の前のクライアントの悩みや、自分にとってあったらいいなと思うサービスの開発などをしてきています。極論、競合他社の製品を入れたほうがいいとおもった場合は、そちらをおすすめすることもあります。
それでもありがたいことに結果はついてきており、創業してから5年、確実に会社は成長してきています。
レプスは、世界を変えません。
両手で届く範囲、半径1メートルを幸せにしたいと思っています。