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こんにちは!龍野情報システム 人事採用担当の福本です。
Wantedlyを活用し始めて早くも1ヶ月が経過しました。
このタイミングで、募集内容やストーリー配信から弊社に興味を持ってくださった方やこれから弊社と出会う方に向けて、西村代表のインタビューを行いました。西村代表のインタビュー、トップメッセージを公開することはなんと、「初」です!まずは経歴、そして創業背景、これからの進み方が、これまでの意味を決める、今後のビジョンとミッションまで西村節でお話いただきました。
西村 洋一郎
大学時代である20年前から、eラーニング業界に従事。
日本eラーニングコンソーシアムにLearningManagementSystem(LMS:学習管理システム)として登録されている、4つのシステム開発に携わってきた。
2001年、慶應義塾大学理工学部に入学後、 大学院までソフトウェア工学の研究に従事。
2007年、フィリピンの語学学校 CPILSでの3ヶ月の語学留学を経て、
2007年 8月に当時はeラーニング専業のシステム会社であった、株式会社キバンに就職。
『eLearningManager4U』(※SCORM1.2 LMS-RTE3認証済)の開発に携わる。
その後、中国Wondershare社のeラーニングコンテンツ制作ソフトであるQuizCreator、PPT2Flash、 PPT2Mobile、DemoCreator、WebVideoAuthorの日本へのローカライズと品質管理を担当する。
2009年 会社分社に伴い株式会社キバンインターナショナルに移籍し 『SmartBrain』(※SCORM1.2 LMS-RTE3認証済)をゼロベースで開発。
北海道函館の開発拠点立ち上げに参画したのち 2011年、株式会社キバンインターナショナルを退職。
個人事業主となり、クイズシステム『QuizGenerator』を制作・リリース。 2012年7月、株式会社龍野情報システムを設立。
通信制高校であるルネサンスアカデミー専用LMSを開発。2016年1月、自社サービスのeラーニングシステム『learningBOX』を開発・リリース。
ーーまず最初に自己紹介をお願いします。
西村洋一郎、39歳、兵庫県たつの市出身です。
現在は、株式会社龍野情報システムの代表取締役を務めています。
趣味はロードバイクを室内で乗る事、週に2、3回はZwiftというアプリを使用しながら室内を乗りまわしています(笑)。 最近は外で乗れてませんが、以前はたつの市から豊岡市城崎町まで約130km程走ったりもしましたね。
競技プログラミングも好きで、AtCoder に参加しています。レーティンググラフは水色で、たまに青色になる事もありますね。最近は参加者全体のレベルが上がっていて、ランクアップも難しくなってきているように感じますが、黄色を目指しています。ちなみに言語はphpで参加しています。
★レーティンググラフについてはこちらの記事 ※を参考にしてください。
※ 参照:chokudaiのブログ
プログラミングについて、初めて動くコードを書いたのは小学校1年生くらい。小学校2、3年生に夏休みの自由研究等で書いたコードはまだ母親が大切に保管してるみたいです(笑)。当時は父親の影響で家にPCはあったのですが、ゲーム機はなかったので、PCを使ってできる遊び的な感覚でプログラミング始めたのがきっかけですね。やってみると、これは面白い!と。
01|「これまで」
ーー起業のきっかけを教えてください。
たつの市に戻ってきたのは、東日本大震災の数か月後くらいだと思います。
前職の入社2年後くらいから、会社分社したこともあり、思っていたキャリアプランから道がズレ始めました。ずっと携わってきた、eラーニングシステム開発から遠くなってしまうイメージとでも言いましょうか、自身の中にある、「世界に向けて広くサービスを提供したい」という目標から離れていってしまったんですね。
そのような状況の中、地元で家を守ってくれていた父親が他界し、当時は母親一人でしたので、一度地元に戻って、「やりたい事」、「やるべき事」の棚卸をしようかと考えました。
戻ってしばらくは、個人事業主としてアプリ開発や、知り合いから依頼された開発等を行っていました。企業就職も少しは考えましたが、地元にはWeb系開発企業がなかったんですね。そんな中開発した、QuizGenerator が今の龍野情報システムの基盤になっています。
個人事業主から法人設立へ
個人事業主として、活動を進めていると、ある日1本の電話が鳴りました。前職で一緒に働いていた、東京大学 博士課程出身の生物学のスペシャリストからで、彼も私が前職を退職した前後に同じく退職をしていまして、通信制高校であるルネサンスアカデミーに転職されていたんですね。電話の内容は「システム開発」をお願いできないか、と。
その依頼が、個人事業主から法人設立へのきっかけになりましたね。…法人の方が高額取引ができるからですね!(笑)
ーー創業当初大変だった事はありましたか?
まだ事業基盤が明確ではなかったので、仕事は受託開発をメインとして受けていました。仕事を安定的にとってくる事も難しいし、受託開発は各依頼により内容が変わるので、対処できる人材の確保が大変でした。創業当時のメンバーは3人でしたし。(笑)
そのような悩みを抱えている中、弊社取締役の森との出会いがありました。
左:森 (取締役) 右:西村 (代表取締役)
森は現在、取締役兼営業部長として、第一営業部 CS課、マーケティング課、第二営業部 営業課 を統括してくれています。
取締役 森との出会い
それは当時の私の広報活動のおかげですね!(笑)
森もたつの市出身で中学生時代の卓球部の後輩関係であったので、面識はあったのですが、どのようなキャリアを歩んできていたか全く把握していませんでしたし、ちょうど私が起業した頃に地元にいるかどうかも知りませんでした。
元卓球部という事もあり、事務所フリースペースには卓球台があります。
弊社が開発した「懐かしのブロック崩し」 というアプリが非常に人気がでたタイミングで、たつの市専用のクーポン紙のCM枠に載せました。(クーポン紙は現在はもう終了しているようです。)「懐かしのブロック崩しがApp Storeで1位になりました!」みたいなゲームアプリのプロモーションっぽい感じで出しましたね。これはダウンロード数を稼ぐ目的ではなく、「たつの市にこんな会社があるんだ!」と思ってもらえるような、知名度アップを目的とした広報活動として利用しました。
するとその広告がきっかけとなって、森に繋がったんですね。ちょうど彼も東京での仕事に区切りをつけて地元たつの市に戻り、IT系コンサルの個人事業主をしていました。なんという必然性!
2015年 3月号 :これがきっかけになりました。
森が参加してくれた当初は、週2日ほどの勤務で、案件の整理であったり、お客さま対応だったりを中心に、当時の龍野情報システムにはいなかった役割、業務フロー整理や、改善提案、顧客対応をこなしてくれていました。そこで、お客さまからの要望に QuizGenerator の問い合わせが多い事を受け、QuizGenerator の成績を保存できたり、メンバーを管理したりできるLMS、『learningBOX』の開発をスタートさせました。それと同時に森も正式に取締役に就任し、ここで現在の龍野情報システムの事業基盤が出来上がったわけです。
ーー現在の当社についてお教えください。
たつの市内で最強のソフトウェア会社へ成長しました!!
…というのは3年前くらいから公言しています。(笑)
『learningBOX』は現在、個人塾や個人経営の飲食店などの中小企業様から、大学での活用、企業の社内研修での活用、オンラインテスト・認定試験での活用など、現在オーナー登録数13,000人を超える様々な業種の方々にご利用いただいております。
PマークやISMSの取得もあり、より組織として強化されてきていると感じています。
増資を繰り返し、現在ようやく売上がたってきたので、今後も積極的に良いサービスとして提供できるように進めていきたい。上場も見据えて進んでいきたい。
システムに関しては、宇宙をとるぞ、と!(Twitterでよくボケてます。)
ーー 一緒に働くメンバーについて教えてください。
日に日に成長してくれて、頼もしいメンバー達です。逆に成長できなかった人が去っていくのかな、とも感じています。(※当社の離職率は、前期で8.2%!)
ここ最近では入社してくれる方の層が変化しているな、と感じています。特に住んでいるエリアには随分変化がありました。創業当初のメンバーは遠くても隣接市くらいでしたし、そこに会社があるから応募した、という感覚もあったと思うんですよね。それが今では全国から「learningBOXの開発がしたい」とか「自社プロダクトに携わりながら、Web系の開発がしたい」「learningBOXを使ってみて感動した」というメンバーが集まってきています。本当にありがたいです。
02|「これから」
ーー これからどんな組織にしていきたいですか?
楽しく働ける組織にしたいですよね。
各々がやりたい事をやりながら良いサービスができる、という事が一番いいですよね。
楽しめる仕事って、結果が出せると思っています。
ここからは人事の仕事になるかと思いますが、「当社だからやりたい」「learningBOXの開発がしたい」というようなメンバーをどんどん発掘、採用して、一緒に盛り上げていきたいです。
当社の成長環境について
企業の成長とともに、課題解決と仕組みを作っていきながら、人としても一緒に成長していける体験ができるというところが大きなポイントだと感じています。
その点では、常に変化していける人ではないと、活躍できる場は少ないかもしれないですね。
ーー これからのビジョンとミッションについて
EdTechのチカラで、宇宙を変えるんです。(本来は「世界」です(笑)。)
IT系の技術って教育分野にはそんなに十分に注ぎ込まれていないと感じています。教育分野よりゲーム分野の方がお金が動きますよね。エンジニアの全体的なレベルに関しても教育分野はまだまだ弱いと思っています。そこで我々がきっちりとお金と技術力を投下してより良い教育システムを作っていきたい。そうする事で、少しでも世界の教育事情を変えていきたい。これに尽きます。