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【レッジ社員紹介】「何かをはじめるのに高尚な理由はいらない」憧れから入ったIT業界で“目の前”に集中してきた、変わらない仕事へのスタンス〜Data Strategy事業部マネージャー 武石さんインタビュー

※この記事は2021年10月11日にnoteで公開した記事をそのまま転載しています。

こんにちは!レッジでインターンをしている田守です。

レッジでは月一回ほどのペースで、メンバーにフォーカスを当てインタビューを実施した社員紹介記事を公開しています。

今回インタビューさせていただいたのは、Data Strategy事業部マネージャーの武石健太郎さんです。

武石さんには、仕事への取り組み方や今後目指すキャリア、RPAツール関連の動きなどをお伺いしました!

「かっこよく仕事したい」憧れから入ったIT業界

ーー過去の経歴を踏まえ、自己紹介をお願いします。

武石健太郎です。平成元年生まれで、小瀧さん(代表取締役社長:小瀧健太さん)とは同い年です。新卒で前職であるウフルに入社しました。正確に言うと学生時代のインターン先がウフルに吸収されて、そのままウフルに……と言う流れですね。

ウフルではwebディレクターとしてwebサイト制作、延長してwebマーケティングなどを通しクライアントの業務支援に携わっていました。

ただ、ウフルで5、6年働きずっとweb系の仕事をするなかで、このままでいいのか、仕事の領域を広げたいと考えるようにもなったんですよ。もちろん、ウフルで領域を広げるという選択肢もありましたが、環境を変えたほうがステップアップしやすいのではないかと考えました。そんなときに小瀧さんからレッジに誘ってもらって、タイミングがうまい具合に重なったことでレッジに入社することにしました。

今はData Strategy事業部のマネージャーとして、コンサルタントやデータ活用分析などをしつつクライアントの課題解決に向けて動いています。現場に出て案件を推進することもあります。

ーー小瀧さんと一緒にレッジで働こうと思った理由は何でしょうか?

ウフルにいたときから、小瀧さんは案件の要所要所、ターニングポイントでの判断がすごくうまい人だと思っていました。現場で案件を遂行する立場として、仕事がとてもやりやすかったです。

いざ環境を変えて仕事の領域を広げるというときに、小瀧さんのような人がいる会社に行けばより良くステップアップできるのではないかと思いましたね。


▲前職から仕事を共にする小瀧さん(左)とホールディングスのVPとして表彰された武石さん(右)

ーーお話を伺うと、学生時代にインターンを始めたことがIT系のキャリアとしての第一歩になっていると感じます。

インターンを始めたのには、ちゃんとした理由はないんです。ただ、在学中に将来のことを考えたとき、スーツを着て電車に揺られることに違和感を感じました。どうせならかっこよく仕事がしたいし、ITやテクノロジーといった興味のある分野でキラキラ仕事をしたいと思っていたんですよね。とはいえ当時は何の知識もなく、そのまま社会人になるよりは、仕事の現場や必要な知識が何かを知ることが必要だと思い、インターンを始めました。

ーーなるほど。私もレッジでインターンを始めたのに明確な理由があるわけではないのですが、物事を始める理由って案外シンプルで良いのかもしれないと思いました。

そうですね。憧れとかの理由で十分じゃないでしょうか。何かをスタートするのに高尚な理由はいらないと思います。

変わったクライアントへの向き合い方と変わらない仕事へのスタンス

ーー1年ほど前のレッジラジオ※のアーカイブを聞かせていただきました。「ウフルではひとりで仕事をすることが多かったが、レッジでは毛色の違う案件ができるようになった」とおっしゃっていましたが、具体的に前職との違いを教えてください。

前職ではwebサイトの制作が主な仕事で、自分ひとりでプロジェクトを担当することが多かったんです。もちろん外部委託することもありましたが、同じ部の人とチームを作ることがあまりありませんでした。

レッジではプロジェクトを立ち上げ、そこから誰がそのプロジェクトに入るのかを考えてチームを作り上げていくのでチーム感がありますね。

※社内限定で配信しているラジオ。会長橋本さんと社員の新倉さんがパーソナリティとなり、ゲストの社員やインターン生の考えを深掘りする時間になっています。

ーー「個」と「チーム」と聞くと、正反対の働き方のように感じます。

どちらの仕事の仕方にも良い面と悪い面がありますね。

ひとりだけで仕事するのは、やっぱり規模としての限界があります。大きい案件をこなすのは難しい。もちろん、自分だけで案件を回せるのはやりやすいこともあります。

一方で、チームで仕事をすると、それぞれの強みを生かしてできないことを補い合えます。できる案件の規模や種類、スピードも変わってくると思いますね。

ーーレッジでチームで仕事をするようになり、何かご自身の中で変化はありましたか?

仕事に対するスタンスは変わったとは思っていなくて、変わったといえばクライアントへの向き合い方ですかね。

前職ではサイト制作が主な仕事だったので、「サイト上でどうクライアントの持つ情報を紹介するか」という考えをベースにクライアントと会話していました。今は「クライアントの仕事がより良くなるにはどうするか」とか「ここで人間がこういう動きをしているのは効率的ではないから変えていこう」といった思考をしていて、よりクライアントの業務に入り込んで提案をしていると思います。

サイト制作でもクライアントを理解する意識は必要ですが、現場の人がどんなフローで動いているかとかまでは見ていなかったんですよね。でもコンサルタントをやろうと思ったら、より現場に深く入り込まないと結果が出ないんです。表面的な理解ではクライアントの問題は解決しないからこそ、クライアントと向き合うときの思考が変わり、クライアントを深く理解しようとする意識が強くなりました。

ーーなるほど。一方で、変わらない仕事へのスタンスとはどういったものでしょうか?

仕事の領域を定めるつもりはないということです。自分の領域以外の仕事でも、関係がないからと割り切るのではなく、知識や経験を積むチャンスだと思って積極的に取り組んでいます。「わからないなりに調べてやってみよう」というスタンスは変わっていません。

レッジに入社したばかりの頃はわからないことが多かったですが、一つ一つ知識や経験を積み重ねてきました。仕事は違えど「課題が何かを探す」「課題解決のために何がベストか探し出す」という本質的な部分は一緒だと思いますね。


▲緊急事態宣言下ということで、オンラインでインタビューを実施

「自分の仕事が世の中の役に立って欲しい」目の前のことに全力で、逃げずに取り組む覚悟

ーーここからは今後のお話をお伺いします。武石さんはSBI AntWorks Asia社との販売代理店契約に関わっているとお聞きしました。今後の販売目標はありますか?

明確に値段を定めた目標はありません。まだレッジでの販売実績がないので、まず実績を作っていくというのが直近の目標ですかね。RPAツールを導入して起こることは何かとか、実際にやってみることで得られる知見を生かしていきたいです。

ーー実績を作っていくというのは、サテライトオフィスのある九州地方が中心になるのでしょうか?

九州に限定しているわけではないです。ただ人吉支社という場所とコネクションはあるので、人吉をひとつのきっかけとして熊本、そして九州と派生していけたらとは思っています。

そのために業務を自動化するサービスを一から作るのではなく、ある程度の基本フレームを事前に作り、細かい部分をそれぞれのクライアントに合わせてカスタマイズしたものをソリューションとして提供できるようにしたいです。そうすれば開発費も抑えられ、テクノロジー活用推進のための十分な予算がない自治体などに対しても業務支援をできると思います。

ーーなるほど……。基本となるサービスを作り、それを保ちつつクライアント特有の課題に合わせて臨機応変に対応していくということですね。

自治体で言えば、どの自治体もやっている業務は割と同じで、地域特有の課題しかないということはないと思います。さまざまな地域にRPAツールを普及させるなかで、普遍的な課題や汎用化できそうなものが見つかるはずです。それらを生かし、ほかの地域に提供できるようにどんどん拡大させたいですね。

ーーありがとうございます。武石さんご自身の今後の目標などがあれば教えてください。

何ですかね……(笑)明確なキャリアのイメージを持っていないんですよね。

最初の方にも言いましたが、レッジに入社したのは小瀧さんから誘ってもらったのがきっかけです。そして前職のウフルも学生時代のインターン先からそのまま就職した形だったので、全体を通して面接という面接をやってないんです。つまり、流されるままここまで来たという感じですかね(笑)。

でも、目先のことしか考えていないわけではありません。自分のやった業務が世の中の役に立つとか、何かしらの実績を作れたらとは常に考えています。これからで言えば、RPAが社会的に価値のあるものとして浸透して、一部の自治体の業務が効率化するのではなく、さまざまな地域に普及して社会全体に良い影響を与えられたら良いなと。

そのために自分ができることをやって、自分以外もできるようになる体制、事業部のあり方などは継続的に考えていきたいですね。

ーー目の前のやるべきことに集中してきたからこその今があって、これからもそうやっていくというイメージですね。

まさにそうです!「なるようにしかならないでしょ!」って思っています(笑)そのかわり、目の前のことには全力で取り組むし、よっぽど間違っているもの以外は変に取捨選択しないようにしたいです。自分が必要だと思ったものに対して全力で、そして逃げずにちゃんとやる覚悟は持っています。そうやって仕事をしていけば、将来的に何かに繋がるはずです。


▲2019年の忘年会でビンゴ大会に参加する武石さん

モラトリアムを求めて留学したフィンランド

ーー最後に、インタビュー内容とは関係ないのですが、私が個人的に気になることについてお伺いします!学生時代にフィンランドに留学された理由を教えてください!

当時は、社会人として何がしたいのかとかもまったく決められず、このまま卒業したくないという思いを持っていたからです。モラトリアムのようなものを求めていたのだと思います。

もともと北欧の福祉について興味があったのもあって、大学の交換留学プログラムの中からフィンランドを選びました。

ーーフィンランドでは何を勉強されていましたか?

国際ビジネス学部に所属していたので、マーケティングとかビジネスといった類を勉強していました。ある意味、今の仕事に繋がっているかもしれません。


▲フィンランド留学での一枚

ーー武石さんは海外旅行もたくさんされているそうですが、今まで訪れた国の中で一番よかった国はどこですか?

難しい質問ですね……(笑)卒業旅行で1人で行った、ブラジルはすごく楽しかったです。リオのカーニバルがすごく印象に残っていて、町全体がお祭りムードでした。みなさんの想像しているリオのカーニバルって、最終日に特設会場でたくさんのチームが集まって練り歩くもので、それ以外にも街のいろいろなところでカーニバルがあるんです。とにかくカーニバルがすごかったですね。

ーー1人でブラジル……!今の学生は海外旅行ができないのでとても羨ましいです。今日は本当にありがとうございました!


▲イグアスの滝で撮影した一枚

あとがき

今回のインタビューでは、一つ一つの言葉を丁寧につむぐ武石さんの姿がとても印象的でした。

武石さんは先のことよりも、目先のことに集中して取り組むタイプということをお伺いし、とても共感しました。もちろん「何歳でこうして、何歳までにはこうなる」と考えていくのも大切だとは思いますが、武石さんのような目の前にあることに全力で取り組ことで、自身の将来が作り上げられるという考え方も良いですよね。

そしてSBI AntWorks Asia社との販売代理店契約に関するお話では、今後が楽しみになるような内容を伺うことができたと思います。広報に関わるインターン生として、RPAツール関連の動きもしっかりとお伝えしていけたらと思っています。

武石さん、今回は本当にありがとうございました!

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