2025年1月23日18時より、LegalOn Technologies所属エンジニア主催、 社内Meet Upイベント「第2回:LegalOn LOT Tech All-in(略してLTA)」 を開催いたしました! ( 第1回目のレポートはこちら ) 新年一発目のLTA、一体どんな内容だったのでしょうか。 今回もCDO矢野が当日の様子をレポートしておりますので、ぜひご覧ください!
こんにちは! Chief Design Officerの矢野です。 弊社の渋谷オフィスで開催された第2回LT会の様子を、また紹介させていただきます! 今回はCAIO(Chief AI Officer)によるカッティングエッジなLLMのトレンド共有から、今となっては懐かしささえ感じる個人アプリ開発のお話まで、バラエティーに富んだ会になりました! 前回会場を盛り上げたピヨピヨたち(詳しくは 前回のレポートをチェック )に代わって、今回は平成のバラエティ番組を思い出させる、「バーチャルへぇ(「へぇ」を連打できるWebサービス」)」参戦! どんな「へぇ」と思わせる発表があったのか、会場の雰囲気とともに紹介してきます。
(発表中は「へぇ」が鳴り響いていました。)
今回のホストはフロントエンドエンジニアの、谷口さん。 留学先である中国は大連で鍛えたであろうファシリテーション力が光っていました!
(第2回LTAホストは、谷口さんが立候補したそう。さすが!)
お品書きと概要 Leader's message (CAIOによるオープニングトークからスタート!タイトルは「AI Trends in 2025」)
まずはCAIOのJoeさんが登場。 2025年初頭にして最大のAI系の話題を「AI Agentの台頭」としたうえで、人間の作業を人間のような動作で肩代わりする AI Agentサービスは、さまざまなドメインで覇権を取るだろう と語りました。 特にLLMへの依頼方法として活用されやすいChat Botは、 LLMコンテキストを伝える最善の方法「ではない」こと を強調しました。よりイノベーティブな解決を模索するために我々自身がAIに親しんで使いこなすことを促して発表をまとめました。
不確実性の高いプロジェクトの進め方 〜検索パイプラインのインフラ移行を例に〜(荒瀬/検索・推薦エンジニア) (「うまくいくのか、どの程度の成果が得られるのか、自分も周りも不安を抱えながら、実際にやってみるまで分からない」プロジェクトを、どう進めたかについて紹介。)
LT(Lightning Talk)1番手は、検索推薦エンジニアの荒瀬さん。( インタビュー記事 も出ました!) 新しいシステムに乗り換える意思決定のためには、まず既存の仕組みを日常的に評価しながら、チームの声をヒアリングしつつ、課題を丁寧に細分化することが重要だと語りました。 事実を積み上げることで説得力を持たせ、チームに On the Same Page(同じ認識を持ってもらうこと) でいてもらう。その後プロポーザルを出してさらに意見を募り、POCに入ることがポイントだと説明。 不確実性に対する認識をチームの心理状態にも広げることはとても大切だな!と、気づきをもらいました。
The way of LegalOn Quality Engineering(岡登/QAエンジニアリングマネージャー) (品質を担保・保証するチームのあり方について熱弁)
続いて、QAエンジニアリングマネージャーの岡登さん。 「船を造りたいのなら、人を呼んで材木を集めさせたり、仕事を割り当て命じる必要はありません。その代わりに、広大で果てしない海への憧れを教えなさい。」と、サン=テグジュペリの星の王子様からの一説を引用しながら、ものづくりについて説明。 手段よりも目的が重要であることを強調しながら、「クオリティエンジニアリングは、品質保証やテストの枠にとらわれず、それらの技法をプロダクト開発のプロセス全体に適用し、品質を作り込むことを目指す」と、理想的な業務プロセスについて説明いただきました。
ウォーターフォールプロセス入門(島根/Software Engineer in Test) (「物事を調べる際には原典をあたりましょう。」とコメント)
島根さんからは、モダンな開発プロセスと比較して、批判の種にされがちな「ウォーターフォール」ってそもそもなんだっけ?という、定義の認識を今一度考え直すお話。 SNS等、スナック感覚の議論の中で立場を取ってしまうことは日常的によくあること(息抜きには良いですよね!)。しかし、物事の定義や歴史は奥が深く、先人の研究の中では「どっちがよいか」はスコープ外。「どう改善するか?」が常にイシューとなってきたのだなあー!ということに改めて気づくことができました。
自作アプリのススメ(吉岡/エンジニアリングマネージャー ) (「自分のアプリを世界中の誰かが使ってくれてるって嬉しいものですねー」とにこやか)
前回ホストを務めた吉岡さんは、自分が欲しいアプリを自分で開発することの楽しさについてシェアしてくれました。 個人開発者としてアプリを開発し運用すると、小銭も入るし、ダイレクトにユーザーフィードバックを受けられ、開発者としての視座も上がる!というお話で終わるのかと思いきや、Android黎明期と違い、AIが開発プロセスをどこまで簡素化するか⁈という新しいチャレンジも織り込まれてました。 AIで楽できるポイントはどこで、どの部分は人間の判断が重要かを紐解く、キーノートの内容を拡張する実践的な内容でした!
そうだ、自動化・効率化しよう(時武/ エンジニアリングマネージャー) (面接官を均等且つランダムにアサインするツール「ガラガラポン」を生み出した神、降臨。)
さて、大トリは弊社の一人目エンジニアであるエンジニアリングマネージャー時武さん。 昨今自動化のすすめは多いものの、なぜか手を出すのが億劫な我々……。その原因を作るコストより、削減できるコストの方が小さそうに思えることや、目の前のタスクの山、現状維持バイアスといった、小さいが強い敵を示してくれました。 既存の自動化ツールであるGoogle SpreadsheetとGASの組み合わせや、Zapier、Slack workflowとAPIの組み合わせ、それらの具体的な仕込みをLLMがいかに手伝ってくれるのかを紹介。 AIの利活用というと人類の代替!のようなでっかい話になりがちですが、身の回りにある小さい課題を自力で解決することこそ、もっともお得なAIとの付き合い方かもしれませんね。
以上、LegalOn Technologiesの開発チームによるLTベントの模様レポートでした! 第3回では、懇親会の様子や参加者のひとことコメントも掲載してみたいと思います!
(幹事の皆さん、おつかれさまでしたー!)
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少しでも興味をもっていただけましたら、ご応募お待ちしております! 最後まで読んでいただきありがとうございました。