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国境を越えた開発チームで世界を目指す。Lead of Global Contract Review AI を紹介します!

「グローバルリーガルテックNo.1(GL1)」を目指すLegalOnの成長に欠かせないのが、創業期からの主力サービスである「AIレビュー機能」。
今回は、契約書レビュー機能のAI開発をリードする井上にインタビュー!
レビューインテリジェンスチーム(インタビュー記事はこちら)を統括し、グローバル展開に一層の加速をもたらしている井上のこれまでのキャリアや、LegalOnだから経験できる開発の面白さについて語ってもらいました!


井上 慎太郎(いのうえ・しんたろう) Lead of Global Contract Review AI
京都大学大学院情報学研究科修了後、ワークスアプリケーションズに入社し、エンジニアとしてのキャリアをスタート。ソフトウェア開発、マネジメントの経験を経て、スタートアップ企業に転職した後は、エンジニアを離れ事業責任者として、事業計画策定、データ分析、事業開発等多岐の領域に携わる。前職GoalsではAI開発のテックリード、VPoE等のロールを担い、2023年5月にLegalOn Technologiesに入社。

いちエンジニアから事業責任者へ。事業目線を取り入れる重要性と成長のカギ

― まずは、LegalOnに入社するまでのキャリアについて教えてください。

大学・大学院で情報学を専攻し、新卒でワークスアプリケーションズに入社しました。
開発からマネジメント、海外協力会社とのブリッジSEなど経験したのですが、特に印象的だったのは、給与・人事ソフトの大規模リプレイス案件ですね。レガシー言語で書かれた数百万行のプログラムを別の言語に移行するプロジェクトを担当してました。朝から晩までコードを書いていて、人生で一番コーディングした時期だった気がします(笑)。

2社目のCureAppでは、PdMと事業責任者を務め、その後知人に誘われて、社員数一桁のSaaSスタートアップにジョインし、最初のお客様への導入から携わりました。
AIを活用したレストランの発注を自動化する需要予測システムで、機械学習のモデルのチューニングやアルゴリズム開発などをメインで担当しました。その後、組織の規模も大きくなりVPoEになりました。

― 2社目ではエンジニアをされていなかったのですか?

はい。
よりスピーディーにソフトウェア開発に携わりたかったので、当時社員20名ほどの医療系スタートアップにPdMとして入社しました。

入社後、事業に近い場所で製品開発を推進する中で、プロダクトの外に潜む課題も見えてくるようになりました。「良いものを作りたい」という思いは当然ありましたが、良いプロダクトがあれば必ず成功するとは限りません。そういった課題感を経営陣と議論しているうちに、僭越ながら事業責任者を任せていただくことになりました。
元々いわゆる「ビジネス側」をやりたいとは考えたこともなかったのですが、本質的な問題解決がしたいという気持ちで動いていたら、結果的にそのような機会をいただけて、非常に幸運だったと思います。

― 事業責任者の経験から、何か変わったことはありますか?

マネジメントの仕方や自身の価値観はかなり変わったと思います。視座が上がった感覚がありますね。
前職もスタートアップでしたが、小規模の会社って何でもやるじゃないですか。 開発プロセスだけでなく事業や会社全体を把握し、多角的な視点をもつことで、一つの物事に対しての捉え方がいちエンジニアだった以前までとは全く変わりました。また、事業にとって本当に重要な部分を見極める力がついたり、より事業成長を意識した意思決定ができるようになったと感じています。
この経験は、自分のキャリアの中でも特に大きな成長につながりました。

― 幅広いご経験からさまざまな選択肢があったと思いますが、LegalOnの入社理由を教えてください。

1つ目が、日本発のプロダクトで海外に挑戦している点に魅力と可能性を感じたことです。ソフトウェアの開発プロセスにおいて、やったことない領域ってほぼないんですけど、だからこそ、次のチャレンジとして、国内にとどまらずグローバル市場で勝負することに魅力を感じました。

2つ目が、「グローバルで活躍するエンジニアになりたい」という点です。 USのメンバーや、国内でも国際色豊かで優秀な仲間と一緒に働ける点に大きな魅力を感じました。

国境を越えた開発チームで世界を目指す。グローバル開発の新たなフェーズへ

― LegalOnに入社後、まずどんなことに着手されましたか?

アノテーション基盤の開発責任者としてジョインし、まず取りかかったのはシステムのグローバル対応です。当初、アノテーションシステムは日本でしか使えない状態だったので、海外の顧客データのロケーションとアクセスコントロールが課題でした。データの要件を整理し、英語話者のユーザーにも利用可能な状態にアップデートしました。
並行して、新しいAIモデル開発にも着手しました。(レビューインテリジェンスチームの記事はこちら

2024年度からは、AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」のレビューモジュールの開発責任者も担当し、生成AIを活用した新機能「プレイブック」をリリース。多くのお客さまに使っていただいています。

AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」、 生成AIを活用し、各企業に最適化した契約レビューを実現する 「プレイブック」機能のβ版を実装 ~各企業が独自に設定したレビュー基準をもとに契約書のチェックが可能に~ - 株式会社LegalOn Technologies|リーガルオンテクノロジーズ
株式会社LegalOn Technologies(本社:東京都渋谷区 代表取締役 執行役員・CEO:角田 望)
https://legalontech.jp/8511/

― プレイブックとは具体的にどういったものですか?

ユーザーが企業独自のレビュー基準をチェックポイントとして登録することで、企業固有の基準も踏まえた契約書のリスクチェックが可能になる新機能です。
ユーザーが作成したチェックポイントの該当性についてAIによる自動検知が可能になり、契約類型や立場に関わらず、各企業のビジネスに応じたリスクを検知し、各企業に最適化した契約リスクチェックが実現できます。
リリース後、結構反響が大きくて嬉しかったですね。

― 井上さんは、レビューインテリジェンスチームをマネジメントされてますが、USのメンバーともやり取りが多いのですよね。

そうですね。 日本国内の「LegalOn Cloud」と、グローバル向けプロダクト「LegalOn Global」両方のレビューAIモデルを開発しているので、国境を超えてコミュニケーションを取っています。 AIの世界はとにかく変化が激しいので、すぐに新しいものを試して性能改善を図るなど、優秀なエンジニアのみんなが主体的に取り組んでくれています。

「グローバルリーガルテックNo.1(GL1)」を掲げている当社としては、今後、より海外市場での成長が重要になります。日本とUSのメンバーが緊密に連携して開発を進めることで、プロダクトの方向性を統一し、グローバル展開をさらに加速させ、シェアを獲得することを目指しています。

― グローバル環境で開発する面白さって、どんなところでしょうか。

海外の仕事の進め方は日本と全く違うので、それを学べるのは面白いですね。 日本では文化や価値観、教育など、共通の前提を持っているので、ある程度考え方が似ていて合意形成が比較的スムーズです。

一方、グローバルチームでは出身国やバックグラウンドなど、メンバーそれぞれ異なるので合意形成が難しいんですよね。むしろ合意を取ろうとするアプローチは少なく、とにかく意見を出し合って、最終的には責任者が決定する。MTGではすり合わせるというより、各自が感じた意見を伝える場になることが多い。
これって良し悪しではなく、「みんなが同じ結論には至らない」という前提のもと成り立っているので、こうした仕事の進め方を経験できるのは貴重だなと思います。

― 「グローバルリーガルテックNo.1(GL1)」を目指す上で、意識していることはありますか?

意識すべき点としては、昨今のAIの普及により、AIレビュー領域は今後ますます競争が激しくなると予想されるので、日本国内だけでなく、より英語圏のマーケットにフォーカスした開発をする必要があるということです。 「LegalOn Global」は、国内の多くのプロダクトと比較するとプロダクトフェーズがまだ浅いです。それに、日本では、レビュー機能は一定シェアを確立できていますが、グローバル市場では競合がさらに多いです。私たちの戦うフィールドはグローバルであるという意識やスピード感を、メンバー全員が持つ必要があるかなと考えています。

あとは英語話者とコミュニケーション取る機会がさらに増えてくるので、その点では課題というか、頑張らないといけないところですよね。今日も3分の2くらいは英語でMTGしてました(笑)。

時代が求めるAIとグローバル。今挑戦しない理由はない

― 今後、取り組んでいきたいことはありますか?

私のチームは、契約書のレビューに特化したAIを開発しているので、世界No.1の契約書レビューAIを作ることがミッションです。

競合が数多くいる中で勝ち抜いていくためには、大規模言語モデル(LLM)を効果的に活用し、レビュー精度の向上に取り組んだり、生成AI(Generative AI)を使ったソリューションを積極的に追加していくことで、業務に革命を起こしていく必要があると思ってます。 まだまだ伸びしろがあるので、社内の弁護士や法務のエキスパートと協力しながら開発できる強みを活かし、推進していきたいです。

― LegalOnで働く良さってどんなところでしょうか?

LegalOnに入った理由でもありますが、やはりグローバルに展開している製品に関われることにやりがいを感じています。
USの優秀なメンバーと一緒に仕事ができ、かなり刺激をもらっています。また、国内の開発組織にもビッグテック出身者など、優秀なメンバーが集まっている点も魅力です。なお、そのようなメンバーが集まる理由の一つが、生成AI(Generative AI)をしっかり活用した開発ができるという点だと思います。

また、LegalOnは既にグローバル市場でお客さまがいるというのも大きな特徴ですよね。 グローバル展開をやろうとしている会社は世の中にたくさんあると思いますが、創業8年目でグローバルに本格進出しているのはかなり特徴的です。日本国内のスタートアップでありながら、グローバル製品の開発に携われるのはLegalOnの魅力だと思います。

― 最後に、転職を考えている候補者の方にメッセージをお願いします!

AIプロダクトに関わることは、今後のエンジニアキャリアにとってマストだと感じていますし、グローバル企業で働くキャリアの価値も非常に高いと思います。
いまこの時代に経験すべき、AIとグローバル環境。LegalOnでは、この2つが両方揃ってます。 もはや挑戦しない理由ないじゃないですか(笑)。
エンジニアとしての幅がきっと広がっていくはずです。
グローバルNo.1を目指して、一緒に挑戦してくれる方をお待ちしています!

Side Story

領域、ロール含め幅広い経験をしてきた井上に「いちばん楽しかったのは?」と聞くと、「やっぱコード書いてる時が一番楽しいですね。論理的にすべてのことが解決できるし、コードは裏切らないので(笑)」と回答。
サッカー → 野球 → テニス → ドラムと、学生時代も多趣味でいろいろ挑戦してきたということ。「飽きっぽいんですよね。それに、やってみるとどれも結構おもしろいんです。」ゲームとお笑いは長らくはまっている様子。


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私たちは「法とテクノロジーの力で、安心して前進できる社会を創る。」をパーパスに、最先端のAI技術を駆使したサービスを多角的に展開するテックカンパニーです。 2017年の設立以来、AIレビューサービス「LegalForce」のリリースを皮切りに、累計約179億円の資金調達の達成や、海外展開を加速するべく2022年に米国にグループ会社を設立するなど、驚異的なスピードで成長を続けています。 現在は主力プロダクトとして、案件受付から、契約書のレビュー、サイン(電子契約)、締結後の管理、その他法務相談案件の管理など、あらゆる法務業務をワンストップでサポートするAI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」を提供しています。 さらに、日本国内だけでなくグローバル事業においては、AI契約レビューサービス「LegalOn Global」を米国と英国でリリース。また、複数の新規事業領域にも果敢に挑戦し、2025年には人事労務・法務・経理財務・税務などコーポレート領域の業務効率化を支援する生成AIサービス「AIカウンセル CorporateOn」をリリースしました。 私たちは、法とテクノロジーを武器に、さまざまな事業ドメインの課題解決に取り組み、人々が安心して前進できる社会の実現を目指してまいります。 会社ホームページ https://legalontech.jp/ サービスページ LegalOn Cloud: https://www.legalon-cloud.com/ LegalForce: https://www.legalon-cloud.com/legalforce LegalForceキャビネ: https://www.legalon-cloud.com/legalforce-cabinet LegalOn Global: https://www.legalontech.com/ CorporateOn:https://lp.www.legalon-cloud.com/corporateon
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